《絶対ないない!すみません、はい。掘り返さないでください!》
12月7日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、皇族女性が成人を迎えた際に開かれる会見で、結婚観を述べる慣例の是非を問う特集が組まれた。コメントを求められた東尾理子は、司会の坂上忍から「石田さんとの結婚の時は…」と自身の経験を聞かれると必死になって質問を遮ったのだった。
というのもこの日、夫の石田純一が3億円ともされる自宅の売却を検討していることや、“知人”の話として「離婚するかもしれない」とこぼしていたことを『女性自身』に報じられたばかり。同誌が石田を直撃すると、《あなたたちに話すことは、一生ありません! もう来ないでいただけますか!》と激高。さらに、
《家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊してますから! 帰ってください!》と、自ら「夫婦関係の危機」を告白したのだという。この石田のブチ切れ対応に「穏やかじゃないですね」とは芸能リポーター。
“記事を憎んで人を憎まず”の石田
「仕事帰りや酔っている時、深夜や早朝にかかわらず、いかなる場合や時間に声をかけられても怒らずに紳士的に振る舞うのが石田さんだったはず。これまでも週刊誌にはおもしろくないことも散々書かれてきましたが、面と向かえば“ちょっと、あれは勘弁してよ”と苦笑いしながらも応えていたのです。
そんな“記事を憎んで人を憎まず”だった彼が、声を荒げて記者を追い返すとはよほど夫婦仲が切羽詰まった状況にあるのか……。心配ですね」
2009年、22歳という年の差を乗り越えて入籍した石田と理子。3人の子どもを授かり、夫婦はもちろん、ファミリー総出でテレビ出演もしてきた芸能界を代表する“おしどり夫婦”だ。時に騒動を起こしながらも、なんやかんやで夫婦生活を続けてきた2人だが、コロナ禍で深刻な危機が訪れる。
2020年4月の緊急事態宣言が発令された最中、妻の反対を押し切ってまで沖縄訪問しては会食やゴルフに興じ、帰京後に新型コロナの感染が判明して入院。回復後も懲りずに、たびたび深夜の飲み会参加や泥酔姿がキャッチされるなど、常識を疑われる言動を繰り返したのだった。
「極め付けが、昨年8月に『週刊女性』さんが報じた“福岡出張”ですよ。4泊5日の日程で福岡を訪れては、仕事の傍で合コンにも参加していたというもの。そして石田さんが化粧品販売店勤務の25歳女性とホテルに消えていった、と。これは洒落にならなかった」
とはワイドショー芸能デスク。この時も『週刊女性』の直撃に対応して約90分にわたって“浮気”疑惑を否定、あくまでも“仕事”と主張していた石田。
「“黒幕組織に狙われている”などと、さすがに無理ある言い訳ばかりで今度こそ“三行半”か、と思われましたが離婚することなく現在に至っています。たしかに理子さんは“(離婚が)よぎらないことはなかった”と漏らしていたそうですが、やはり3人の子どももいますし、家庭では良き夫で良きパパだと聞きますから。それに本当に夫婦が危機にあるのなら、東尾修さんが黙ってはいないでしょう(笑)」(同・芸能デスク)
理子のブログやインスタグラムには、11月15日に八ヶ岳に家族旅行に出掛けた様子、11月20日には彼女の誕生日をお祝いする一家の写真が投稿されている。もちろん、リラックスした表情の石田も一緒だ。わずか2週間後に「家庭は崩壊」発言をするようには見えない、仲良さげな夫婦の姿がある。発言は真意だったのかーー。
「家庭は崩壊」の真意とは
芸能プロのベテランマネージャーは「もちろん、身から出た錆ですが」と代弁する。
「“失態”を次々と報じられたことで、テレビやCMの仕事はほぼなくなっている石田さん。それを“週刊誌のせい”と思い込んで目の敵にしているのでは? おそらくはもう、相手にしたくない一心で、“勝手に書いてろ”とばかりにとっさに出たのが“家庭は崩壊”という投げやり発言だったのでしょう。
それに最近も、彼が顔をしかめた週刊誌記事があったと言います。“長男”いしだ壱成による“告発”記事のようですよ(苦笑)」
11月2日発売の『週刊女性』で《『ひとつ屋根の下2』のころにうつ病に。父親に裏切られて、さらに病状が悪化して……》という、いしだ壱成の独占インタビューが掲載された。かつて若手俳優としてドラマに引っ張りだこだった頃、父・石田の個人事務所に所属するも“まだ若いから”という理由でギャラが十分に支払われず、石田が資産を管理していたようだ。
ところが、後に壱成が預けたお金の所在を問い詰めたところ、「事業で失敗して、(壱成の)ギャラで補填させてもらった」と、石田は使い込んだことを白状。壱成は“まさか家族に騙されるなんて”と落胆し、うつ病の症状を悪化させたことも明かしていた。
実は、この告発記事の1か月前にも“一悶着”を起こしていた父子。石田が映画監督デビューを控えていることや、壱成にも出演オファーをしていることをキャッチした『週刊女性』(10月12日発売)。当の石田に話を聞くと、未発表作品ということもあってか「順調です」と言葉少なで、キャストについてはダンマリを決め込んだ。
壱成だけが“家族写真”に収まらず
片や壱成に聞いてみると、《“俺が撮るんだから出てくれよ”みたいな感じで(笑)。オファーは単純にうれしかったですね。“壱成には芝居をしていてほしいから”と言ってくれました》と、オファーがあったことをあっさり認めては、他にも石田が製作に向けてスポンサーを募っていることや、ストーリーやコンセプトについても饒舌に明かしてみせた。
「これは石田さんが“おいおい”とガックリするのも無理はない(苦笑)。スポンサーを募るのも苦労したでしょうし、製作に取り掛かる前にこうも全容を明かされては“破談”にもなりかねない。近年はタレント活動の比重が多い石田さんですが、かつてトレンディー俳優として一時代を築いたように、こと俳優業は真摯に向き合っている大切な部分 。
ましてや長年の夢だった監督デビューが叶うかもしれないところで、ギャラの件も含めて思慮なく、週刊誌に求められるがままに話してしまった息子にご立腹なのかもしれませんよ」(前出・ベテランマネージャー)
11月10日、第3子の七五三の御参りに行ったことをインスタで報告していた理子。石田ファミリーの他、東尾修夫妻、そして長女のすみれらが総出で写真に収まっていたのだが、《あと壱成君が居てくれたら、みんなだったな…》とのコメントが添えられていた。
“家庭は崩壊”ではなく、“父子関係は崩壊”だったのかもしれない。