80歳を迎えてもまだまだ現役で活躍中の欽ちゃん。27日には、キャイ〜ンのウド鈴木とYouTube生配信に出演する予定。いつまでも前向きで元気な欽ちゃんに、いま実践している体調管理術についてお話を聞いてみました。
「80歳になったからと言って、これから長生きしたいと思ってるわけでもありません。好きな仕事をず~っとしていたいから、これからは“健康”っていう言葉をいつも頭のどこかに置いておかなくちゃ、と思うだけ」
そう話すのは、80歳を迎えても現役で活躍中の欽ちゃんこと、萩本欽一。
彼が思う究極の笑いは、浅草の舞台で覚えた“身体を使う笑い”だという。
「だから、転んだり、ケガしている場合じゃないんです。最近も、転んで検査入院したばかりだから、“ぶつかる”“コケる”を回避する対策だけは考えました。
階段を上るときは、電車の車掌さんみたいに、“出発進行~、上にまいりま~す”って自分で言ってから上がり始める」(欽ちゃん、以下同)
“電車ごっこ”で筋力アップ
脚が疲れてきたら、
「階段の途中で“足元にお気をつけくださ~い”とか“あと5段でございます。お急ぎのないよう、スローでお願いいたします”と言ったり、上の階に着いたときは“ただ今、到着いたしました。上~、上でございま~す”と言ってるの。朝、新聞を取りに行くときなんか、まだ頭も身体も起きていなくて危ないから、アナウンスつきで注意しながら階段の上り下りをしています。
僕の場合は周りに人がいないからいいけど、家族と一緒に暮らしていたり、施設で暮らしている人は、まねしないほうがいいと思う。“一人で電車ごっこなんかしておかしい”と思われちゃいますからね」
コロナ感染が拡大以降、外出する機会がパタッとなくなったという欽ちゃん。
「だから、家の中で歩くようにしています。歩いた距離や歩数が数字で出ると励みになるから、万歩計も買いました。
置き場所をきっちり決めて、朝起きるとまず万歩計を腰につけるようにしてます。だけど何度か、万歩計が行方不明になっちゃった。発見場所はいつも同じ。パジャマの腰にくっついてるの」
だが、これには理由があるようで……。
万歩計がパジャマにくっついている理由
「僕の家は3階建てで、2階を仕事部屋、3階を寝室にしています。寝室で本を読んだりすると、考え込んで眠れなくなるから、睡魔に襲われるぎりぎりまで2階で仕事のことを考えるようにしてる。
眠くなったらチャンス到来。万歩計を置いて、眠気が覚めないように薄目でそ~っと3階に上がって布団にもぐり込む。ところがときたま、こう考えるんです。ここから3階に行って横になるまで、20歩ぐらい歩くんだから、万歩計にこれも記録しておきたい、って。こういうとき、無意識にまた万歩計を腰につけて階段を上り、そのまま外すのを忘れて寝ちゃうんだよね。
まだまだ僕、80歳の身体をうまくコントロールできないんです。健康志向はすご~くあるけど、体調管理はぐっちゃぐちゃ」
そんな欽ちゃんの元気の源は、“チャレンジすること”。
「つい最近、YouTubeデビューをして新しいことを始めたばかりだから、これからも元気でいなきゃとあらためて思っているところ。
新しい仕事に挑戦したとたん、気持ちも身体も活性化して元気になってくるから不思議。この分だと僕の母親のように、100歳まで生きちゃうかもしれないな」