「東京五輪・パラリンピックの開催がずれ込んだ今年、もう1度彼らが揃ってステージに立って、オリンピアンと一緒に『カイト』を歌うことができたら……。これは高視聴率間違いなしの“超目玉”になったのは間違いない。NHKとしては、何とか5人揃って出演してほしかったと思いますよ」(スポーツ紙芸能デスク)
12月31日放送の『第72回NHK紅白歌合戦』に、2年ぶりに観覧客が戻ってくる。今年はNHKホールが改修中のため、東京国際フォーラムが会場となる紅白を盛り上げる柱は、なんと言っても『2020東京五輪・パラリンピック』。日本中に感動を与えた多くのメダリスト、オリンピアンの出演が予想される。
今夏、連日にわたって熱戦の模様を放送したNHKだけに力の入れようは相当なもの。より視聴者を引きつける企画が用意されているのだが、五輪・パラを演出するにあたって外すわけにいかないのが、嵐が歌った放送テーマソング『カイト』。冒頭の芸能デスクも期待していたのが、当初描かれていたであろう青写真。
「正式決定した出場歌手のうち、紅組が23組であるのに対して白組は22組とひと枠少ないのですが、これは“サプライズ”枠として見なされていたとも。このひと枠、また五輪・パラの特別枠を使っても実現させたかったのが嵐・一夜限りの復活でしょう。しかし、断腸の思いで活動休止に踏み切った5人。特に大野智の意思は固く、現状は芸能界復帰する意思がないと見えます。残念ながら、サプライズはなさそう」(同・芸能デスク)
結局、12月25日に松田聖子の出場辞退というハプニングもあって、これで紅組と白組の出演者は同じ数に。その2日後には、新たに男性4人組の音楽グループ『ケツメイシ』が特別枠での初出場が発表されたのだが、彼らが最後の“ひと枠”だったのだろうか。
恋人を“京都の母”に紹介した大野
嵐・復活が叶わない伏線はあった。11月26日に公開された、嵐のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』に先駆けて、11月3日の先行上映会にサプライズで登場した櫻井翔、二宮和也、相葉雅紀、松本潤。約2年ぶりに顔を合わせたメンバーであったが、そこにリーダー・大野智の姿だけがなかった。
それでも「大野さん含めて5人で飲んだ」「生きてたんですよ、あの人」「皆んなに会えて嬉しかった」と、あらためて“5人で嵐”であることを強調したメンバー。そして大野から預かったというメッセージを櫻井が代読。
《どうも~お久しぶりです!1日中何もしないでソファーで過ごす日とかあります。すいません。カレーは最近ではバターチキンカレー作ったりしてます。寝る時間は早い日で夜10時に寝て朝4時に起きたりします。でも元気に生きてますのでご安心を》
4人がソロとして活躍を見せる一方で、芸能活動そのものをストップして“休息の日々”を満喫中の大野が、久々に世間をにぎわせたのが4月のこと。新恋人との京都旅行を『女性自身』が写真付きで報じたのだが、立ち寄ったのが大野がジャニーズJr.時代に寝泊まりした旅館だった。
舞台『KYO TO KYO』出演のため、数か月間にわたって京都に滞在した彼を母親のように支えたのが旅館の女将さん。そんな恩人に紹介した“新恋人”とは将来を誓い合った仲なのか。『週刊女性』の取材に女将さんは2人に会ったことは認めるも、
《でも、お答えはできませんよ(笑)。ただ、彼自身は本当に元気にしていたので、それだけは安心したかな〜、とは思いました。(また活躍が見たい?)そうですね》
立派に成長した、そして“彼女を連れてきた息子”を嬉しく思ったことだろう。一方で8月、千葉県の『マザー牧場』を訪れたことを『週刊女性』がキャッチしている。白いTシャツに紺ズボンの女性とペアコーデのような大野と、そして彼の愛犬の面倒を見る男性1人を同伴させていたのだが、やはり側から見たらデートに映っていたようだ。
「来年にも、南の島に生活拠点を置くことを考えていると言いますから、恋人とされる女性も一緒に行くのかも」とジャニーズ事情に詳しい芸能ライターが話すように、とある離島に1200坪の土地を所有している大野。そこにセカンドハウス建設を検討しているようだ。
「ライフワークでもある釣りやキャンプに没頭できるように、南の島で“第2の人生”計画を描いているのでしょう。芸能活動を休止したとはいえ、新型コロナの感染拡大によって県を跨いでの移動が制限されたこの1年。例に漏れず自粛生活を送っていた大野くんも、モヤモヤした気持ちを抱えていたと言います。
ならば、いっそのことなら南の島に家を建ててしまおう、と。メンバーも“大野くんらしいね”と誰も止めることなく、リーダーの気持ちを尊重しているのでしょう」
櫻井と相葉、新婚でも大晦日は
同じく人生を変える1年になったのが、櫻井翔と相葉雅紀の2人。9月28日にジャニーズ公式HP上で発表された、“W結婚”はファンならずとも世間を驚かせた。お相手はいずれも一般女性で、櫻井はかねてより交際、同棲していた慶應大学同窓生の元テレビ局員。相葉はタレント経験もある年上女性で、約10年間の交際を実らせてのゴールイン。
「ともにお相手を長らく待たせていただけに、しっかり責任を取ったということ。NHKの五輪・パラの放送ナビゲーターも務めていた2人ですし、混乱を避けるために大会終了後に発表する気遣いはさすが。
そして気になる結婚生活ですが、当然ながら本人に取材で聞けるはずなく(苦笑)。それでも、例えば奥さんの周囲から漏れ聞こえてくることも多いのですが、そこは“国民的スターの妻”の自覚か。こちらもファンへの気遣いから守秘を貫いているのだと思います」(スポーツ紙・ジャニーズ担当)
また櫻井と相葉には、2021年最後の大仕事が控えているとも。グループの紅白出場は無理だとしても、五輪・パラ大会企画でのゲスト出演に期待がかけられているようだ。結婚して初めて迎える大晦日を夫婦水入らずで、というわけにはいかないか。
メンバーで初の妻帯者になった二宮和也は、3月に元フリーアナウンサーの妻・Aさんが女児を出産し、今度は初の父親になった。こちらも事務所を通じて、
《これからは父として家庭を支え、仕事もこれまで以上に精進して参りますので、皆様方には、温かく見守っていただけますと、大変有り難く思います》
とコメントを残せども、二宮が家族の話を公にすることはない。それでも6月、そんな夫婦の貴重なツーショットを『週刊文春』がキャッチした。いや、赤ちゃんを連れた初のスリーショットだ。前出の芸能ライターも「さすがのニノも油断したのでしょうか」と苦笑い。というのも、東京から遠く離れた秋田県内で張り込まれたからだ。
「Aさんの実家に帰省していたところを撮られたのです。自宅マンション周囲では張り込みカメラマンを意識してか、各々が目撃されても決して一緒に行動することはなかった2人。それが、まるで密着取材かのように(笑)、秋田で行く先々に『文春』さんが待ち構えていた。いや、執念で追い続けていたのでしょうか。
“秋田なら大丈夫でしょ”とニノが油断するのも無理はない。それでも“良き夫の顔・パパの顔”を見せていただけに、今後はさらに父親役のオファーが舞い込むんじゃないですか」
二宮が出産に立ち会った?
ちなみに、10月にも思わぬハプニングに見舞われたニノ。『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(10月20日放送、日本テレビ系)に出演した西島秀俊が、“シークレットゲスト”が誰かを当てる『スペシャルゲストクイズ』に挑戦したのだが……、
「ゲスト本人からのヒントとして、“妻の出産に立ち会った時に分娩室のテレビに見入ってしまい、妻に険しい顔で睨まれた”という失敗エピソードを披露。すると、西島さんが反応して“二宮くん?”と回答するも不正解。正解のゲストは『チョコレートプラネット』で、失敗エピソードの主は松尾駿さんでした。
このやりとりにネット上は“二宮くん、出産立ち会ったんだ”“西島さんバラしちゃった”などと騒然。ニノとはプライベートでの親交が深いとされる西島さんだけに、妙にリアルさを感じさせる回答でした(苦笑)」(ネットニュース編集者)
ところが、後に日本テレビは番組公式HP上で《視聴者の皆様に事実誤認をさせる放送内容がありました》と、編集ミスだったとして視聴者、そして西島と二宮に謝罪。父親になったとはいえ、まだまだ女性ファンに支えられる二宮だけにプライベートの厳戒態勢は変わらないということか。
これで5人中3人が既婚者になったわけだが、「最も結婚に近いメンバー」と言われ続けていたのが松本潤。ドラマ『花より男子』(2005年、TBS系)で初共演、シリーズで仲を深めていった井上真央とは“公認”カップルとして、ファンからも祝福されていた。が、ジャニーズ最多のファンクラブ会員数を誇る、国民的スターに成長した嵐の“MJ”は結婚に踏み切れずーー。
「かねてより“20代で結婚を”と話していた井上ですが、29歳で事務所から独立。いよいよ結婚かと思われるも、岸部一徳俳優事務所に移籍して2017年1月に30歳を迎えたのです。そして今年1月、『聖教新聞』の連載企画に登場しては“先のことに囚われていては、足元が見えなくなる”など心境を吐露。松潤との10数年間を経て、気持ちに何らかの変化が起きたのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
松潤もまた12月17日、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演して中居正広とのトークに臨んだのだが、中居から「あっ、結婚、どう?」と振られると「ないですね、現状」と即答。さらに「これで年末、“松本結婚”ってなったら……」と勘繰られても、「いやいや、ないです」と否定を繰り返すばかりだった。
松潤と真央は破局しているのか
12月発売の『フライデー』でも、井上が出演したドラマ『二月の勝者』(日本テレビ系)に、同じくジャニーズのNEWS・加藤シゲアキの共演も実現したことから、松潤との関係が完全に終わった証拠、との見方をしている。
前出のスポーツ紙・ジャニーズ担当記者は「岡田准一さん主演映画『永遠の0』にも井上さんは出演しているので一概には言えませんが」と前置きしつつ、破局説に追随する。
「活動休止後は“充電期間”が長かった松潤ですが、12月30日に主演映画『99.9』が公開され、同日に開催する『ジャニーズフェスティバル』では総合演出も手掛けます。2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』の撮影も、来夏には控えていることから今は仕事モードに入っているはず。
何でもササっとスマートにこなすように見える松潤ですが、本当は不器用な努力家。仕事に没頭している時は、恋愛は頭から完全に切り離すタイプだけに、余裕があった今年で報告がなければ“そういうこと”かも。ただ、2023年1月9日に井上さんは35歳を迎えます。万が一、交際が続いていたと仮定するならば、あるとしたら“そこ”(笑)」
“末っ子”としてメンバーからかわいがられてきた松潤。そんな4人を驚かせるサプライズ演出はあるのか、はたして?