今年も忘年会シーズンがやって来た。コロナ過に入り二度目の年末となるが、昨年と違う点は、会食制限が明けたこと。「忘年会の予約承ります」といった貼り紙が目立つ店も増えてきた。
そこで今回、「忘年会で盛り上がるジャニーズソング」と題したアンケートを実施。男性273人、女性311人、計584人に回答いただいた。年代はやや20代が多いものの、10代~70代にかけてほぼ15%前後の割合となっており、往年の名曲から近年のヒットチャートを賑わせたものまで、さまざまなナンバーが並んだ。
■10位(11票/同率):『シンデレラガール』King & Prince
2018年に発売されたKing & Princeのデビューシングル『シンデレラガール』が10位にランクイン。リリース当時は平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の6人グループだったが、2021年3月末に岩橋が脱退している。平野紫耀が神楽木晴役で出演したドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)の主題歌になったことも人気の理由のひとつ。結成して若いグループということで、10代~30代からの支持を集めた。
「キラキラした王子様ソングで盛り上がると思う」(20代・女性)
「『シンデレラガール』がきっかけでキンプリを好きになったから」(20代・女性)
■10位(11票/同率):『WAになっておどろう』V6
今年11月1日をもって解散したV6(坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、森田剛、三宅健、岡田准一)が1997年に発表した『WAになっておどろう』も同率で10位に。2014年にV6がNHK紅白歌合戦に初出場した際に歌った思い出ソング。広い世代に愛される名曲となっている。
「昔、皆んなで肩を組みながら歌いました!」(40代・男性)
「ライブとかでも盛り上がれるから」(15歳以上・女性)
■10位(11票/同率):『青いイナズマ』SMAP
2016年に惜しまれつつ解散したSMAP(中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾)が1996年にリリースした『青いイナズマ』も同率。『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の第1作目の番組テーマソングとなった記念すべき曲だ。また、SMAPの元メンバーの森且行が脱退し5人体制となって初めて出したシングルでもあり、歴代シングル中5位の売り上げを叩き出した。
疾走感ある曲調が特徴となっており、寄せられたコメントにはこんな声が……。
「独りで歌ったら知らないうちにみんなが歌いだした」(60代・男性)
「みんなが知っている盛り上がった事があるから」(40代・女性)
など「盛り上がる」という理由が多く挙がった。
■8位(12票/同率):『宙船』TOKIO
8位にランクインしたのは、TOKIOが2006年にリリースした『宙船』。歌手の中島みゆきが自身のアルバムに収録していた曲だが、ジャニーズ事務所より依頼があり提供。TOKIOのシングルとしては、デビュー曲『LOVE YOU ONLY』に次いで2番目の売上となった。
「一番アップテンポな楽曲だと思うためです。勇気の湧く歌詞も心に響くと思います」(30代・男性)
「気分が上がる」(30代・女性)
なお発表当時、TOKIOは城島茂、国分太一、松岡昌宏、山口達也、長瀬智也の5人グループだったが、現在は城島、国分、松岡の3人で活動中。
■8位(12票/同率):『夜空ノムコウ』SMAP
『宙船』と同率で、SMAPが1998年にリリースした『夜空ノムコウ』も8位に。SMAP初のミリオンセラーシングルとなっている。発表以降、桑田佳祐や小田和正など、さまざまなアーティストがカバーしており、多くの人に愛される名曲でもある。
「懐かしい友人たちとみんなで一緒に歌える。一人で寂しいときにも」(60代・男性)
「昔にもどれる懐かしさがある」(40代・女性)
■7位(15票):『硝子の少年』KinKi Kids
第7位は、KinKi Kids(堂本光一、堂本剛)が1997年にリリースしたメジャーデビューシングル『硝子の少年』。
作詞・松本隆、作曲・山下達郎という超豪華なメンツが制作を手掛けた本曲だが、1997年に設立されたレコード会社「ジャニーズ・エンタテイメント」から初めて発売した作品である。すでに人気のあったKinKi Kidsのデビューシングルだったこともあって、ジャニー喜多川さんから「オリコンチャートでの初登場1位」と「ミリオンセールス」が必要最低条件として課せられていたという。
そんな要望をちゃんと応えたKinKi Kidsは、CD累計売上は179.2万枚(※オリコン調べ)を記録しており、シングルの中では自身の最大ヒット作となった。
「アップテンポでみんな歌える」(50代・男性)
「純粋な思春期を鮮明に思い出す」(60代・女性)
■6位(23票):『Love so sweet』嵐
2020年12月31日をもって活動を休止した嵐(相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔)が2007年にリリースした『Love so sweet』が6位にランクイン。松本が出演したドラマ『花より男子2(リターンズ)』(TBS系)の主題歌となった。
「忘年会以外のカラオケで盛り上がる実績があるから」(20代・女性)
「忘年会で毎回歌ってる歌だから」(15歳以上・女性)
■5位(27票):『SHAKE』SMAP
5位に着いたのも、またもやSMAP。1996年リリース『SHAKE』は、『SMAP×SMAP』の第2弾テーマソングとなった。楽し気な導入から、木村拓哉が巻き舌でまくし立てるのが印象的な楽曲となっており、寄せられたコメントでも
「テンポが良くて、タンバリンも叩きやすくて盛り上がりそう」(40代・女性)
「私の世代であればこの曲だと思う。最近は河合郁人(A.B.C-Z)さんによるモノマネによってそれを真似する人が出てきても不思議ではないと思う。」(30代・男性)
「“明日は休みだ仕事もない”という歌詞が、年末年始の長期休暇が控えているワクワク感とシンクロするから」(30代・女性)
など、「私的ナンバー1盛り上げ曲」といった声が多かった。
■4位(32票):『Happiness』嵐
4位は嵐が2007年にリリースした『Happiness』。二宮和也と櫻井翔が主演を務めたドラマ『山田太郎ものがたり』(TBS系)の主題歌だ。こちらもイントロから心沸き立つ導入となっており、何度も出てくる「Yeah, Yeah, Yeah」という歌詞はライブでファンも一緒に歌う部分。カラオケで盛り上がること間違いなしの一曲だ。
「“走り出せ! 走り出せ!”の部分でみんな盛り上がる!」(30代・女性)
「明るい曲調でみんなで歌える」(15歳以上・男性)
「嵐は多くの人が認知しており、その中でも『Happiness』は有名であり明るい曲なので」(20代・男性)
■3位(44票):『仮面舞踏会』少年隊
いよいよTOP3の発表。3位に輝いたのは、錦織一清、東山紀之、植草克秀からなる少年隊のデビューシングル『仮面舞踏会』だ。少年隊最大のヒット曲となった同作は、曲調もさることながら、ダンスが印象的。メンバー3人ともバク転バク宙が出来ることから、曲のラストで東山と錦織が左手にマイクを持った状態でバク宙を披露している。
1986年リリースというだけあり、寄せられたコメントは50代~70代の方が多かった。
「我々世代はこの曲で決まり」(50代・男性)
「同じ世代なら皆が知ってるので大合唱となります」(50代・女性)
「『ザ・ベストテン』(TBS系)などの歌謡番組をやっていたとき、家で自分で歌いながら振り付けを真似していました。うまく真似ることは難しかったですが、かっこよくなりたいと思っていた若かりし頃を思い出します」(50代・男性)
■2位(96票):『A・RA・SHI』嵐
上位にまたもやデビュー曲が食い込む。嵐のデビューシングル『A・RA・SHI』がランクイン。ジャニーズ事務所の後輩である菊池風磨の父・菊池常利が作詞を手掛けている。
この曲にはもう1つ“伝説”があり、『A・RA・SHI』を披露するため出演した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で着用したスケスケ衣装は、今でも歌番組やファンの間で語り継がれている。
「嵐の始まりの曲でとても好きだから」(15歳以上・女性)
「嵐の曲ならファンでなくても聞いたことがあるから間違いない」(20代・女性)
「同世代ならサビはみんな踊れるぐらい盛り上がる」(20代・女性)
■1位(98票):『世界に一つだけの花』SMAP
SMAP強し! 他の曲と大差をつけて1位となったのは槇原敬之が作詞作曲を手がけた名曲『世界に一つだけの花』。
2003年の発売当初もオリコン週間シングルランキングで第1位を獲得。さらに、2016年にSMAPの解散報道が持ち上がった際、解散してほしくないと本シングルの再購買をファンが呼び掛け、直後に売り上げが急増。平成に発売された作品では初となるトリプルミリオンを達成した。
そして、SMAPが5人そろって公の場で歌唱した最後の楽曲でもある。
「いつの時代にも変わらぬ名曲」(50代・女性)
「みんなが一つになれる。連帯感が深まる」(70歳以上・女性)
「カラオケの締めに全員で振り付けつきで大合唱して終演をむかえることができるぐらい誰でも知っている曲。うるさすぎず暗すぎず前向きに明日へむかう気持ちになって終えられる」(40代・女性)
このほか、投票いただいた中には「忘年会はしない」という意見も。国内では新型コロナウイルスのオミクロン株が確認されるなど、感染者数は減れども、まだ油断ならない状況であるのは間違いない。忘年会をするという方は極力大人数は避け、感染対策をしっかりした上で楽しんでほしい。
実施期間:2021/12/17〜2021/12/18
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象:15歳以上の男女から80・90代男女まで
(男性273人、女性311人、計584人)
『週刊女性PRIME』調べ、セルフアンケートツール『QiQUMO』を使用。
実施機関:クロス・マーケティング(https://www.