松本潤(38)が主演を務めた人気ドラマの劇場版『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』が、昨年12月30日に全国公開した。その前日にはスペシャルドラマ『99.9-刑事専門弁護士- 完全新作SP新たな出会い篇~映画公開前夜祭~』が放送され、さらには2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』への出演も控えている。
二宮和也(38)も負けていない! 2022年1月3日に放送されたフジテレビ系新春スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』で主演を務めるなど、嵐としての活動を休止してからも、俳優としての活動が盛んだ。
嵐の好きなドラマランキング
そこで今回、「嵐が出演する好きなドラマは?」と題したアンケートを実施。10代〜70代の男女1000人に回答してもらった。
第10位(23票):『ブラックペアン』二宮和也
二宮和也主演『ブラックペアン』(2018年TBS系)が第10位。海堂尊の長編小説『新装版 ブラックペアン1988』(講談社刊)をテレビドラマ化した本作で渡海征司郎役を演じた。2018年4月クールの『日曜劇場』(TBS系)で放送された。
二宮が演じたのは、天才的な手技(縫合技術)を持つ外科医・渡海征司郎。大学病院にいながら出世に興味のない一匹狼で、万年ヒラの医局員だ。手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医である一方、その傲慢な性格と言動が周囲との軋轢(あつれき)を常に生んでいる。
そんな渡海が務める東城大学医学部付属病院に、新任の医師が「外科医の腕を全く必要としない」手術用最新医療器具を持ち込む。
技量に左右されず誰でも扱えるという心臓手術用の医療機器だが、本当に機器に任せることができるのか? 機器の使用を巡り、外科医としてのプライドを守ろうとする渡海が嫉妬渦巻く大学病院という巨大な組織に真っ向から立ち向かい、新技術導入を巡る様々な不正や隠された過去を暴いていく、痛快な医療エンターテインメントドラマ。
二宮のほか、竹内涼真や葵わかならフレッシュな面々のほか、小泉孝太郎、内野聖陽、市川猿之助らが出演した。
第9位(27票):『フリーター、家を買う。』二宮和也
またもや二宮主演作『フリーター、家を買う。』(2010年フジテレビ系)が第9位に。有川浩の同名ベストセラー小説を原作とし、フジテレビ系にて2010年10月クールに放送された。
二宮が演じたのは、3か月で仕事を辞め、夢なし、貯金なし、かい性なしのフリーター・武誠治役。その気になればいつでも働けるという甘い考えのまま家にひきこもっていた誠治だったが、母親のうつ病発症をきっかけに、仕事に対する思いや、家族再生の希望をみつけていく。家族の大切さに改めて気付かせてくれる社会派ホームドラマ。
「二宮君の活躍が頼もしく、お金にこだわりを持つ一方、誰にもできない手術を成功させる姿に感動しました」(60代、女性)
「腕は立つが変わり者の役をしっかり演じていたと思う。ストーリーも医療と謎ときの部分があっておもしろかったから」(60代、女性)
二宮演じる誠治が働くことになる、土木現場で出会う明るくたくましい先輩で、彼が「もう一度、立ち上がろう」と思うきっかけを作ったヒロイン・千葉真奈美役を香里奈が好演した。
第8位(37票):『山田太郎ものがたり』櫻井翔
櫻井が御村託也役で主演を務めた『山田太郎ものがたり』(2007年TBS系)が第8位にランクイン。『月刊Asuka』(角川書店刊)にて連載された、森永あいによる同名漫画が原作。
2007年7月クールにTBS系にて放送された。また本作は二宮とのW主演作となっており、二宮は山田太郎役を、櫻井は御村託也役で出演している。
成績優秀・眉目秀麗・スポーツ万能で学園唯一の特待生でもある太郎は、生徒たちからはどこかの御曹司だと思われているのだが、実は超ド貧乏。私生活を明かさないクールな魅力で女子生徒を魅了する御村託也と人気を二分する人気者だ。
そんな太郎が一癖も二癖もある周囲の人物に振り回されながらも愉快に人生を謳歌していく姿が描かれている。
「コミカルでありつつも観る人に元気や希望を与えてくれるから」(20代、女性)
「多部未華子とのかけあいが楽しかったから」(20代、女性)
ヒロイン・池上隆子役を演じた多部未華子は、本作が連続ドラマ初出演となった。
第7位(47票):『流星の絆』二宮和也
再び二宮主演作『流星の絆』(2008年TBS系)がランクイン。第7位は、2008年上半期小説部門売り上げ No.1を叩き出した東野圭吾の本格的ミステリーを原作とした『流星の絆』。2008年10月クールのTBS系金曜ドラマ枠で放送された。
小学生のときに両親を何者かに殺された3人の兄妹、有明功一(二宮)・泰輔(錦戸亮)・静奈(戸田恵梨香)の3人は、それ以来ずっとお互いの絆だけを頼りに生きてきた。
養護施設で過ごした幼少期、相次いで詐欺にあったことから、いつしか自らも詐欺を働くように。そんな中、洋食チェーン御曹司の戸神行成をターゲットにするのだが、静奈が行成に好意を抱くように。
しかし彼の父親の政行が、両親が惨殺された時間に家から出てきた人物に似ていることに気付き……。両親殺害の時効が迫る14年目に真犯人を追い詰める復讐劇が描かれた。
「家族の絆が描かれており、感情移入して楽しめたから」(60代、男性)
「3人の兄弟の距離感や絆の感じがとても好き。初めは楽しい感じで面白く、ストーリーが進むにつれ、どんどん真相に近づくのが良い。曲もとても良い」(15歳以上、女性)
二宮、錦戸、戸田の熱演に視聴者は夢中になった。さらに、行成役は要潤、3人を見守る刑事役に三浦友和と、豪華俳優陣も魅力的だった。
第6位(52票):『怪物くん』大野智
第6位は、藤子不二雄Aの往年の名作をまさかの実写ドラマ化した『怪物くん』(2010年日本テレビ系)。大野主演で2010年に日本テレビ系4月クールに放送された。
時を遡ること百年――。長きに渡り続いた“怪物界VS悪魔界”の戦いは、怪物大王の一撃により終止符を打った……かに見えた。時は経ち、平和が訪れた怪物ランドにて、王位継承式が行われていた。
しかし、やんちゃな王子とドラキュラ、フランケン、オオカミ男は怪物大王より突然「人間界への修行」を命じられてしまう。そんな怪物くんとお供が繰り広げる愉快痛快・奇々怪々な物語。
「原作がちょっと好きで、何となく見てみたら面白かったので」(50代、男性)
「大野君がはまり役だと思ったので。周りのメンバーのキャラクターが濃くて、見ていて楽しい気持ちになるので」(30代、女性)
同局初主演となった大野が怪物くん役を務めたほか、怪物大王役に鹿賀丈史、ドラキュラ役に八嶋智人、オオカミ男役に上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、フランケン役にチェ・ホンマンなど、個性豊かなキャスティングにも注目が集まった。
第5位(53票):『ごくせん』松本潤沢田慎 役
仲間由紀恵が主演を務め、松本が不良のリーダー各・沢田慎役を演じた『ごくせん』(2002年日本テレビ系)が第5位にランクイン。森本梢子の同名漫画を原作としている本作は第3シリーズまで制作されており、松本が出演した「第1シリーズ」は2002年に放送された。
問題児ばかりをかかえた最悪のクラス・3年D組を担当することになった山口久美子、通称ヤンクミが、生徒たちに友情・家族・夢・信じること、そしてケンカと暴力の違いなどを教えていく人情コメディードラマ。
「ごくせんは名作だと思います。このころのドラマは面白かった」(50代、男性)
「仲間由紀恵の有り得ない先生役が面白かった」(60代、男性)
仲間、松本のほか、小栗旬、成宮寛貴、石垣琢磨が出演。もちろん生瀬勝久、脇知弘などお馴染みのキャストも第1シリーズから登場している。
第4位(64票):『謎解きはディナーのあとで』櫻井翔
櫻井がフジテレビの連続ドラマ初主演を務めた『謎解きはディナーのあとで』(2011年)が第4位。東川篤哉の同名ベストセラー小説を原作とし、2011年10月クールに放送された。
櫻井が演じた主人公・影山は、世界的にも有名な企業グループ「宝生グループ」社長の一人娘・麗子の執事兼運転手。麗子はお嬢様であることを隠し、国立署の新米刑事として勤務しており、難解な事件にぶち当たるたびに大豪邸の自宅でくつろぎながら事件の一部始終をディナーのサーブをする影山に語って聞かせていた。
完ぺきなまでのサーブを見せつつ、影山は“お嬢様”麗子の推理力のなさを「失礼ながらお嬢様……お嬢様の目は節穴でございますか?」などという暴言スレスレの毒舌で指摘。スラスラと謎を解き、事件の真相に迫っていく。
「キャラクターもお話もたっていて面白くて大好きでした。ミステリーもしっかり入ってるけど笑える要素も多くて見やすい! バリバリのミステリーや刑事物は見てて疲れるからあんまり好きじゃないけどこの作品は楽しく最後まで見れました」(20代、女性)
「櫻井翔くん演じる執事が毒舌で面白かったから」(20代、女性)
影山が仕える令嬢刑事・麗子役は北川景子が務めた。
第3位(71票):『木更津キャッツアイ』櫻井翔
櫻井が出演し、2度にわたって映画化もされた『木更津キャッツアイ』が第3位に登場。宮藤官九郎が脚本を手掛けた本作は、2002年にTBS系にて放送された。櫻井は中込フトシ(バンビ)役を好演。
千葉県木更津市の架空の草野球チーム「木更津キャッツ」を中心にストーリーが展開。余命三か月のぶっさん、そしてバンビ、マスター、アニ、うっちーの元野球部五人組は、ある日思いつきで所属する草野球チームの監督・猫田のキャデラックを盗もうと計画。怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成する。
「そうそうたる役者の若い時が初々しくて、内容も面白かった」(50代、女性)
「他の出演者も好きな俳優が多かったから」(30代、女性)
主人公・ぶっさん役には岡田准一。「木更津キャッツアイ」のメンバーには櫻井のほか、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史が名を連ねた。
第2位(78票):『99.9-刑事専門弁護士-』松本潤
映画公開、そしてスペシャルドラマの放送を控える、松本主演『99.9-刑事専門弁護士-』が第2位にランクイン。2016年と2018年にTBS系「日曜劇場」枠で放送され、熱烈な支持を集めた人気シリーズだ。
連続ドラマでは史上初となる「刑事専門弁護士」に特化している本作。“99.9”という日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)に対し、無実を証明できる確率がたとえ 0.1% だとしても、最後の瞬間まであきらめず事実を追い求めていく主人公を松本が好演。
主人公と真逆のスタンスで生きてきた利益至上主義の個性派弁護士たちが交わったときに起こる、チームの化学反応が描かれた。個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンターテインメント。
「裁判物は面白い。それもどんでん返しがあるので尚更面白いと思う」(60代、女性)
「役に合っていたし、内容も面白く、周りのキャストも素晴らしかったから」(50代、男性)
松本演じる深山大翔とチームを組むことになる弁護士・佐田篤弘役は香川照之。また榮倉奈々(シーズン1)、木村文乃(シーズン2)とシーズンごとにヒロインが変わっており、劇場版では杉咲花が新ヒロインに抜てきされた。
第1位(107票):『花より男子』松本潤
松本潤がTOP2に並ぶ! 第1位に輝いたのは、2005年にTBS系にて放送された『花より男子』となった。累計発行部数6100万部以上を記録した神尾葉子による人気コミックを原作とした痛快青春ラブストーリー。
超お金持ちの子息が通う名門高校・英徳学園に、庶民でありながら入学した主人公の牧野つくしが、学園を牛耳る御曹司の4人組、通称“F4”とぶつかり合いながらも、持ち前の“雑草魂”で道を切り開いていく姿が描かれた。松本はそんなF4のリーダーで、世界に名だたる道明寺財閥の跡取り息子・道明寺司を熱演した。
「松本潤さんではなく、道明寺さんにしか見えなかったから。それぐらいよく似合っていました」(40代、女性)
「ドキドキした。つくしが誰を選ぶか楽しみだった」(40代、女性)
ヒロイン・牧野つくし役には井上真央、さらにF4のメンバーとして小栗旬(花沢類役)、松田翔太(西門総二郎役)、阿部力(美作あきら役)が名を連ねた。
ドラマや映画などでの活躍のほか、櫻井は2022年開催の『冬季北京オリンピック』で日本テレビ系のスペシャルキャスターを務めることが決定。相葉雅紀も『VS魂』や『相葉マナブ』、『I LOVE みんなのどうぶつ園』などレギュラー出演番組を多数抱えている。
嵐のこれからの活躍にも、目が離せない!
実施期間:2021/12/23〜2021/12/24
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象:15歳以上の男女から80・90代男女まで
(男性522人、女性478人、計1000人)
『週刊女性PRIME』調べ、セルフアンケートツール『QiQUMO』を使用。
実施機関:クロス・マーケティング(https://www.