昨年の大みそかに行われた総合格闘技イベント『RIZIN.33』で対戦したYouTuber・シバターと“戦う投資家”の久保優太(34)。年をまたいだあとも、このカードに降って湧いた“ヤラセ疑惑”が大きな話題になっており、炎上の様相を呈している。
試合は1Rでシバターの飛びつき腕ひしぎ十字固めにより勝敗がついたのだが、翌1月1日に久保が波紋を呼ぶツイートを投稿した。
《嘘をつく人生は嫌だな (中略) 事の経緯とかも全部きちんと話したい》(現在は削除済み)
すると、久保の妻の兄がLINEのスクリーンショットをSNSに投稿。そこにはシバターが送ったものと思しき《1ラウンド目うまく時間潰して 2ラウンド目で本気で倒しに来てください》との文面が……。しかし、事態はそれだけにとどまらなかった。
「1月6日に、暴露系YouTuberのコレコレさんがシバターさんと久保さんヤラセについて電話でやり取りをした録音データを公開しました。これが、久保さんから提供されたものだということで、炎上。SNSなどで“自分でなく人に告発させるのはダサい”といった非難の声を浴びることになってしまいました」(スポーツ紙記者)
“億を稼ぐトレーダー”として
一方のシバターは“炎上系YouTuber”を謳(うた)っているだけに全くの無傷のようで、自身のチャンネルで「台本あったことを発信したら、お前がその台本をのんだということを認めたことになるんだぞ。負けてから“騙された”って騒ぐのはカッコ悪すぎるだろ」(1月4日配信)と煽られてしまうことに。8日に久保は「当時は感情がコントロールできなかった」「パニックになってしまった」と釈明している。
久保は15歳でキックボクサーを始めると高校2年でプロデビューし、その後、数々のタイトルを獲得。2017年には『初代K‐1 WORLD GP』ウェルター級王者にまで登りつめ、2021年には『RIZIN』に電撃参戦、総合格闘家に転身した。そんな彼はいったいどんな人物なのか。投資家としての一面について紐解いてみると、
「25歳のときに株式投資をはじめて数億円の利益をあげるなどして大成功。“億を稼ぐトレーダー”としてテレビに出演し、超高級腕時計を自慢していましたよ。しかし、2019年に信用取引で2億2千万円の損失を出し、途端に4000万円の借金を背負ってしまったんです。このことについては本人もYouTubeチャンネルで生放送していましたが、ショックを隠しきれない様子が印象的でした。このあたりからYouTuberとしての活動も活発化しましたね」(久保を知る実業家)
前妻との間に起こったトラブル
そんな彼を支えたのは妻のサラさんだった。大晦日のリング入場では奇抜な衣装に身を包み、熱唱していたことも記憶にも新しいが、
「サラさんは父が経営者かつ投資家という超セレブで、誕生日に兄からフェラーリをプレゼントされるなど一家揃ってスケールが凄まじい。久保さんが借金を背負ったときは、高級時計を売ったり、兄から“風呂掃除をしたバイト代”として100万円をもらっていました。このことは夫婦でYouTubeで動画にもしていましたね。また、久保さんはサラさんから誕生日にもらった現金100万円を元手に、また株をはじめ数千万円に増やしたと聞きます。現在は借金も完済したんだとか」(格闘技専門誌ライター)
とても一般的とは思えない型破りな人生を送るふたりだが、夫婦生活の主導権は妻にあるという。久保の知人が明かす。
「友人が開いた飲み会で出会った日から久保さんはサラさんにゾッコン。彼女は結婚する前に“トイレ掃除以外の家事はやらない”“同居の義務は負わない”などといった契約書にサインをさせるなど、尖った条件を出したのですが、久保さんは喜んでそれを飲んだといいます。
久保さんが打ち込んでいる格闘技にも結婚当初は全く無関心でしたし、何を考えているかわからない節もある。そんなサラさんのわがままに振り回されながらも、幸せそうな久保さんが見ていて微笑ましいですね(笑)」(格闘技業界関係者)
あまり世間に知られているところではないが、実は久保、これで結婚は2度目なのだという。初婚の際に起こしていたのは、今の久保のイメージとは似つかわしくないある”事件“だった。前出の実業家は「自分は信じられないのですが」としつつ、2016年に前妻との間で起こっていたトラブルについてこう証言する。
「実は彼、前の奥さんにDVを働いたことで警察に拘留された過去があるんです。彼女は当時、彼の厳しい束縛や気性の荒さに悩まされていたのですが、ある日、鼓膜が破れるほどの暴力をふるわれることに。後日、警察に駆け込みました。刑事事件にはならず、示談になったのですが、その示談金もなかなかの高額だったと聞きます。現在の彼はほんわかしているし、サラさんに尽くすような男性なので、本当にそんなことがあったのか、今でも信じられません……」
今回の勢いに任せた告発も、冷静さを欠いたがゆえに起きてしまった一件なのだろうか──。