昨年末に、またも不倫が報じられたのは中村芝翫(56)。スクープした『NEWSポストセブン』によれば、京都のホテルで熊田曜子似の40代女性と密会していたという。これで、世に放たれたものだけで3度目の発覚だ。
芝翫といえば2016年、襲名直前の橋之助時代に京都の人気芸妓との不倫を『週刊文春』に報じられ、記者会見で「不徳の致すところ」を連発していたことが思い出されよう。
当時は子どもたち3人も芝翫と一緒に襲名披露するという大事な時期でもあった。妻の三田寛子(55)は雨のなか、自宅前に集まった報道陣に対し、ショックを隠し笑顔で応対する健気な姿が世間から“神対応”と称されるように。
夫の不倫に対するコメントという初めてのシチュエーションに「ちょっと声がうわずって、緊張しております」と説明したり、アイドル時代を彷彿とさせるような笑顔で「(離婚は)ないで〜す!」とかわしてみせるのであった。お陰で騒動が鎮火するまでそれほど時間はかからなかった。
こうも不倫が狙われるワケ
ところがそれから4年、世間も騒動についてすっかり忘れていた2021年1月。またも『文春』が2度目の不倫をスクープ。相手は23歳年下のアンジェリーナ・ジョリー似の女性だといい、芝翫のファンで200万円以上もする鏡台をプレゼントするなど“タニマチ”的な存在でもあるということだった。
このときも三田は、3時間にもわたって『文春』のコメント取材に応じた。離婚はないとしたうえで、
《二十一歳で彼に出会って三十年以上、その間、彼がずっと頑張ってきた姿も一番そばで見ていますし、やっぱり少しでも支えるというのも私の仕事の一つ》
とまたも夫を擁護してみせるのであった。このときも自宅前に報道陣も集まったというが、それに応じることはなかったそうだ。
今回の相手は都内在住でアパレル関係の仕事をしている40代前半の女性だという。『ポストセブン』の記事を読むと、芝翫と女性の密会がかなり詳細に描写されていることから、確実な情報を入手して密着取材していたことが伺える。
「過去2度の不倫相手もそうでしたが、今回の女性も歌舞伎関係者の間では知られていました。芝翫さんは不倫を否定していましたが、歌舞伎界ではよくある話で、誰も気にも留めませんよ。歌舞伎関係者が週刊誌に情報を流したとは考えにくいので、きっと女性サイドから漏れていったんでしょうが、度々“不倫現場”を狙われるのも芝翫さんの“奥さんが三田寛子”というステータスも関係しているはず。
元人気アイドルで現在もテレビ等で活躍している有名人だからこそ、話題性があり、ニュースバリューも高まるという話なわけですから。だって、ほかにも不倫している歌舞伎役者なんてごまんといるが、“撮れ”と指示されないわけで」(写真週刊誌カメラマン)
芝翫の言い訳は“見苦しい”
今回の不倫劇について三田は何か発言をするのだろうか──。歌舞伎関係者によれば、
「2度目の不倫までは大変ショックを受けていたと聞きましたが、今回の一件については逆に冷静で、今の生活はまるで“息子を立派な歌舞伎役者にする”ことに軸を置いているような振る舞いが目立ちます。芝翫さんを見限っているのかはわからないですが、まるで“旦那のことは構っていられない”といった様子ですね。今までのようにコメントを出すことはないでしょうね」
仏の顔も三度までといったところだろうか──それに加えて三田は、ある助言を受けていたようで、
「記事に対して反応しなければ世間はすぐに忘れるものを、三田さんがいわゆる神対応をすることで、また大きく取り上げられる。梨園の人たちのなかには“スルーしておけばいいものの”と思っていた者も少なくない。そういった方たちは彼女に“かえって事が大きくなるから”と無視することを勧めたんだそうですよ。
今回の件についても芝翫さんはスポーツ紙のインタビューに応じて(ホテルで)女性の部屋を訪れたのは“薬をいっぱい持っている別の男性がいた”と主張していました。先の梨園の人たちからは、見苦しい行動だと陰で言われてしまっているみたい」(同・歌舞伎関係者)
三田のアイドル然とした笑顔はもう見られないのだろうか……。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。