「3月中旬、愛子さまは初めての記者会見に臨まれます。これは成年に際しての会見ですが、愛子さまが20歳になられたのは昨年の12月1日。通常、皇族方の成年会見の内容はお誕生日の当日に公になるため、3か月以上も期間が空く今回の会見日程はかなり異例なことです。
『学習院大学』の2年生でいらっしゃる愛子さまは学業でご多忙、というのが日程が延期されている主な理由のようです。コロナ禍を考慮してオンラインで授業を受けられている愛子さまは、普通の学生よりも“ハンデ”がおありのようで、課題提出やレポート作成や試験勉強に苦労されていると聞いています」(侍従職関係者)
「アドリブで答える」場面も
一方で学業以外にも「会見が先延ばしになった理由がある」と、この関係者が続ける。
「雅子さまが、愛子さまの会見にとても気を巡らせておられるのです。愛子さまにとって初めての会見で、生で記者とのやり取りやアドリブで回答する場面もあります。会見内容はもちろんですが、立ち振る舞いや話し方、アドリブ対応などに関して、細かく準備するため時間を要しているようです」
いずれにせよ、愛子さまが会見でどんなお言葉を述べられるのかを楽しみにしている国民は多いことだろう。
そんな中、『週刊女性PRIME』は、3月に行われる会見で愛子さまに投げかけられる質問内容の情報をひと足先に入手した。
「質問は全部で5つです。成年皇族として今後どのような公務に取り組まれたいか、大学生活や海外留学へのご関心についてや、両陛下との思い出などを聞かれる予定。すべての質問が終わった後は、その場で記者から聞かれる関連質問があり、愛子さまはアドリブでお答えになります」(宮内庁関係者)
中には「愛子さまご自身の性格について」に関しての質問も用意されている。
過去の例で言えば'14年、秋篠宮家の次女・佳子さまも成年会見でご自身の性格について問われた際、
「私の性格についてですが、長所は自分では余り思いつきません。短所は、父と同じように導火線が短いところがありまして、家の中ではささいなことで口論になってしまうこともございます」
と、それまで知られていなかった秋篠宮さまとの親子関係が垣間見えるエピソードを披露された。愛子さまに関しても、意外なお人柄が感じられるお話を明かされるのかもしれない。
『令和』に沿われた愛子さまのご活動
ほかにも、天皇家で飼われている犬や猫との思い出も問われるという。
「天皇ご一家が飼われている日本犬のミックス犬である『由莉』は、ごきょうだいのいない愛子さまにとって“相棒”のような存在。20歳のお誕生日に公開されたお写真にも由莉を連れていらっしゃいました。
由莉は元々保護犬で、とある動物病院からご一家が引き取られたのです。名付け親も愛子さまで、ご静養で地方に行かれるときは幼い愛子さまが由莉を抱えて連れて行かれたことも」(宮内庁OB)
愛子さまにとって動物の存在は、今後の公的活動にも関わってくる可能性が高い。
「ご両親と同じように動物愛護へのご関心が強い愛子さまは『学習院初等科』の卒業文集や高等科での卒業レポートでも“犬や猫”をテーマに執筆されたり、学習院大学でのイベントで出展されていた『アイメイト協会』の啓発ブースにも必ず足を運ばれています。盲導犬の活動を支援するため、その場で販売されている協会のグッズを購入したり、募金をされることもありました。
公的活動という意味でも、盲導犬関連の団体が主催する行事に参加されるなど、動物関連の団体支援を行われることも十分考えられます。動物関係は『令和』の象徴的なご活動のひとつになり得るので、愛子さまの抱かれる動物愛はそれに沿ったいいご活動につながると思いますよ」(同・前)
そんな中、昨年の皇室にとって大きな出来事となった秋篠宮の長女・小室眞子さんについての質問も、今回は盛り込まれているそうだ。
初めて語られる「結婚観」
「眞子さんとの思い出や、小室圭さんとの結婚に至るまでの経緯に対する受け止めを問われます。愛子さまは、天皇ご一家が昨秋に引っ越されるまでの19年間、秋篠宮家のお住まいがある赤坂御用地内で暮らしておられたことから、いとこにあたる眞子さんとの交流も当然、多くおありでした。
両陛下や上皇ご夫妻のお誕生日や結婚記念日など、お祝いの食事会でも同席されていましたし、身近にいる年の近い内親王の先輩として、愛子さまにとって眞子さんは“姉”のような存在。長らく結婚が延期されてしまった眞子さんのことを心配されていたようですから、無事に結婚が成就された喜びのお気持ちを述べられるのでは」(前出・侍従職関係者)
そして今回の会見で、関係者たちがいちばん注目しているのが、愛子さまの“結婚観”について。
「愛子さまが抱かれる結婚そのものに対する考え方や、理想の結婚時期やパートナー像についての質問も用意されています。ただ、眞子さんの結婚が世間から賛否両論の声が飛び交ったように、現在の女性皇族の結婚はかなりシビアな問題になっています。
ましてや、天皇家の長女でいらっしゃる愛子さまはまだ、天皇陛下の直系として『女性天皇』に即位される可能性が残されています。実際、世間からは“愛子天皇待望論”も出ており、支持する国民も多いことが世論調査でわかっています。
しかし、安定的な皇位継承に関する議論がまとまらないうちに愛子さまが結婚されてしまえば、皇室を離れられてしまいます。当然ご自身も、皇族の人数減少の危機を痛いほど理解されていることでしょう。3月の会見で語られる結婚観については、かなり慎重に言葉を選ばれると思いますよ」(前出・宮内庁関係者)
《これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております》
20歳のお誕生日に際しての文書でそう述べられた愛子さまは、どのような将来を描かれているのだろうか。