マリアン

「恋をしたいんだけどね~」

 東京・赤坂の某高級ホテルラウンジ。170センチのモデル体形、たっぷりゴージャスなウエーヴヘアを揺らす姿は還暦間近には見えない。赤いジャケットと黒いスキニーパンツが似合うマリアン本人に、その美の秘訣を直撃!

「離婚したころは誰でもよかった(笑)。私はシングルで子どもを育てていたでしょ。1日1人で子どもの相手をしているとさみしくなって、彼氏が欲しくなっちゃうわけ。でも、本当に私のことを理解してくれる人っていなかったの

 マリアンは25歳で結婚、36歳のときに1男2女を連れ、離婚している。今は信頼し合える夫、彼氏が欲しいそう。

「タイミング合えばね! 映画であるじゃない、ワンちゃんのお散歩中にいい人に出会っちゃった、みたいな」

 路上での運命的な出会いもこの美女っぷりならまだまだイケそう。見た目年齢ではアラフォーでも全然通用する。

「だって私、自分は30歳くらいとしか思ってないの。眠る前にね、自分に話しかけるといいよ。“寝ている間に細胞も若返って、起きたら30歳になってるよ~”って言い聞かせるの。だから私、今も30歳のまま(笑)」

グラマラスボディは健在

 ボンキュッボンの体形は昔と変わらなく見える。体形キープのための秘訣は?

「なんでも好きな物を楽しみたいから、カロリーは気にしない。甘い物が好きだし」

 取材場所であるホテルのクッキーが好物だという。

「このクッキーは横のベーカリーで焼いているの。“その日に作ったもの”を食べるのが大事。缶入りクッキーとかは駄目よ。たまには悪くないけど、ずっと元気でいたいから、できるだけ自然の物を選ぶ。若いときはカップラーメンでもよかったけど、年とともに控えるようになったな」

 ほかに避けているものは?

「ダイエットコーク。飲むなら堂々とコーラね。でも脳が太るって思ったら太る。“あたしはこれ食べても太らな~い”って思えば太らないよ」

 実はマリアンは、かなりのナチュラル志向だ。

「ハーブやエッセンシャルオイルが若いころから大好き。前は貧血もあったから、毎日、夜中まで勉強してたの」

 今ではハーブやオイルで化粧水も自作する。

リンゴ酢と一緒にハーブを寝かせて、乾かしてから蜂蜜と合わせてスクラブにするの。肌が柔らかくなるから

 年齢は髪に出てしまうので、ヘアケアも大事だそう。

天パだけど髪質が少しドライ。毛量も昔と比べると減った。簡単だけど、ローズマリーオイルをお湯の中に入れたり、シャンプーの中に入れたりすると、抜け毛が減るよ」

 オイリーヘアならバジル、白髪が気になる人にはセージを加えるのがオススメだ。

脱法ハーブじゃない(笑)

 そんな母親の独特な美容法を、3人の子どもたちはどう見ているの?

たまに私のこと魔法使いだって言うの。バジルを束ねて汁を搾ったりしてると(笑)。でもブラックマジックじゃなくてホワイトマジックよ!」

 友人にハーブ遊びが趣味と言って驚かれたことも。

「いやいや、化粧水作ってるだけだよ~。脱法ハーブじゃないんだけど(笑)。“今日はハーブの日だから外に出ない”とか“原宿で買ってる”とか、“いろいろブレンドして楽しむの”とか……あ~もう何言っても怪しく聞こえるか!(爆笑)」

 最後に、今年の還暦美女を代表して“美を保つ究極の秘訣”を聞いた。

「私は、いつも鏡の中の自分に“アイラブユー”って言ってるの。だって自分が自分を愛してあげなきゃ、世界中で誰が自分を愛してくれるの? ね? だから私はいつも自分に“アイラブユー”」

 自分に愛の魔法をかける。魔法使いマリアンの教えで若さをキープしていこう!