「こんな理由でフラれるの!?」、「向井理だったらなんでも許してしまうけど」
放送直後からSNSなどで話題沸騰の『婚活探偵』(BSテレ東)。
結婚相談所に登録して婚活をスタートさせた黒崎が、登場する女性ゲストに毎回フラれてしまうのだが、その理由が面白い。1話では、タバコ嫌いの相手のために禁煙して挑み、いい感じになったと手応えを感じた矢先、「指が黄色く、においがこびりついている」という理由でNGに。
そのほか、宗教勧誘が目的の女性にアプローチされるなど、黒崎の婚活は失敗続き。これを受けてSNS上では「勉強になる」「いろんなケースがあるんだな」などと、実際に婚活中の男性にウケているのだとか。
そこで、これまでに多くのカップルを見てきた婚活アドバイザー・玉井ほのかさんに取材。現実世界で起こっている驚愕のお断り理由をご紹介!
ケース1.「ツムツムが高得点だから」
T平さん(36歳)がマッチングアプリで出会ったのは、同い年のK美さん。年齢的にも両親から結婚を期待されていた2人は、結婚前提でのお付き合いをスタート。
「2人とも趣味がゲームという共通点があり、早い段階から打ち解けていたそう。週に何度か会いお泊まりデートをするなど、関係を深めていました」(玉井さん、以下同)
しかし、K美さんから突然のLINEブロック! 電話もつながらなくなった。
「ブロックされる直前に届いていたメッセージは、“ツムツムで私より高得点の人がいると、私が3位以内に入れないからブロックします”という衝撃の内容でした」
T平さんは、まさかの理由に開いた口がふさがらなかったとか。趣味で距離が縮んだ2人は、皮肉にも、趣味によって絶縁状態に。
「そんな理由でブロックするような人に歩み寄るのは時間の無駄だと、T平さんはすぐに吹っ切れたようです。ツムツムで別れるなんて初めて聞きましたね」
ケース2.「安産体形じゃないから」
30歳までに結婚したいという強い気持ちがあったR子さん(29歳)。婚活サイトで課金し、やっと巡り合ったハイスペックのD介(34歳)と結婚を意識した交際をスタートさせた。
大きなケンカやすれ違いもなく、交際半年を過ぎたころに、いよいよ彼のお母様とご挨拶をすることに。
「最初は心配もあったそうですが、そんな心配も吹き飛ぶほど話は弾んだのだとか。食事をしたあと、近所の温泉の日帰り入浴に行くことになり、初対面のお母様と“裸の付き合い”をしたそうです」
その日は笑顔で別れ、順調に結婚への道が見えてきた……と思いきや、D介さんから後日、お断りの電話が。
「その理由は、“母が君は安産体形じゃないからダメだと言っている”というもの。初対面で温泉へ行くこと自体、少し驚きでしたが、まさかそんなところを指摘されるとは。お母様は、R子さんの“裸面接”が目的だったのでしょうか……」
ケース3.「雨女は無理だから」
Y子さん(27歳)は、6月に結婚相談所が主催する婚活パーティーへ参加。そこで出会ったS太さん(30歳)と意気投合し、仮交際へ。
「メールのやりとりなどはとても順調で、お互いに好感を持っていました。ですが1か月たったころに突然、S太さんから交際終了の知らせが」
理由を聞いてみると、S太さんはアウトドア好きで、誘ってくるデートはキャンプや遊園地など野外で楽しめるものばかりだったそう。
「毎週日曜日に会っていたのですが、あいにく、デートの日は毎回、雨。Y子さんは映画やショッピングなど室内でも楽しめるデートも提案したそうですが……」
S太さんはついに、3回目のデートで「雨女は無理だから」とY子さんに告げる。「6月で季節柄、雨の日が多くなるのも無理はないですよね。好意が芽生え始めていたY子さんも、さすがに“バカなの!?”と思ったそうです」
ケース4.「勝手に頭ポンポンすんな!!」
M奈さん(30歳)は、婚活アプリでK也さん(33歳)とマッチング。関西と関東の遠距離だったが、結婚したらK也さんがいる関東に行く覚悟ができるほど、好きになったそう。
2か月間、毎日ビデオ通話をして気持ちが高まったタイミングで、リアルの対面を果たした。
「しかしM奈さんは、“会いたかったよ”といきなり頭をポンポンしてきたK也さんに驚愕。頭頂部をふんわりさせるようにセットした髪の毛が乱れてしまったそうです」
K也さんはよかれと思ってした行動だろうが、M奈さんは激萎え。急用ができたとうそをついて帰ってしまった。
「気遣いができない男だと感じ、一気に冷めたそう。K也さんは、頭ポンポンが原因でフラれたなんて気づかないでしょうね(笑)」
「K也さんにはお断りの理由を“フィーリングが合わなかった”という説明をさせていただきました」
ケース5.「おじさん構文はキツい」
婚活パーティーで知り合った、N子さん(30歳)とK太さん(43歳)。週5でジムに通っているというK太さんは若々しく、年齢を感じさせないビジュアルだった。その日に見事カップルが成立し、連絡先を交換した。
「しかし、夜に届いたK太さんからのLINEが、まさに“おじさん構文”だったとか」
3行ですむような話題にもかかわらず、絵文字&顔文字のオンパレード。ダラダラと続く長文に、N子さんは、そっとブロック……。
「見た目とのギャップに余計に引いてしまったようです。やはり、いくら若く見えても中身は年相応。本能的に“この人とのやりとりは無理だ”と感じたと言っていました(笑)」
ケース6.「ワクチンを打っていないから」
S代さん(32歳)は、婚活アプリでマッチングしたY郎さん(35歳)と交際スタート。最初こそ順調だったものの、コロナが流行し、世間が外出自粛を呼びかけ始めたころから違和感を感じるように。
「お互いに旅行が好きだったのですが、S代さんはコロナが落ち着いてから行こうと言っても、Y郎さんは“大丈夫だよ”の一点張り。危機感のないY郎さんは、そんなご時世でも飲み歩くような人だったそう」
そのうち価値観や考え方のズレに我慢できなくなり、S代さんから別れを切り出す。
「決め手は、Y郎さんがコロナワクチンを打っていなかったからでした。説得しても聞く耳を持ってくれない態度が許せなかったようです」
注意したい!お断り理由ベスト3
最後に、婚活アドバイザー玉井さんが選ぶ“お断り理由”ベスト3を。
「1つはマナーの悪さ。店員さんへのちょっとした態度も相手には見られています。気配りができないと思われてしまった時点で、結婚相手としてはナシですよね」
続く理由は、
「会話が弾まないこと。受け身ばかりではなく、自分からも積極的に話を広げようとすることは大切です。
そして、ここ数年で増えたのは、写真と実物が違うこと。会う前の期待値が高かったぶん、実物を見てガッカリというパターンです。プロフィール写真に“奇跡の1枚”を使用することは避けたほうがいいかもしれません」
探偵・黒崎は幸せをつかむことはできるのだろうか。目が離せない!