2022年1月クールは、ジャニーズが出演するドラマが多数放送中。また先日、人気ドラマシリーズ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)の続編が2022年4月に放送されることが決定。5代目金田一一役になにわ男子の道枝駿佑(19)が選ばれ、Twitterのトレンドを賑わせた。
この他にも、3月放送のWOWOWオリジナルドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』にSexy Zone・佐藤勝利(25)、4月スタート『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)にSixTONES・松村北斗(26)、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に嵐・松本潤(38)が出演するなど、ジャニーズが出演するドラマが絶えない。
そこで今回、「演技が上手いと思うジャニーズは?」と題したアンケートを実施。10代〜70代の男女1000人に回答してもらった。
第10位:堂本光一(KinKi Kids)/16票
第10位は、堂本光一(43)。ジャニーズ事務所に入所し、堂本剛とKinKi Kidsとしてデビューしたのが1991年。その翌年の1992年に映画『200X年・翔』で俳優デビューを果たした。
そして2000年に『MILLENNIUM SHOCK』で、帝国劇場最年少座長(当時21歳)に抜擢。これ以降、『SHOCK』は光一主演で毎年行われており、2020年には20年間シリーズをけん引してきた功績が認められ、第45回菊田一夫演劇賞大賞を個人で受賞した。
集まったコメントも『SHOCK』での演技を見ての感想が多数。
「SHOCKの舞台を観てそう思う」(60代・女性)
「舞台で活躍しているから」(30代・女性)
第9位:松岡昌宏(TOKIO)/22票
2021年4月にジャニーズグループの関連会社「株式会社TOKIO」を立ち上げ、タレント活動だけでなく、取締役副社長・広報担当も担うこととなった松岡昌宏(45)が第9位に。松岡はTOKIOを結成する前に、1990年『愛してるよ!先生』(TBS系)で俳優デビューを果たしている。
その後も多数のドラマに出演し、さまざまな役柄を演じてきたが、視聴者に大きなインパクトを与えたのは2017年『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)だろう。女装した大柄な家政夫・三田園薫に扮し、派遣先の内情を覗き、秘密を暴いて家庭を崩壊させ、そして再生へと導いていくという強烈な役を演じた。
「色々な役柄で演技できるから」(60代・男性)
「真から登場人物に成りきり迫力が会って演技に入り込んでいる!」(60代・女性)
第8位:井ノ原快彦/23票
第8位にランクインしたのは井ノ原快彦(45)。井ノ原もV6としてアーティストデビューする前に俳優としての活動を始めた1人で『湘南ペンション通り』(TBS系)に出演している。
そんな井ノ原は、あまりドラマ出演は多くないものの、テレビ朝日の人気シリーズ『警視庁捜査一課9係』の続編『特捜9』で主演を務めるという安定の代表作が。もともと渡瀬恒彦さん(享年72)が主演を務めていた頃から「9係メンバー」として出演しており、渡瀬さんの死去を機にタイトルを改め、井ノ原主演で再スタートを果たした。
「特捜9などシリーズで長く続けているので」(50代・女性)
「刑事ドラマを見ていて、演技から優しさが伝わってくる。安心して見られる」(15歳以上の10代・女性)
第7位:堂本剛(KinKi Kids)/29票
10位にランクインした光一に続き、KinKi Kidsの堂本剛(42)もTOP10に食い込む結果に。ジャニーズ事務所に入所する前から子役として活動していたのは有名な話。
そんな剛の代表作といえば、やはり『金田一少年の事件簿シリーズ』(日本テレビ系)だろう。剛は1995年から1997年にかけて金田一役を務め、その後もキャストを変えながら続編が制作されているが「やっぱり剛の金田一が好き」という人も多い。それほど印象を残す演技だったことから、集まったコメントでも「金田一の演技が良かったから」というものが多かった。
「過去にドラマ(金田一少年の事件簿など)を見て印象に残っていたから」(30代・男性)
「昔見たドラマで、演技に引き込まれたから」(50代・女性)
「シリアスもコメディもできる」(20代・女性)
第6位:生田斗真/35票
ジャニーズ=アイドルグループという印象が根強い中、俳優としての存在感を発揮している生田斗真(37)が6位にランクイン。『天才てれびくん』(NHK)の企画でCDデビューはしているものの、ジャニーズグループとしてや生田個人で歌を出してはいない。
歌手デビュー組に入れないことに絶望し、芸能活動を続けるかどうか迷ったこともあったそうだが、高校時代に劇団☆新感線の舞台に出演し、芝居の魅力を改めて実感。「CDデビューせずに、昔の仲間たちと渡り合える人間になりたいっていうふうに変わっていった」と2019年に出演した『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にて語っている。
その後、役者の道を極め、現在ではコメディ、恋愛、アクションなどさまざまな作品に出演している。
「どの役にも役柄の演技力を演出出来る才能があるように思えます」(60代・女性)
「グループや歌ではなく、俳優一本で現在の位置を確立した第一人者と思うので」(40代・女性)
「ドラマで見かける際に演じているキャラに没入でき、ジャニーズというイメージが先行しないから」(20代・女性)
第5位:風間俊介/43票
生田と同じく俳優をメインの活動としている風間俊介(38)が第5位に。『3年B組金八先生 第5シリーズ』(TBS系)でのインパクトは強烈だった。学級崩壊や校内暴力を大きなテーマとして描く本作で、教師の前では優等生を演じながら、裏ではクラスメイトの弱味を握って悪事を働く兼末健次郎役を演じた。
これをきっかけにテレビドラマの出演が増えていき、2011年には『それでも、生きてゆく』(フジテレビ系)で日本放送映画芸術大賞助演男優賞を始めとしたさまざまな賞を受賞した。
「どんな役柄でもやりこなせている所」(40代・女性)
「タイプの違う役をそれぞれ演じることができる。表情が豊かで声のトーンがシーンに応じて自然に変わる。指先まで人物の内面を演じられていることがある」(70代以上・女性)
「いろいろな分野で見かけるがコメントがうまいと思う。人の気持ちに寄り添ってくれる気がする」(60代・女性)
第4位:二宮和也(嵐)/80票
第4位に輝いたのは、嵐の活動休止後も俳優として引っ張りだこの二宮和也(38)。クリント・イーストウッドが監督した2006年公開映画『硫黄島からの手紙』に出演し、ハリウッド進出も果たしている彼は、映画『青の炎』(2003年)でタッグを組んだ蜷川幸雄監督からも「役を理解して繊細に演じる」と高く評価されている。
「味のある演技だと思うから」(40代・女性)
「ハリウッドに出演するなど活躍してるから」(70代以上・男性)
「いろんなキャラを演じれるし、感動したり感情移入できるから」(20代・女性)
「演技のときと普段のバラエティのときとで差があるので、演技がうまいと思う」(20代・男性)
第3位:木村拓哉/145票
かつて“視聴率男”と呼ばれたこの人、木村拓哉(49)が第3位にランクイン。1996年に山口智子よW主演した『ロングバケーション』(フジテレビ系)以降、主演する作品がどれも高視聴率を記録。フジテレビの看板ドラマ枠である月9放送作品では10作で主演を務め、これまでの最多主演記録となっている。
「何をやってもキムタク」と評されることもあったが、近年ではそんな木村にしかできない演技が作品を印象付ける要素に。2021年9月に公開された『マスカレード・ナイト』興行収入38憶円超えを記録、木村は第46回報知映画賞主演男優賞も受賞している。
「役柄を自分のものにしているから」(30代・女性)
「自分のキャラを出し切っている」(70代以上・男性)
「全てにおいて自分なりの演技ができる」(70代以上・女性)
「見ていて演技に引き込まれるので。独特の雰囲気もとてもかっこ良い」(15歳以上の10代・男性)
第2位:岡田准一 /179票
井ノ原に続き、元V6のメンバー・岡田准一(41)が第2位に輝く。1995年9月にV6に選ばれ、その2か月後の11月にCDデビュー。これはジャニーズ事務所史上最短となる。また同年に『Vの炎』(フジテレビ系)で俳優デビューし、それからさまざまな作品に出演してきたが、今回集まったコメントは、2014年にNHK大河ドラマ初出演にして主演を務めた『軍師官兵衛』の演技を評価したものが多数。
「大河の黒田官兵衛が良かった」(60代・男性)
「剣裁きは役者の粋を超えている」(70代以上・男性)
「演技に深みがある。時代劇に合う」(50代・女性)
「アクションでは身体能力も凄く演技に厚みがあるし時代劇でも男気がみれる」(50代・男性)
2015年には映画『永遠の0』で第38回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞。さらに映画『蜩ノ記』で最優秀助演男優賞をダブル受賞。ダブル受賞は同賞で初めてのことで、また現役のジャニーズ事務所所属タレントの日本アカデミー賞受賞も初のこととなった。
第1位:東山紀之(少年隊)/198票
ジャニーズを代表する演技派が上位に並ぶ中、見事に第1位となったのは東山紀之(55)。
「必殺仕事人の演技が素晴らしい」(60代・男性)
「ストイックで役柄で違う人間になってる気がする」(40代・男性)
「時代劇、刑事ドラマ等役に適した演技をしている」(50代・女性)
「動きにキレがある」(30代・女性)
以上のコメントの通り、2007年から続く『必殺仕事人シリーズ』(テレビ朝日)の演技が多くの方に評価されたよう。このほかにも時代劇には多数出演しており、初めて演じた沖田総司に始まり、源義経、浅野内匠頭、松平容保、藤原道長、足利義満、大岡越前などの歴史上の人物や、光源氏も演じている。
TOP10には重鎮たちが並んだが、2022年1月クールは『ドクターホワイト』(フジテレビ系)にKis-My-Ft2・宮田俊哉(33)、『ファイトソング』(TBS系)にSexy Zone・菊池風磨(26)、『鹿楓堂よついろ日和』(テレビ朝日系)にジャニーズWEST・小瀧望(25)、なにわ男子・大西流星(20)が出演するなど、若手組も大活躍中。
1年後にまたこのアンケートを取ったとしたら、まったく違う結果となるかもしれない。今後も俳優として輝くジャニーズたちの活躍に期待したい。
実施期間:2022/1/20〜2022/1/21
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象:15歳以上の男女から80・90代男女まで
(男性530人、女性470人、計1000人)
『週刊女性PRIME』調べ、セルフアンケートツール『QiQUMO』を使用。
実施機関:クロス・マーケティング(https://www.