山手線一周ノーマスク アクションの様子(デモ主催者SNSより)

 1月16日「山手線一周ノーマスク アクション」と題したノーマスクデモが行われた。

マスクしないで山手線車両を占領

 親子連れ、高齢者や中高年などの老若男女らが90名以上集まり、渋谷駅から原宿駅まで1時間かけ山手線を一周。その間、マスクをせずに笑顔で乗車し、車両を占拠。そうした様子が主宰者のFacebookに投稿された。

 デモ参加者は、

《マスク苦しくないですか?》

《子供にワクチン打たせないで》

《ノーマスク・脱マスクのために行動する会》

 などと書かれたプラカードを首から掲げていた。電車から降り、大人数で撮った集合写真も併せて投稿されている。

“マスクは感染予防効果なし”と参加者は信じているようです。主宰者には“いつもは、たった1人でノーマスク乗車だが、複数人で乗れた事が嬉しかった”“同志に会えた”といった感想が寄せられているみたいですね。

 このノーマスクデモでは参加者から募金を募り、約2万6000円を集め、当日の看板、プラカード代金に充てられたことも明かされています。

 残金は3月から開始される5〜11歳の子どもたちへのワクチン接種阻止のため、ワクチンの弊害を訴えるチラシの印刷代に使用するようです」(ウェブライター)

 そんな中、ノーマスク山手線一周アクションの主宰者が2月7日の投稿で1月下旬から酷い風邪をひいていたことを明かした。

 40.8度の高熱になり、その後も咳や鼻水が続いているという。

 主宰者は自己診断で風邪かインフルエンザと判断し、病院に行けば「デタラメPCR検査をされて、陽性反応がでたら無理矢理、新型コロナにされてしまう」との考えから病院には一切行っていないという。

 その後も症状があるにもかかわらず、ワクチンの弊害を訴えるチラシをポスティングする活動に勤しんでいるというのだから驚きだ。

 今回の投稿へのコメント欄を見ても、主宰者以外にも倦怠感、食欲不振、高熱、味覚障害といった症状が出ている者がいるが、皆一様に風邪またはインフルエンザだと決めつけていた。

 主宰者は「風邪に命をかけてまで、危険な未知なワクチン接種をするのは、本末転倒ですね」ともコメントし、仲間たちとポスティングへの意欲を高めていた。

「マスクしろよ」と非難の声

 こうしたやりとりがTwitter上で拡散されると、

「体調も戻ってないのにビラ配りとかやめてくれ」

「コロナはただの風邪! と叫んでいる反ワクチンの方は重症化してもICUに入らない、送菅拒否まで頑張っていただきたい」

「風邪の時でもマスクはするだろ。インフルエンザが流行ってた時もマスクしてるんだからマスクしろよ」

 といった非難の声があがっている。ノーマスクデモはこれだけではないと前出ウェブライターは続ける。

「アニメ『鬼滅の刃』の人気キャラクター『煉獄杏寿郎』のコスプレをした人物を中心にした団体が1月30日に『ノーマスク山手線周回ゲーム』を開催。改札で警察官や“帰れコール”をするアンチに囲まれる事態にまで発展し、現場は騒然としていました。

 また神輿を担いで《子どもへのコロナワクチン集団接種反対》《ワクチンパスポートは人権侵害》といったプラカードとともに街を練り歩いている様子もTwitter上で拡散されています」

「マスクを燃やせ!」と書かれている旗

 さらに別の団体により、2月13日以降にも新たなノーマスクデモの開催が発表され、参加者が募られている。

 マスクをする・しない、ワクチンの効果を信じる・信じないは個人の自由なのかもしれない。しかし、風邪かインフルエンザか、はたまた新型コロナウイルスか分からない自己診断で、公共交通機関を使用することはいかがなものか。