《おめでとうを何回言っても足りないから何度も言う!鍵山優真選手銀メダルおめでとうございます!》
《鍵山くんおめでとう!!!!キスクラ、毎回かわいい表情みせてくれてありがとう!!!!!!!!》
得点が発表されるキス・アンド・クライで無邪気に喜ぶ様子にも注目が集まったのは、北京五輪で日本フィギュアスケート史上最年少の銀メダルに輝いた鍵山優真。
「鍵山選手はすでに4年後のミラノ五輪を見据えて“金メダルを目指して頑張りたい”と宣言しています。まだまだのびしろしかない年齢ですから、可能性は十分にあるでしょう」(スポーツ紙記者)
そんな鍵山は、『星槎国際高校横浜』に在学中の現役高校3年生だ。その素顔を、同級生で自身も体操選手として活躍する岡慎之助選手が明かしてくれた。
「普段は“カギ”って呼んでいます。それか“ゆまさん”ですね。僕は、名字か“慎ちゃん”と呼ばれています」
北京五輪での快挙に、アスリート魂が燃えたという。
「いつもどおりの、優真らしい演技だったと思います。オリンピックという大舞台で勢いに乗った演技ができるところに、すごく感動しました。
自分の心にも火がついて“優真みたいにならなきゃダメだ、頑張ろう”という気持ちになりました」
学校ではアニメの話も
高校は通信制で、鍵山と岡選手は月に1度ほど顔を合わせるかどうか。アスリートのクラスは生徒数がたった4人で、男子は鍵山と岡選手の2人だけ。
「授業はまじめに聞いていて、休み時間にはゲームをしている姿を見ますね。私生活や趣味は普通の高校生と同じ。オンオフの使い分けが上手なんだと思います」
アスリート同士の2人は教室で何を話すの?
「学校では、あまりスポーツの話はしないんです。オフの日は“好きなことをやる”と決めているのかもしれません。体操も身体をひねる技があるので、冗談で“教えてあげるよ”と話したことはありますが(笑)。あとは、アニメについて“あのシーンよかったよね”と話すこともあります」
そんな学校生活での最大の思い出も教えてくれた。
「授業でスケートリンクに行く機会があり、みんなで楽しく滑ったあとに優真の演技を見せてもらいました。生で見るのはそのときが初めてだったのですが、4回転ジャンプも披露してくれて本当に感動しました。それがいちばん心に残っています」
なんとも驚きの授業だが、もちろん一般的な教科もある。
「優真は頭がよくて、どの教科もできるんですよ。もちろん、普段の予習・復習も頑張っているんだと思いますが、授業中の理解力もすごく高い。以前、数学を教えてもらいました」
まもなく高校を卒業する“カギ”
勉強以外にも驚くところがあるそうで……。
「集中力ですね。学校で絵を描いていたときもすごく集中していて。練習の様子はわかりませんが、そういう部分が、スケートにも生かされているんだと思います」
描いていたのはマンガのキャラクターだというが、それもかなりの腕前だったそう。スケートでは、演技やステップなども評価される“オールラウンダー”を目指す鍵山は、私生活ではすでにオールラウンダーなのかも。
まもなく高校の卒業を迎える2人。岡選手は最後の思い出づくりを楽しみにしている。
「まずはオリンピックのメダルのお祝いをしたいですね。学校で会う日も、優真は放課後に練習があったりして、一緒にごはんに行ったことがないので、次に会ったらおいしいものを食べに行きたいです。何を食べるかは、まだ考え中です(笑)」