「思いのほかしんどかったですね……でも久しぶりに働いてる感がすごくありました」
宮迫博之がプロデュースする焼き肉店『牛宮城』が3月1日にオープン。当日は著名人が続々来店し、閉店後に自身のYouTubeチャンネルで生配信をした宮迫も、さすがにお疲れのよう。
「この日は招待客がメインだったようです。“来店予告”をしていた江頭2:50さんが、撮影クルーを連れて来ていました」(近所の居酒屋店員)
芸人仲間の出川哲朗やカンニング竹山からも祝い花が届き、3月中の予約はすでに埋まるなど、好スタートを切っている。
“黒幕”扱いされた若林氏が撤退して
「TKOの木下さんやホリエモンさんも来店しており、SNSでその味を絶賛しています。ロケーションは渋谷センター街からすぐという一等地ですから、集客には最高の場所です。元相方の蛍原さんからも予約の電話があったそうですよ」(グルメライター)
順風満帆に見えるが、オープンに至るまでは長い道のりだった。
「宮迫さんがユーチューバーのヒカルさんに、“焼き肉店をオープンするから1億円貸して”とドッキリを仕掛けたのがきっかけです。ヒカルさんが承諾したことでドッキリが現実味を帯び、その後2人が共同経営者として焼き肉店を開店すると宣言しました。昨秋オープンの予定が、直前に発生した“トラブル”の影響で、一度、開店延期をしています」(スポーツ紙記者)
そのトラブルとは、ヒカルが9月末に公開した開店に向けての試食会の動画にある。ヒカルは運ばれてくる料理に次々とダメ出しをし、“こんな焼き肉ありえない”“ほんとにこれ粗悪店ですよ”と酷評。11月には事業からの撤退を宣言したのだった。
「開店準備を仕切っていたのは、『牛宮城』に出資しているノーブルプロモーション社の代表取締役であり、宮迫さんを長年サポートしてきた実業家の若林和人氏。ヒカルさんも“宮迫さんが信頼しているなら”と一任していましたが、試食会でクオリティーの低さに失望し、不信感を募らせることに。ヒカルさんが撤退の理由として若林氏の存在を公にしたため、世間からは“黒幕”扱いを受けました」(同・スポーツ紙記者)
そんな若林氏は、オープン1か月前の2月1日に代表取締役を退任。保有していた同社の株については、すべて宮迫が買い取ったという。
「若林氏が身を引いたことで、ヒカルさんも矛を収めやすくなったのでは。そもそも若林氏が批判を浴びるのは、ヒカルさんの意図するところではなかった。すでに両者は和解しており、ヒカルさんは“宣伝隊長”としてプロジェクトへの復帰も宣言しています」(同・スポーツ紙記者)
「ビジネス中心で頑張っていきたい」
紆余曲折の末のオープンとなったが、思えば'19年に“闇営業”騒動で吉本を去って以降、『牛宮城』だけでなく、宮迫の活動は迷走の一途をたどっている。テレビ復帰を画策するもままならず、'20年1月にはYouTubeチャンネルを開設した。
「開設から半年で、チャンネル登録者数は100万人を突破。順調な出足でしたが、しばらくして吉本と衝突します。宮迫さんは当初、芸人仲間に直接声をかけていて、オファーを受けた芸人が吉本に“出てもいいか?”と確認し、出演していました。ですが、事務所を通さずに勝手にコラボを持ちかけることに、吉本から反発の声が上がったんです」(制作会社関係者)
宮迫にとって古巣の仲間と共演するのは当然だったのかもしれないが、彼は吉本から“反社”とのつながりで契約を解除された身。
「吉本が宮迫さんのYouTube関係者を調査したところ、怪しい人物が浮上したとか。一連の騒動で慎重になっていた吉本から、所属する芸人たちに“宮迫さんのチャンネルへの出演は控えてください”と注意喚起があったそうですよ」(同・制作会社関係者)
状況が変わったのは、昨年の吉本の契約更改から。
「契約更新に関するオンライン説明会で、ある芸人が“宮迫さんのチャンネルにまだ出てはダメなのか?”と質問したところ、“自己責任で出てもらって構わない”と説明されたそうです。方針が変わったようで、そのころに宮迫さんサイドにも“オファーする際は事務所をきちんと通してください”と通達したとのこと。正式な出演依頼なら問題ないということで、それ以後、次長課長の河本さんやバッファロー吾郎Aさんなど、チャンネルに登場する芸人が増えたんです」(吉本関係者)
また、宮迫は今年1月から『未来検索ブラジル』という会社を新たな窓口にしている。
「この会社は『ガジェクリ』というクリエイターをサポートするサービスを展開していて、YouTubeを主戦場にしている宮迫さんにとっては心強いんじゃないでしょうか」(同・スポーツ紙記者)
ついにトップユーチューバーを目指す─かと思いきや、宮迫は再び別の道に心惹かれているという。
「YouTubeに関しては、かつての情熱は失っているようですね。正直言ってネタ切れですし、再生回数は伸び悩んでいます。タレントとして活動することに疲れたのか、最近の宮迫さんは“絶対にテレビに復帰したい!”という考えではなくなっているとか。焼き肉店が話題になって日銭が入っていることもあって、“今後はビジネスを中心に頑張っていきたい”と周囲に話しているそうです」(テレビ局関係者)
実際、宮迫が株を買い取ったノーブルプロモーション社は、将来的にさまざまな事業を展開する可能性がある。
「現在の大きな柱は飲食店経営ですが、登記を見るとほかに事業目的として33もの項目が登録されています。中には“コインランドリーの経営”“保育園の経営”“ネイルサロンの経営”といったものも。テレビから姿を消して2年がたった今も、宮迫さんの知名度は抜群ですから、『牛宮城』を足がかりに、タレント実業家としての成功を目論んでいるのではないでしょうか」(前出・制作会社関係者)
とはいえ、そろそろ腰を据えないと、ホトちゃんにもホトホト呆れられるかも!?