俳優・三浦翔平(以下、地の文では「三浦」)が、4月スタートのフジテレビ系『ポップUP!』に、火曜パーソナリティとして出演することが発表された。
三浦が情報番組のパーソナリティを務めるのは初めてで、「現在、一部ネット上で取り沙汰されている“疑念”を晴らすチャンス」(スポーツ紙記者)と、メディア関係者からも注目を集めているようだ。
三浦春馬さんとの思い出
三浦といえば、3月6日に同局で放送された『ボクらの時代』にも出演し、同じく俳優の城田優、米本学仁とともにトークを展開。3人は現在上演中のミュージカル『カーテンズ』で共演しており、番組では、三浦と城田がプライベートでも親交があることも紹介。また、トークが進む中で、2020年7月に亡くなった三浦春馬さん(以下、地の文では「春馬さん」)についても話題に上がる場面があった。
「2008年4月期の日本テレビ系連続ドラマ『ごくせん』第3シリーズで俳優デビューした翔平くんは、同作品で共演した春馬くんから“すごく感銘を受けた”とコメント。この出会いによって役者としての意識が生まれたという翔平くんに、城田くんは“春馬が、翔平を更生してくれたっていうこと”と、笑っていました」(テレビ誌ライター)
三浦と城田は、生前の春馬さんと交流があったことも知られている。春馬さんの訃報があった日、城田は音楽特番『音楽の日2020』(TBS系)でGReeeeNの『キセキ』を歌唱しながら号泣。
また、春馬さんの最後の主演映画となった『天外者』でも共演していた三浦は『週刊女性』2020年12月22日号のインタビューで、春馬さんと深い絆で結ばれていた日々を振り返っていた。
幕末から明治初期が舞台の『天外者』で、春馬さんは薩摩藩の五代友厚役、三浦は土佐藩の坂本龍馬役を熱演。三浦はインタビューの中で、同映画のクランクイン前に春馬さんと2人で食事へ行ったことや、中盤のシーンは何度も2人だけで読み合わせをしたこと、撮影後には春馬さんから「翔平が龍馬でよかった」という言葉をもらったことなどを明かしていた。『ごくせん』での共演以降、プライベートで飲んだりサーフィンに出かけたりしていたという話も披露している。
「なお、春馬くんが出演していた人材派遣会社『グロップ』のCMは、彼の死後、翔平くんが引き継いでいます。2人が“親友”のような関係にあったことは業界内でも有名でしたし、だからこそ、翔平くんも同CMを引き受けたのではないでしょうか」(同・前)
批判される立場にない三浦翔平
そして今回、『ボクらの時代』で三浦や城田が春馬さんに触れたことで、ネット上には「春馬くんのエピソードが聞けて嬉しい」との書き込みが寄せられたが、一部から「今、この2人から春馬くんの話を聞くのは複雑」といった声も。
「というのも、ネット上ではこのところ、アパレル会社社長・東谷義和氏がさまざまな芸能人の暴露話を投下するYouTubeチャンネル『東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】』が注目を集めていて、3月1日の配信では、城田くんや翔平くん、そして春馬くんの名前も出ていたんです。
東谷氏は、城田くんに関する暴露トークを繰り広げる中で、彼と春馬くんは“親友じゃなかった”と指摘。一方、“翔平はでも、(春馬くんと)よう遊んでた気はします。親友とまではいかなくても、よく遊ぶ友達ではあったのかなとは思ってます”と述べていました」(前出・スポーツ紙記者)
同動画の影響で、城田に関してはネット上でもちょっとした騒ぎになっている。かたや三浦については、東谷氏も“春馬さんと親友だったとは言い切れない”と主張しただけなのだが……。
「“東谷氏が名前を出した人物”というだけで、翔平くんにもネガティブな印象を抱いてしまったネットユーザーがいるらしく、関係者の間でも心配されています。東谷氏はこれまでに『アンジャッシュ』の渡部建や、YouTuber・てんちむ(以前は『橋本甜歌』名義で子役として活動)などの暴露話も発信していますし、その流れから翔平くんも名指しされたことで、一部で誤解を招いているみたいです。
しかし東谷氏自身、最後に春馬くんと食事した時は翔平くんも一緒で、春馬くんの様子も“めっちゃ元気でした”と語り、2人に関するほかのエピソードも明かしています。それでいてなぜ、東谷氏が翔平くんと春馬くんの関係を“親友とまではいかない”と決めつけるのか疑問ですが、少なくとも、翔平くんは批判されるような立場にはないでしょう」(同・前)
そんな中、『ボクらの時代』放送翌日の7日、三浦が『ポップUP!』の火曜パーソナリティに起用されたことが発表された。
「東谷氏の暴露YouTubeは業界内でも認識されていますけど、ここでフジテレビが翔平くんの出演情報を解禁したということは、やはり彼に関しては“問題ない”と判断されたのでしょう。翔平くんは、東谷氏が火をつけた騒動の“飛び火”をくらっているような状況で気の毒ですが、新たに『ポップUP!』のパーソナリティに挑戦していくこの機会に、ネット上の疑念も晴らしていけるのでは」(前出・テレビ誌ライター)
それにしても、東谷氏の影響はどこまで広がり、いつになったら収束するのだろうか。