プロレスラー・ジャガー横田と医師・木下博勝氏の長男である木下大維志くんが、2月から始まった高校受験に苦戦しているという。
SNSを通じて、大維志くんの不合格を逐次報告している木下氏は、ネット上の「かわいそう」といった批判に対して、自身のYouTubeチャンネルで「今の時代は、何でも表に出す時代ですよ。隠していたら駄目」と反論したが、大維志くん本人もTwitterで、「ゴチャゴチャ言われる筋合いはない」とネットユーザーに“かみついた”。
不合格報告を「公表しないとダメなの?」
大維志くんは2018~2019年、中学受験に挑戦する様子を『スッキリ』(日本テレビ系)に密着取材された。偏差値71という第一志望の難関校には、残念ながら不合格となったが、医学部のある大学付属校に合格し、結果を残したのだった。
最終的には公立中学に進学し、現在中学3年生の大維志くんは、2月から高校入試がスタート。木下氏のインスタグラムによると、2月10日に≪最初の入試≫、同13日に≪受験第二弾≫、同18日に≪受験本番≫、そして21日に≪都立高校の入試≫に挑んでいる。
「その後、3月に入ってからも、各校の入試を受けているようですが、ここまで『不合格』報告しかありません。都立高の2次募集に願書を提出したことから察するに、いまだ進学先が決まっていないのでしょう。
3月3日、大維志くんはインスタグラムで、不合格報告とともに、『shit school no brain teacher(クソ学校、能無し教師)』という言葉を投稿しており(現在は削除済み)、入試ラッシュと不合格続きで、かなりのストレスを抱えている様子が伝わってきます」(芸能ライター)
そんな過酷な高校受験の様子や合否を、父親である木下氏が公表していることに、SNSでは否定的な声が噴出している。
≪公表しないとダメなの?可哀想な気がする≫
≪多感な時期なんだから黙って見守ってあげればいいのに≫
≪子どもの自尊心傷付かないもんなのかね≫
「それでも木下氏は、高校受験の合否を公表し続けており、その背景には、大維志くん自身が望んでいるからという面がありそうです。というのも、彼はそもそも自分のインスタグラムでも不合格を報告していますし、3月7日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)の取材に対しては、『(不合格公表は)話題作りというのもありますが、一番は自分へのみそぎです』とも述べているんです」(同・前)
人気YouTuber顔負け“大維志くん語録”
大維志くんは、同番組の取材に文書で回答していたようで、放送日の夜には、自身のTwitterで「#truth」というハッシュタグを付け、全文を公開していた。
≪(1)なぜ、受験結果をSNSで公開されたのでしょうか?また公開する上で心配だったことや懸念することはありましたでしょうか?
(2)ネット上では大維志さんを応援するコメントと共に、「受験結果まで報告する必要ない」など批判的なコメントも上がっていますが、批判的な意見に対してどう思われますか?
(1)話題作りというのもありますが、メインは自分への禊です。心配と懸念は全くないですね。
(2)まあ、来るとは分かってましたが、肯定的でも否定的でもゴチャゴチャ言われる筋合いはないと思ってます。このInstagramやニュースなどのSNSを閲覧するユーザーに“は?”と思わせて考えさせて、結果俺ちゃんの意図が解読できる人間にしか理解ができない。なので、以下の通りヘイトする人たちは、まったく的を射てないと言うことです。≫
「(2)の回答は、ネットユーザーを挑発する文言が目立ったためか、放送ではまるまるカットされていました。大維志くんのTwitterアカウントを見ていると、実業家の堀江貴文や、“炎の講演家”こと鴨頭嘉人、YouTuberのラファエル、ヒカルといった人物に影響を受けていることがわかるだけに、彼らのような他人の批判に屈しない、自分の信念を貫く生き方を、彼も実践しようとしているのかもしれません。まだ15歳ながら、
≪憲法の基本原則に、平和主義って書いてあるやけだから、そりゃ日本に闘争心のあるものはいないだろうな。≫
≪謙虚な気持ちが大事なのではなく、自分に正直なのが大事である。≫
≪人間は、他人を舐めてて当然。なぜなら、他人から、これをやれと命令、指示されて言うこと聞く?:聞く人は、その当人を舐めてないだけ。≫
といった彼なりの人生哲学を感じさせるツイートも散見されます」(同・前)
ゆたぼんとの違い
そんな大維志くんの一面は、「受験校選びにも反映されていた」(芸能記者)との指摘も。
「木下氏がインスタグラムで明かしたところによると、大維志くんは滑り止め校を受けないという“攻め”の受験を行っていた様子。一方の木下氏も、子どもの自主性を重んじる教育を行っている印象なので、息子の受験校選びを尊重したのでしょう」(同・前)
大維志くんはこれまで、中学生ながら、髪を青や金に染めたり、スキンヘッドにしたり、またド派手なファッションをすることもあったが、「木下氏は特に咎める様子はなかった」(同・前)といい、昨年3月9日には、インスタグラムで≪息子のセンスは理解出来ませんが、人に迷惑を掛けている様にも感じないので、尊重しているつもりです≫と、その胸の内を明かしていた。
「今回、高校受験の合否公表がネット上で物議を醸した時も、≪彼は大人が思うより深く考えて行動しています≫と、息子をフォローするコメントを投稿していました。しかし、≪塾の先生方が、何故不合格になるのか分からないと言ってくれている様です。≫という話もあるだけに、もし木下氏が、滑り止め校を受験させ、ひとまずその合格を手にしていたら、気持ちに余裕を持って本命校の試験に臨めたのでは……と思ってしまいます。
ちなみに大維志くんと同じく、ネットを通じて独自の人生哲学を主張する中学生といえば、不登校YouTuber・ゆたぼんが思い浮かびますが、よく『親の言いなり』と指摘されるゆたぼんに対し、大維志くんは、父親がなんでも認めてくれる環境の中、自我を強くしていった印象。未成年の子どもの意思を尊重すると同時に、さまざまな選択肢があることを助言するのも大事なのかもしれません」(同・前)
ジャガーは『AERA』2021年3月8日号(朝日新聞出版)で、大維志くんの進路に関して、「『東大に行くんだ』なんて言ってますが、言うのは簡単(笑)。でも目標は高く持つくらいがちょうどいいですからね」と語っていた。
また、最近では大維志くんがインスタグラムのコメント欄で、「俺ちゃんは、カルフォルニアの大学でcomputer scienceを学びます」「physics mathematicsみたいな計算する学部に入りたいんだよね」と明かしたこともあった。
いずれにせよ、高校受験は、大維志くんが自分の学びたい道に進むための最初の一歩になるはず。合格を勝ち取り、春から新たなスタートを切れることを祈りたい。