高橋真梨子の“最後の全国コンサートツアー”が1月27日から始まっている。
「立川ステージガーデンからスタートして、ホームステージの東京国際フォーラム・ホールでは5公演。10月末までの10か月の間に、全国42公演の開催が予定されています」(スポーツ紙記者)
ラストと聞いて最後のステージを見届けたいと思ったファンは多く、東京公演のチケットはすでに完売。ただ、すべての音楽活動をやめてしまうわけではない。
「全国ツアーはこれで最後になりますが、ライブは続けていくそうですよ。主に東京での活動となると思います。体力的に地方を転々とするのはつらいみたいで、全国を回るのは今回でおしまいにするということです」(芸能ジャーナリスト)
高橋がライブをする際には、絶対はずせない条件があるという。
「以前、高橋さんが突然“歌わない!”とスタッフに告げたことがあって。ツアーの構成作家で高橋さんの夫でもあるヘンリー広瀬さんが参加できない日程があったからなんです。バンドを仕切っているヘンリーさんの存在はそれほど大きいんですね」(前出・スポーツ紙記者)
ヘンリーはペドロ&カプリシャス時代から高橋を支え、1993年に結婚。おしどり夫婦として知られる。
息ぴったりの夫婦が作るステージ
女性歌手を夫がサポートする例はほかにも。
「松任谷由実さんのプロデュースを夫の正隆さんがしているのは有名ですね。彼は作曲や編曲を手がける天才。
竹内まりやさんの夫・山下達郎さんも妻の歌手活動をサポートしていました。まりやさんは過去に、“彼にプロデュースしてもらうことで、書いた作品が私のイメージどおり、あるいはそれ以上になっていきます”と感謝の言葉を述べています」(前出・芸能ジャーナリスト)
夫の存在が不可欠なのには理由があるらしい。
「長い間、歌手活動をされている方々ですから、歌い方やアレンジなどのバリエーションが多くなります。ステージでは気持ちよく歌えるように曲を調整するのですが、これがとても難しい。でも、高橋さんたちのように夫婦で組んでいる場合は、不思議にうまくいくんです。長年連れ添ってきているからなのか、ぴったり気持ちよく歌と曲がつながるんですよね。本人たちいわく、“求めてるフィーリングが合う”ということだそう」(同・芸能ジャーナリスト)
長年紡いできた関係だからこそ、歌える曲がある。“ラストツアー”でも、夫婦の奏でる美しいハーモニーを聴くことができるはずだ。