安子、るい、ひなたとバトンをつないできたNHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』もいよいよ佳境へ。恋愛、結婚、出産、別れ……といろいろありました。そんな3世代のヒロインたちのこれまでを、笑顔と涙の名セリフとともにプレーバック!
【安子編】
第1週
「メイ アイ ライト ア レター トゥ ユー?」
稔(松村北斗)との出会いでラジオ英語講座に夢中になると同時に、恋心を抱くようになった安子(上白石萌音)。そんな稔が夏休みを終えて大阪の大学に戻ることを知った安子が、“手紙を書いていい?”と英語で思い切って告白。2人はここから急接近していった
第2週
「わし今年が最後の夏なんじゃ。諦めん、甲子園も……あんこも!」
稔が安子の両親に交際を認めてもらおうとするも、許してもらえなかったことを知った勇(村上虹郎)。すると、稔とキャッチボールをしながら、自分も安子が好きと宣戦布告ともいえる決意の言葉を
第3週
「どこの国の音楽でも、自由に聴ける。自由に演奏できる。僕らの子どもには、そんな世界を生きてほしい。ひなたの道を歩いてほしい」
稔の出征を前に両家から結婚を認められた安子。出征後生まれた子どもに稔が、2人の思い出の曲『オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート』を演奏するルイ・アームストロングから“るい”と名づけた。その名前に込めた思いを、安子はこの稔の言葉から知る
第4週
「稔さん、意地悪せんで帰ってきて。……稔さん!」
稔が戦地から帰るのを待つ安子の元に、戦死したとの知らせが。ショックでフラつきながら2人の思い出の神社に向かい、こう泣き叫ぶ安子の姿は、涙なしでは見られない悲痛なシーンに
第7週
「カムカム英語が終わったんです。何か心の支えを失うたようで、どねんしょう思いよったんですけど……。こねんして、英語の道は続いていくんですね」
るい(古川凛)との幸せの時間だったラジオの『カムカム英語』が終わり寂しさを募らせていた安子。そんな中、偶然知り合ったアメリカ軍人のロバート(村雨辰剛)から、英語教室のテキスト作りに協力してほしいとお願いされ、安子は笑顔でこう快諾。これをきっかけに2人の仲は深まっていく
第8週
「一緒に暮らせらなんでもええ。るいのそばにおりてえ。るいは私の命なんです」
失踪した兄の算太(濱田岳)を探し続け倒れた安子を介抱したロバート。その際に、母国に帰るから一緒に来てほしいと抱きしめながら告白するも安子はこう返答。しかし、ガラス戸越しにこれを見たるいは、さまざまな誤解が重なったこともあり“二度と会いとうねぇ、I hate you”と拒絶。絶望した安子はロバートと旅立つことに
【るい編】
第11週
「あなたのせいで余計なこと、思い出してしもた。忘れたかったのに。忘れるために岡山を出たのに」
大阪に引っ越したるい(深津絵里)はクリーニング店の常連客・錠一郎(オダギリジョー)に誘われ、彼の出演するライブへ。すると、錠一郎は『オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート』を演奏。忘れたい母との思い出の曲に耐えきれず店を飛び出したるいは、追いかけてきた錠一郎に涙を浮かべて言った
第11週
「僕はこの先もずっと、サッチモちゃんと一緒にいたい。一緒に生きていきたい。僕はサッチモちゃんのことが好きなんや」
頑なに拒んでいたトランペットのコンテストに出場を決めた錠一郎は、優勝したら一緒になってほしいと告白。同じ気持ちのるいだったが、幼いころに事故で負った額の傷を見られたら嫌われるのではと複雑な心境に
第13週
「怖がらんでいい。私が守る。あなたと2人で、ひなたの道を歩いていきたい」
トランペットを吹くことができないという奇病になり、絶望で暗闇しか見えない錠一郎を抱きしめたるいの温かい言葉。これを機に2人は京都に移住し結婚生活を送ることに
第13週
「わかる時が来るかもしれへん。何でお母さんが、私を捨てたんか」
京都で生計を立てるため、回転焼き屋をやることにしたるいは、安子と大阪でおはぎを売っていたころを思い出す。あんこも幼いころに教わったことを思い出しながら作り始めたるいは、忘れようとしていた母との記憶を頻繁に思い返すように
第15週
「明日からこの番組を聴きなさい。英語、勉強したいんでしょ?」
偶然出会ったビリー(幸本澄樹)に恋をした小学生のひなた(新津ちせ)は、英語教室に通いたいと言い出す。そんなとき、ラジオで英語講座をやっていることを知ったるいは、安子と一緒に勉強したことを思い出すかのように、ひなたにこれで学ぶように提案。これで親子3世代でラジオ英語講座に触れることに
【ひなた編】
第16週
「誰がおまえなんかについていくかあ!たあ、たあ、たあ!」
高校3年生になったひなた(川栄李奈)は、映画村のミスコンに出場することを決意。演技審査まで進み相手役となったのが、実家の回転焼きを買いに来た際に嫌みを言われた客・五十嵐(本郷奏多)。ひなたはそのときの不愉快な記憶がよみがえり、こうアドリブを飛ばして五十嵐を刀で斬ってしまい、優勝を逃す
第17週
「好きになりました、映画村も時代劇も。前よりも、もっともっと好きになりました」
高校卒業後の進路に悩んでいたひなただったが、ミスコン出場をきっかけにひと夏だけ映画村でバイトをしたことで進むべき道を発見。最終日に、バイトをすすめてくれた大部屋俳優の虚無蔵(松重豊)に向かってこう挨拶すると、翌年から大好きな映画村で働き始め、人生の新たな一歩を踏む
第18週
「ひなたちゃん見ていると、妹を思い出すんじゃ」
映画村のCM撮影の現場で、ひなたは振付師となった算太と出会う。その後、るいの回転焼きの評判を聞きつけ訪れようとした算太は、途中でひなたと遭遇し思わずこの言葉を。しかし、ひなたに案内され店を訪れるが、るいを見るなりその場から逃げ出してしまう
第17週
「何言うてんの、あんた。アラカンの五十倍なんやろ? モモケンさんにも誰にも負けへんのやろう!」
時代劇スターのモモケン(尾上菊之助)の、映画の相手役オーディションを受けることになった五十嵐。すると、今まで会えばケンカばかりしていたひなたが、五十嵐を初めてこう応援。このときから、ひなたの気持ちに淡い恋心が
第18週
「ちゃんと毎日顔見せろ。寂しいだろ、バカ」
モモケンの時代劇に、初めて役名をもらって出演することになった五十嵐に、ひなたは練習に付き合うと宣言。しかし、ひなたの仕事が急に忙しくなり、会えない日々が続く。すると、五十嵐はひなたが家に帰るのを待ち伏せし、抱きしめながらツンデレ告白。2人の交際が始まる
第18週
「あと7年で地球が滅亡するんやったら、私1秒でも長く文ちゃんと一緒にいたい。文ちゃんと暮らしたい」
交際から8年。7年後に訪れるノストラダムスの大予言を信じるひなたは、地球滅亡の前に五十嵐と一緒になりたいと告げる。しかし、五十嵐は大部屋俳優のままでは結婚できないと語り、ここから2人の仲はギクシャクし始める
この先どうなる!?
来週(第21週)の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』は?
NHK総合 月曜~土曜 朝8時~ほか
母と向き合うことを決心したるいは久しぶりに家族を連れ雉真家へ。するとひなたが、カムカム英語のテキストを発見。表紙に書かれた“Yasuko”という名前について尋ねられたるいは、安子との思い出を初めてひなたに話す。京都に戻って数日後、錠一郎が突然トミー北沢(早乙女太一)を連れてきて大騒ぎに。再会を喜ぶるいだったが、錠一郎のあるひと言で涙が止まらなくなり……。2人に一体何があったのか!?