今月17日、“最強の一般人”木下優樹菜の写真集が発売される。
“タピオカ恫喝騒動”の影響で芸能界引退を余儀なくされた木下だったが、引退後わずか2か月の2020年9月には新しくインスタグラムのアカウントを開設し個人活動を再開した。開設1週間でフォロワー数は20万人を超し、現在は50万人を突破している。そして昨年3月にはアパレルブランド『GALFY』に起用されるなど“一般人”となっても、芸能人のような活動をしている状態だ。
そんな木下がなぜ今、写真集を出すのか──女性誌記者はこう語る。
「例の騒動以降、メディアへの出演は難しくなった今、写真集はメディアに取り上げてもらう方法のひとつ。YouTubeの登録者数やインスタグラムのフォロワーはちょっと頭打ちになっていますからね。写真集を出すとなれば、売り上げを伸ばしたい出版元も積極的に宣伝するでしょう。彼女も印税を得ることができますし、オファーがくれば受けない理由はない」
木下が出版社につけた“注文”
出版社が不祥事を起こした芸能人に露出度高い写真集を出さないかと持ち掛けるのは業界の常だ。
過去には元モーニング娘。の加護亜依や後藤真希が出した写真集が人気を博した。今回木下の写真集を出す出版社は一昨年に道端アンジェリカ、昨年末に熊田曜子の写真集を出版するなど、話題性のある作品を積極的に世に放っている。ヒット作も多い。
発売記者会見や発売記念イベントなどが開催されればメディアが取材に赴くのは間違いない。しかし、写真集を数多く出している大手出版社社員は、“売れない可能性も大きいのでは”と指摘する。
「タピオカ騒動以降、木下さんに写真集のアプローチを仕掛けていたのはほかにも何社かありました。複数のオファーを受けて彼女もどこで出すか悩んでいたのだそうです。そんななか、オファーをかけた側にも関わらず、ある出版社は彼女の“紙に対する強いこだわり”がネックになり交渉を断念したと聞きました」
どういうことか。現在、パソコンやスマホで見ることができるデジタル写真集も販売することが一般的になっている。印刷費などの制作コストも抑えられるのに加え、在庫が売れ残った場合に出版元が回収しなければいけない、という事態も避けられる。
できるだけアーティスティックに
「話し合いのなかで木下さんは、“紙の写真集も出さなければやりたくない”という強い意思表示をしたと聞きます。まだそこまで売れていないグラビアアイドルさんなど、採算がとれるかわからない写真集の場合はとりあえずデジタル版のみで出すことも多々あります。そんな事情もあり、その出版社は“デジタルのみ”の販売にしたいと木下さんに申し出たところ、交渉が決裂したといいます」(前出・出版社社員)
強いこだわりのウラにあったものは何なのだろうか。
「長らく芸能界でタレントとして活躍してきた彼女のなかには、“紙の写真集のほうがグレードが高い”という認識があったのではないでしょうか。出版する版元の社員には木下さんの写真集について同業からの問い合わせが多く届いているらしいですが、“細かいところは話せない”と答えを渋る人が多いと聞きます。
実際に携わった人しか知らないというのもあるのかもしれませんが、努めて情報を外に出さないようにする気概を感じられましたね。今回の写真集には大胆なショットも封入されていますが、“素っ裸は嫌”との木下さんの意向が反映されているそうです」
つい先日も元夫のFUJIWARAの藤本敏史が子どもたちの学費も全て自分が払っているとトーク番組で明かしたばかり。勝負の写真集で自立することができるか。