約30年ぶりとなるマクドナルドのCM出演が話題の宮崎あおい。36歳とは思えない透明感あふれる美肌と、若々しいビジュアルに注目が集まった。CMでは後輩男子をあしらう小悪魔風キャラの先輩OLとして登場しているが、その姿もナチュラルでみずみずしさ満点!
一方で、プライベートでは2007年に1度目の結婚をするも離婚。2017年には元V6の岡田准一と再婚し、翌年には第1子を出産した。一時は離婚の原因に“不倫”が噂されたこともあり、いまだ一部からはマイナスなイメージも聞こえてくるが、それらの声も今回の「まるで20代」な透明感&爽やかさで一蹴!
女優、そして妻・母としても頑張る宮崎。その透明感をキープできている秘訣は何なのか? これまで「可愛い」ともてはさやされてきた彼女だが、その“超童顔”に変化はあるのかーー? 女性のアンチエイジングや最新美容施術に詳しい美容整形外科医に話を聞いた。
今回のターゲット:宮崎あおい
「その透明感はマネできる? 驚愕の“36歳ベビーフェイス”を美容外科医が徹底分析」
回答者:美容整形外科『高須クリニック東京院』 平野正之医師
――結婚、出産を経てもなおみずみずしい美しさが評判の宮崎あおいさんですが、そんな彼女もアラフォー世代に入りました。何か変わったなと思う点はありますか?
平野先生「ほとんど変わらない印象です。お顔も体型も10代、20代の頃からそのままの印象ですが、強いて言うなら年齢のせいかお顔が痩せたのでしょうか? 目元や鼻がすっきりシャープになった印象があります」
――年齢を重ねると、顔は痩せるものなのでしょうか?
平野先生「誰もが中高生の頃が1番、顔がむっちりしている。その分ハリもありますが、体重に関係なく10代の顔はパンッと肉感があるものです。それが20代、30代と次第に顔も痩せ、場合によってはそれが痩(こ)けたり、シワやたるみになりますが、宮崎さんの場合は骨格のせいか、それが目立たないのでしょう。少しエラがあるのも影響していると思います」
「歯の食いしばり」がエラ発達の原因にも
――エラというと目立たなくさせたい! と思いがちですが、あった方がハリにはいい場合もあるんですね。ところで、宮崎さんみたいなシャープな鼻や目をもし整形で作るとしたら、どのような施術方法がありますか?
平野先生「鼻は鼻尖形成(鼻尖縮小)という方法ですね。鼻の頭のポッコリ感が、指でつまんだようにスっとなります。鼻根が気になるならヒアルロン酸注入やプロテーゼで高くする方法もあります。目は目頭切開や、目元をパッチリせるために埋没法をやるのもいいかもしれません」
――なるほど。ちなみに先ほどエラのお話が出ましたが、エラが目立つのは加齢によるものでしょうか?
平野先生「元々の骨格的な原因もありますが、年齢というより生活習慣で咬筋が発達してエラが大きく見える場合が多いですね! 例えば歯のくいしばりの癖や奥歯に力を入れるスポーツが趣味など、そのような行為でエラ(咬筋)は発達します」
――歯のくいしばりも原因なんですね。睡眠中も気を付けないと……。ところで、昔から可愛いお顔の宮崎さんですが、その可愛らしさを作っているポイントはどの部分でしょうか? また、宮崎さんのような可愛らしいお顔になるには、どんな施術がオススメですか?
平野先生「まずシワも少なく肌がきれい。これだけで清潔感のある印象になるので、肌はやはり大きいです。あとは輪郭。こじんまりした丸顔で目・鼻・口もこじんまりした、典型的なベビーフェイス。このあたりが愛らしく、また若々しい印象を与えているのだと思います」
――若い頃は、丸顔は太って見えるので敬遠されがちですが、大人になると長所になるんですね! あと“肌がきれい”とのことですが、宮崎さんといえば、その「透明感」。あの透明感はどのようにして作ることができるのでしょうか?
平野先生「宮崎さんはじめ、女優さんたちの“肌がきれい”のポイントである“透明感”。これはズバリ、手軽×複合施術が叶えてくれます!」
会社帰りにもできる、お手軽施術
――手軽! 肌にハードなピーリングなどではなく?
平野先生「施術自体はメスも不要、ダウンタイムの心配もなく、それこそ会社帰りでもOKな手軽なものです。まず、顔全体のシミやくすみ、肝斑など幅広いお悩みに対応できる『ピコトーニング』。これはこれから肌に浮き出そうな潜在的なシミにも効果があります。あとは美肌・シワ・たるみケアの定番である『M22』などの『フォトフェイシャル』ですね」
――痛みの心配などは、ないのでしょうか。
平野先生「それらは、痛みもなく、エステ感覚で受けられる、美容マニアも定期ケアとしてあげるほどの定番人気メニューです。それにビタミンやトラネキサム酸などを使ったイオン導入やインナーケアとしてシナールなど、ビタミン系の処方薬を飲むという方法も。これらを2か月に1度程度、定期ケアとして続けるだけでかなり透明感が出ると思います」
――どれもお手軽ケアとして名前は聞いたことがありましたが、それを複合してやることがポイントだったんですね。では、自宅でできるセルフケアなどはありますか?
平野先生「まずは季節を問わず日焼け対策をする、そして洗顔やメイク時に肌を強くこすらない、そして徹底的に保湿、最後に早寝早起きしてバランスのよい食事。どんな肌の悩みにもこれは基本事項です」
――やっぱり日焼け対策は大事なんですね。どれもすぐできそうですが、思わず忘れてしまいそう……。肌の透明感ゲットのために今日からきっちり実行しようと思います!
平野先生「クリニックケアと日頃のこまめなセルフケアこそ透明感のキモです。悩みが肌に現れる前に対策をすることを意識してくださいね」
今回お話を伺ったのは…
平野正之先生:
秋田大学医学部卒業、小田原市立病院勤務、各地で形成外科医として勤務。その後、美容外科クリニック入職を経て、令和3年より高須クリニック東京院勤務(instagram)。専門的知識が豊富で丁寧な説明と培われた技術で患者からの信頼も厚い。形成外科専門医、日本美容外科学会会員、日本熱傷学会会員