内村光良と手越祐也

 元NEWS・手越祐也が4月3日付のインスタグラムで、自身のライブに会場にウッチャンナンチャン・内村光良から花が届いていたことを報告した。

 手越はこの日、神奈川・横須賀芸術劇場で「手越祐也 LIVE TOUR 2022 NEW FRONTIER」を開催しており、インスタで「マジで最高でした。ライブ好きだわ〜」と満足気にコメント。そして「大好きなボスの内村さんからもこんな素敵なお花頂いてめちゃくちゃ嬉しかった。感動しましたありがとうございます」とつづったように、「祝 手越祐也様 内村光良」というボード付きのフラワースタンドの前で撮影した写真も公開している。

「イッテQ」降板後も手越を可愛がり

 2020年6月19日にジャニーズ事務所を退所し、NEWSからも脱退した手越だが、ジャニーズ時代は内村がMCを務めるバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にレギュラー出演。番組では“チャラ男キャラ”も受け入れられ、内村から愛情をもってイジられるなどしていた。

 しかし、20年5月13日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、新型コロナウイルス感染拡大防止のために政府が緊急事態宣言を発令していた中、手越が女性を集めた飲み会“キャバクラ手越”開催していたと報道。

 さらに、同23日にはニュースサイト「文春オンライン」が、同日未明に手越が東京・六本木で女性たちと豪遊していたとスクープ。このような事態を受け、ジャニーズ側は同26日に「すべての芸能活動の自粛もやむを得ないものと判断するに至りました」と発表した。

「当時、『イッテQ!』もコロナ対策で番組収録を中止していて、同31日放送回もスタジオには内村のみ登場し、ほかの出演者はリモートで出演したのですが、もちろん手越は欠席。そんな彼の名前こそ出さなかったものの、内村が“一人欠けておりますが、申し訳ありません”と謝罪する場面もありました」(スポーツ紙記者)

 ネットユーザーからは「ウッチャンが謝ることないのに」「ウッチャン優しいな。手越はしっかり反省して帰ってこいよ」といった声が出ていたが、結局、手越はジャニーズで活動再開しないまま退所し、『イッテQ!』からも降板した。

「ジャニーズ退所直後、手越は記者会見を開いて“円満退所”を強調していましたが、彼の破天荒な振る舞いが、事務所サイドやNEWSメンバーに迷惑をかけていたのは事実。『イッテQ!』に関しても、ただでさえコロナ禍で大混乱していた中、手越のゴタゴタまで発生してしまったわけで、内村が立腹したり、愛想を尽かしたりしてもおかしくありませんでした。しかし今回、手越のライブに花を贈ったことが判明。内村はそれほどまでに、手越を可愛がっていたということなのでしょう」(同・前)

手越祐也のライブに“ボス”こと内村光良が花を贈呈

バラエティーで手越を救う!?

 ネット上でも「今でも手越を気にかけてあげるなんて、ウッチャンは神様だね」「手越はウッチャンと出会えたことに感謝すべき」などと言われているが、それは手越本人が一番わかっているはずだ。

独立後の手越はYouTuberと化し、テレビに出られない状態が続いています。YouTubeに注目が集まったのも最初だけで、すぐに話題に上がらなくなりました。20年8月5日に発売したフォトエッセイ『AVALANCHE〜雪崩〜』(双葉社)は暴露本のような内容で話題性があるかと思われましたが、オリコンが発表した初週の推定売上部数は2万5,461部。

 また、21年12月22日に発売したオリジナルアルバム『NEW FRONTIER』も初週売上1万1,553枚と、微妙な数字がニュースになったくらいでした。このような状況は、手越も予想していなかったのではないでしょうか」(テレビ局関係者)

 ハッキリ言って、ジャニーズ所属時のようには活躍できていない手越。そんな彼にとって、内村との繋がりは“希望”である。

業界内では、“手越はジャニーズを辞めたことを後悔しているようだ”とささやかれていますが、事務所への出戻りはさすがに無理。けれどもテレビ復帰なら望みはありますし、手越のために動いてくれて、それなりの力を持っている人物となると、もう内村しかいないでしょう。最も復帰実現できそうなのは、やはり『イッテQ!』ですね。

 内村は17〜20年まで『NHK紅白歌合戦』のMCを務めていて好評だったので、この先また起用される可能性もありますが、ソロ歌手としての手越に『紅白』出場は難しい。手越が問題を起こさず、ジャニーズに在籍したままだったなら、いつか内村MCの『紅白』にNEWSとして初出場するという未来もあったかもしれませんが……。とにかく今、手越はアーティスト路線を目指すよりバラエティー力を磨き続けたほうが、内村も救いの手を差し伸べやすいのでは」(同・前)

 手越が「ボス」と慕う内村は、今後「救世主」となり得るのか。