『少年隊』の植草克秀に不倫疑惑が浮上した。
2月14日、バレンタインデーの夜に30代後半のモデル風女性と千葉市郊外にあるラブホテルから出てくるところを『FRIDAY』(4月15日号)にキャッチされた。
同誌によるとこの女性はイベント企画やPR事業を行う会社の社長で植草のYouTubeやインスタのライブ配信などを手伝っているといい、植草と彼のマネージャーと一緒に打ち合わせの席に同席する姿を目撃されている。植草は記者の直撃に“ビジネスパートナー”だと強調していたようだが、12月下旬にも同じく千葉県市郊外のラブホテルを訪れているところを激写されており、建物から出る際に時間差で走って車に乗り込む姿が捉えられている。言い逃れは難しそうだ。しかし植草は記者に対し、
「(女性とは)付き合っていない」
「(ラブホテルには)行っていない」
そう答えた。記者が“複数回行っていることを確認している”と改めて問うても「いや、行っていないです!」と、“事実無根”とばかりにしらを切った。証拠は写真に収められているにも関わらず、だ……。
否定がまかり通っていた時代で
記者の直撃を受けても降参せず、頑なに否定するところは昨今の芸能人における不倫報道のケースとは少し異なる。事実であれば早めに認めてしまったほうが、世間のバッシングを抑えることができるであろう。逆に否定を続けるのであれば、週刊誌サイドから“第2弾”のかたちで新たな証拠が出てくるというリスクもある。
繰り返し否定する植草を見るに、彼のなかにはまだアイドル時代の“クセ”がまだ残っているように思われる。ジャニーズ事務所にはタレントのスキャンダルに対し、「ノーコメント」で通していた時代があった。認めさえしなければ(否定さえすれば)、ファンも記事を信じないでいられるし、後追い取材をする媒体も少なかった。
2020年に事務所を退所した植草だが、いまだに当時のままなのかもしれない。時差で車に乗り込んだときに女性を車の後部座席に座らせていたのも、当時のアイドルが自家用車でデートをする際によく使っていたテクニックのひとつ。自宅前で出待ち、あるいは帰宅待ちをしているファンの女性にたびたび出くわしたものだった。アイドル気質が抜けていないのだろう。
休憩2時間で3000円台、千葉ラブホテルで
『FRIDAY』の記事中にも《活躍しているとは言えない状態が続いている》との記述があった通り、退所してから、その名前を聞く機会はめっきり少なくなっている。
ネットニュースではトップ記事扱いであったが、最も支持されているコメントに、《一般市民は誰も興味ない》という文言もあった。芸能人のプライベートを追いかけ回す週刊誌に対する苦言もみられた。不倫報道にありがちな「けしからん」のコメントよりも、同情票や憐れみに近いコメントが厚く支持されていたようにみえる。これが今も一線で活躍するタレントの報道であっても同じく“興味ない”で通せるだろうか。
また、時間差で出てきた密会場所が休憩2時間で3000円台の千葉にあるラブホテルではなく、都内のシティホテルであれば、読者の意見は方向性が異なっていたかもしれない。
都内から車を走らせてわざわざ千葉まで通っていたことに関して、植草ついて知る芸能プロ関係者に話しを聞いてみた。「千葉は彼の地元です。記事には“郊外”とありますが、きっと土地勘があるところでしょう。バレたくなかっただけで、金銭面で困窮しているという話は聞きません」
不倫疑惑ひとつとっても「だれが・どこで・どうした」が大きく影響することがわかるいい例であろう。
長年に渡って支えてくれているファンにはどう説明するのだろうか。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中