'06年に『滝沢演舞城』として誕生し、'10年に『滝沢歌舞伎』とタイトルを変え上演。'19年に滝沢秀明からSnow Manに受け継がれた和のエンターテイメント『滝沢歌舞伎ZERO』が開幕(滝沢が演出。5/16まで東京・新橋演舞場)。
連獅子や新曲などの演目が新たに加わりパワーアップした作品に岩本は、「過去と未来が交錯する、特別な時間が流れている舞台。交差するエネルギーを受け取って、そのパワーをどんどんまわりに広げていってほしい!」
9人が奮闘!
岩本照
滝沢歌舞伎の見せ場のひとつ『腹筋太鼓』で、彫刻のような腹筋を披露した岩本。ステージを埋め尽くす上半身裸の男たちが力強く太鼓をたたく
深澤辰哉
渡辺、宮舘とともに立ち回りを披露する深澤。ラウールが「(この演目での)ふっかさん(深澤)のラップがすごくハマっててカッコいい」と絶賛
ラウール
黒のシャツに白のパンツの目黒とふたりで登場したラウール。白のシャツに黒パンツ姿で風を受けながら『Breezer』を色気たっぷりに熱唱
渡辺翔太
舞台上に9人が並び、短時間で歌舞伎の化粧を仕上げていく。渡辺は、楽屋に持ち込んだダンベルで筋トレしている成果で、腕の厚みが増量中
向井康二
昨年は宮舘が宙を舞う中、渡辺が歌った『MY FRIEND』を今年は向井と阿部が熱唱し、佐久間が舞った
阿部亮平
初日前会見で「カッコよく撮ってもらえたらうれしいです」と会場の笑いを誘っていた阿部。ステージ上でも、このとおりカッコいい
目黒蓮
花びらが舞い落ちる中、スポットライトに照らされる目黒は王子さまのよう。ラウールと同室の楽屋には、敷布団を準備しリラックスを極めるという
宮舘涼太
ラストは、うっすら水のたまるステージ上で『With Love』を。動くたびに足元の水が跳ね上がる幻想的な演出
佐久間大介
初挑戦のスリングで宙を舞う佐久間。「滝沢くんから〝腕の筋肉見せてくれ〟と言われたので、ほぼほぼ腕とちょっと身体を使うくらい」と
目玉だらけ! 見どころは?
・岩本の「春の踊りは……」に続き、メンバー全員の「よぉいやさー」の声で幕が開けた『滝沢歌舞伎ZERO』。300万枚の大量の桜が舞うオープニングの『ひらりと桜』で一気に舞台に引き込まれていった
・時代劇『満月に散る鼠小僧〜残した夢は「笑いあり、涙なし」〜』で、団子屋の女将・お丸を演じるのは今年も深澤。昨年、宮舘が演じたお丸の愛犬・ダテタマがこの世を去り、今年は佐久間が演じる愛犬“キンちゃま”が登場! 人形町の岡っ引き・新吉は昨年に続き岩本が。鼠小僧が亡くなったことで辻斬りが多発し、秩序が乱れる江戸。江戸っ子たちは、二代目・鼠小僧の登場を待つが……。劇後半の大立ち回りでは、9トンの水が使われる圧巻の演出
・女、子ども関係なく斬る黒影組の以蔵を今年もラウールが(黒影組のリーダー、官兵衛役は向井)。黒影組に立ち向かう新吉(岩本)と対峙する場面は、見どころのひとつ
・深澤、渡辺とともに演じた立ち回りで、キレのある殺陣を披露。これまでの刀より長さもあり、LED照明もついていることで重量感も増している
・昨年同様、岡っ引きの日和見安兵衛を阿部が演じる。安兵衛、徳俵進之介(宮舘)とともに黒影組に立ち向かう
・創作歌舞伎『滝沢歌舞伎』で見栄を切る向井。男気じゃんけんに勝ち、メンバー全員分のバスローブ(黒と紺色)を購入したと告白
・初めて連獅子に挑戦した9人。「これだけの人数でやることがないらしいので。頭を振っている回数も人間の限界に挑戦している感じで、命を削ってやっています!」と佐久間。渡辺は「首が痛くて。回しているときに客席も換気できていいのかな」。かつらは、身長に合わせた髪の長さで特注。190センチを超えたラウールは「僕がいちばんロン毛」