複数女優への性行為強要を告発された映画監督・園子温。同騒動の影響により、園が手がけた新作ドラマが“お蔵入り”危機にあることは、4月8日配信の『週刊女性PRIME』で伝えたが、今回はさらに、その主演に俳優・東出昌大が抜擢されていたことがわかった。
園をめぐっては、4月5日発売の『週刊女性』に登場した女優らの証言により、映画監督という立場を利用して肉体関係を迫っていたことが判明。仕事と引き換えに性行為に応じた女優もいれば、園から無理やり襲われたという女優の証言も掲載された。
次々と“東出スキャンダル”が
なお、園は同6日に所属事務所・シオンプロダクションの公式サイト上で騒動を謝罪しつつ、報道内容については「事実と異なる点が多く」と主張。「代理人を通じて、しかるべき措置をとって参る」との意向も示していたが、疑惑に包まれている現状、仕事への影響は不可避のようだ。
「先日の『週刊女性PRIME』記事でも伝えられた通り、園監督は2023年にWOWOWで放送予定だったドラマの脚本・監督を務めていて、すでに大半の撮影が終わっている状態だったのですが、性行為強要報道の影響で放送中止も止むを得ないという見方が強いそうです。ドラマは“ゴーストハンター団”がさまざまな霊を退治していく姿をコメディタッチに描いていて、各話30分、全8話で放送される予定でした」(芸能プロ関係者)
同ドラマの情報はまだ解禁されていなかったが、実は、あの東出が主演に起用されていたというのだ。
東出といえば、2015年に女優・杏と結婚し、2017年までに“3児の父”となっていたが、2020年1月発売の『週刊文春』(文藝春秋)によって女優・唐田えりかとの“3年不倫”が明るみに。同報道から約半年後、東出は杏と離婚し、子どもたちの親権は杏が持った。
不倫スキャンダルだけでも世間から非難轟々の東出だったが、2021年5月には『女性セブン』(小学館)で、彼が杏に対して“子ども1人につき月額1万円”の養育費を提示していたことや、そんな少額の支払いすら始めずに飲み歩いていることなどが報じられ、さらなる批判が噴出。
また、同年10月発売の『文春』は、東出が新恋人・A子さんと交際していて、仕事で滞在したホテルにも彼女を呼び寄せていたなどとスクープ。東出の当時の所属事務所・ユマニテは、同誌の取材を受けて「ロケ先でのことが事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動」と苦言を呈し、今年2月に「これ以上、ともに歩くことはできない」として専属契約の解除を発表した。
文句を言いたくても言えない東出
「唐田との不倫発覚後も、ユマニテに支えられて俳優業を継続できていた東出ですが、最近は“困窮している”とウワサされています。ネガティブなイメージをまったく回復させられないまま、ついに事務所からも見放されたわけですし、当然といえば当然ですが」(テレビ局関係者)
現在発表されている東出の仕事はというと、コロナ禍で公開延期が続いていた出演映画『峠 最後のサムライ』と、主演映画『天上の花』が、今年中に公開予定。相変わらずドラマの仕事はさっぱりだが、今年2月にはWOWOWドラマ『にんげんこわい』(全5話)に出演していた。
「そんな縁もあってか、来年は東出がフリーになって初の主演ドラマがWOWOWで放送されるはずだったんですけど、園監督のスキャンダルによって、作品の存在自体がこのまま“なかったこと”になってもおかしくない。東出も女性関係で問題を起こした立場なので、文句を言いたくても言えないでしょうが、やはりショックを受けているとは思いますよ」(前出・芸能プロ関係者)
とはいえ、東出は養育費のためにも働かなければならず、落ち込んでいる場合ではない。園とタッグを組んだドラマの行方を憂うより、次の仕事に向けて前向きに進んでほしい。