4月13日、よしもと芸人やファンの“聖地”として知られる、JR新宿駅近くの劇場『ルミネthe吉本』がザワついている。この日の13時の部、15時半の部に出演予定だったコンビ『天竺鼠』が急遽変更となり、『ジャルジャル』の代役が発表されたのだ。
「出演芸人の変更自体はさほど珍しい事ではありませんが、ちょうどこの日、『文春オンライン』にて【新たに不倫、妊娠中絶「告発」 天竺鼠・瀬下豊が「芸人やめます」】という記事が配信されたのです。記事が出る前に本人から報告があったのでしょう。“また、やったのか”と、今回ばかりは問題視されているみたいですよ」(芸能プロマネージャー)
天竺鼠のツッコミ担当・瀬下豊は、2020年9月の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出演して以降、「死ぬこと以外はNGなし」という身体を張った芸風でブレイク。ピンチを迎えると「(売れる、笑いを取れる)チャンーンス!」と叫ぶことが代名詞となり、2021年3月からは『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)にも“全力戦士・セシタマン”としてコーナーを獲得。
バレたら連絡先を「全部消した」
相方の川原克己と共に鹿児島県出身で、大阪で人気を博して2016年より東京進出。そして6年目にして“全国区”になる大チャンスを迎えていた瀬下だったが、人気者の洗礼か、3月26日に“文春砲”を喰らうーー。
妻と2人の子どもがいる身ながら、20代女性と不倫関係にあることをすっぱ抜かれたのだ。すると、自身のツイッターで《妻からは『この件についてはノーチャンスやから次はないからね』と叱られました》と、なんとか妻から許されたことを明かした瀬下。
「所属する吉本興業も“プライベートは回答しない”と、あくまでも個人の問題であることから“不問”としたのです。瀬下さんもイジられキャラを確立したことで、不倫もネタ扱いされた節は見てとれましたね。
でも、気になったのはメディア対応の際に、相手女性の連絡先を“全部消しました”と、一方的に交際関係を終わらせたような物言い。“バレたから即、切る”みたいな、フォローがない冷たい態度から、彼は女性を“モノ”として見ているのかなと」
当時の瀬下の言動を訝しんでいた、ベテランの女性芸能リポーターが言う通りに、3週間と経たずに別の女性2人から告発されたのだ。しかも、うち1人は瀬下との間に生命を授かったというが、
《堕ろしてくれ。育てる金がない。俺に家族がいるのを知って不倫したお前も悪い。嫁がお前を訴えて負債を抱えることになる》
シングルマザーになることも覚悟した女性に対して、法的措置を持ち出した脅すような言い口。また別の女性にも陵辱的・暴力的な行為をしていたとある。
次出たら芸人やめると決めていた
「そして文春の直撃取材に、“次出たら芸人やめると決めていた”“今回ばかりは笑えない”と、覚悟を決めたような対応を見せています。現在、吉本は本人に事実確認をしているところでしょうが、不倫だけならまだしも中絶や暴力行為はシャレにできません。
ただ、これで即クビではなく、おそらくは“活動停止”で世間の反応を様子見るのかなと思います。でも、報道内容が真実ならスポンサーウケは最悪ですし、テレビ出演は“ノーチャンス”でしょうね」(前出・芸能プロマネージャー)
4月10日、渋谷『ヨシモト∞ホール』に出演して《結婚をしてるにも関わらず不貞を働き、世間を騒がせてしまいました》と謝罪し、客席から激励の拍手を浴びたばかりだった瀬下。最後は“セシタマン”に扮して目隠しされている間に、お客さんや出演者全員が会場から退場するドッキリをかけられていた。
ひとり残されたステージ上で戸惑いながらも、“すみませんでした!”と土下座をしておどけた瀬下だったが、奇しくもこれが芸人として最後の姿になるのか。