KinKiKids・堂本光一(『EndlessSHOCK-Eternal-』より、'22年)

堂本光一(以下、光一)「(『SHOCK』の初演のとき)ゲネプロが終わったのが開演の45分前で。セットの転換を考えて30分押してスタートしたいと言ったら(作・構成・演出の)ジャニーさんが“そんなのダメに決まってるじゃない!!”って怒って(笑)」

佐藤勝利(勝利)「ジャニーさんらしいですね(笑)。でも、光一くんもジャニーさんのDNAを受け継いでますよ

光一「今回、てんやわんやしているのは(作・構成・演出・主演の)僕のせい。追い込まれないとダメなんです(笑)」

光一と勝利が語るジャニーさんの想い

 '00年に21歳の堂本光一が帝国劇場史上最年少座長となり幕を開けた『MILLENNIUM SHOCK』。その後、内容を一新し'05年からスタートした『Endless SHOCK』の3年後を描く『Endless SHOCK-Eternal-』が'20年の初演に続き、新演出で開幕した。

 今年は、本編『Endless SHOCK』を無観客で撮影した映像を配信(5/22まで)するとともに、帝国劇場では『Eternal』を上演と、2作品を同時に製作。光一のライバル役をSexy Zoneの佐藤勝利(4、5月の帝劇)と、Kis-My-Ft2北山宏光(9月の博多座)が演じる。

 配信映像の収録後に行われた囲み取材には光一と勝利が登場。

光一「ふたつの作品が同時進行なので、(初参加の)勝利は本当に大変だと思う」

勝利もちろん大変な部分もありますが、光一くんが“2本やるのは演出の一環”とおっしゃって。それをひしひしと感じています。『Endless SHOCK』の世界にものすごく入らせていただいた感覚がありますね

 勝利にとって初めて生で触れた憧れの舞台。実際にステージに立った感想を聞かれると本人より先に、

光一見ているほうがいいだろ?(笑)。どう、実際?

勝利「(この世界に)入れると思っていなかったので、すごく感慨深いです。人生が変わった舞台。稽古をしているうちに、追い込まれるのが快感になってきました(笑)」

光一こっちの世界に来てるね(笑)。いいと思う!!

 故・ジャニー喜多川さんがよく口にし、舞台のセリフにもある“Show Must Go On!!”。「目を覆いたくなったり、耳をふさぎたくなることもあるけれど、少しでも心のうるおいを届けられたら」。そう語った光一は、今年も宙を舞う。