二宮和也「山田涼介、29歳の誕生日だよ」
中丸雄一「まだ(本人)来てなくないすか?」
二宮「そりゃそうだよ。そんなすぐ来たって楽しくないだろ」
中丸「あ〜、なるほど。途中から来るパターンですか?」
二宮「もち!」
5月9日、嵐・二宮和也が中心になって更新するYouTubeチャンネル『ジャにのチャンネル』が、【緊急生配信決定】として動画を生配信した。なんでもチャンネル登録者数が326万人を超えたこと、そして同日に誕生日を迎えたHey! Say! JUMP・山田涼介のお祝いをする企画のようだ。
誕生日仕様に飾り付けされた部屋で“相棒”のKAT-TUN・中丸雄一と、ケーキやクラッカーを用意して準備万端の二宮。その間も画面端に表示された登録者数がリアルタイムでカウントされ、《誕生日おめでとう!》の祝福コメントも絶え間なく寄せられるなど、視聴者の誰もが主役・山田の登場を待っていた。
2021年4月のチャンネル開設以降、二宮や中丸、Sexy Zone・菊池風磨、そして山田からなる『ジャにの』メンバーの中で唯一、これまで生配信に参加できていないという山田。それもあって、二宮は是が非でも彼の誕生日を生配信したい思いがあった。
到着を待ちつつも“リハーサル”と称して『Happy Birthday to You』を歌い、ケーキのロウソクも消す2人。どうやら菊池はライブのリハーサル中で、「行けるように頑張ります」と後に合流するようだ。そして配信開始から15分が経過すると、おもむろにドリンクを用意して視聴者と乾杯を促す二宮。
その間にもコメント欄には《山田くんはー?》《本人いないのに乾杯するの?》と、山田ファンと思われる視聴者から疑問の声が寄せられる。これを確認すると、二宮は含み笑いをしながら「安心して。ここはちょっとエンタメ性出しちゃってるかな。なかなか本人出さないってところも含めて」。
そして10分後、ついに「駆けつけました!」と息を切って入室してきたのはマスクをしたままの菊池。途中でリハを抜けてきたという彼と一緒に、またもやロウソクに火をつけて2度目の『Happy Birthday to You』。そして、この日のために作ったという、山田の生い立ちを追ったメモリアルアルバムを流すのだった。
ようやく山田本人が画面に登場するも
この時点でスタートからすでに30分、生配信の視聴者数は23万人、登録者数はカウントを重ねて当初から7000人も増えていた。いまだ本人不在の誕生日会に、そして予想以上の数字に「ヤバいっすよ、あと30分しかないですよ」とソワソワし始める中丸。すると「大丈夫!ここで1回、電話ターイム!」と、スマホを持ち出す二宮。
「(生配信)見てましたよ」ビデオ通話ながらも、ようやく山田が画面に登場。中丸が「どこ?(誕生日会場に)向かってるの?」と聞くと、「いま…」と苦笑いして言葉を濁す山田は続けて、「何だろう…何で(配信が)今日なんだろう」と頭をかきながらこぼすのだった。
とはいえ、さすがは山田涼介。二宮に促されると気を取り直して、
「みなさん、今日無事に29歳になりまして、こうやってたくさんの人にお祝いしていただいて幸せでございます。本当にありがとうございます!」
視聴者に感謝の言葉とともに100%の笑顔を送る山田。ところが、この言動に《山ちゃん今日来ないの?》《来れないやつ?まじ?》《来る気ないやつやん》と沸き始める疑念の声。最後に「言いたいことあれば」と求められると、
「あっ、いいですか?じゃあ。どうしても言いたいひと言があって。あの…今日は、行けなくて本当にすみません!」と、山田が頭を下げたまま約4分間の通話は終了。唖然とする菊池を尻目に「(車が)地下入っちゃったかな」と嘯く二宮は、その後も「来る来る!彼は必ず来ますよ!」と煽り続けたのだ。
以降は、どこか視聴者の冷ややかな目を感じながらも配信を続ける3人。残り15分を切ったところで、後輩グループ『HiHi Jets』のメンバーを飛び入り参加させて盛り上げようとするも、最後は菊池もリハーサルに戻ってスタートの2人だけに。最終的に集まった25万人の視聴者にビビりつつ、なぜか二宮と中丸はテーブルを片付けて正座。
「この度は山田涼介氏の誕生日をお祝いするということで、みなさんに集まっていただきましたが、本人が来なかったこと、それを事前に知っていたこと、この…謝罪したいと思います。ごめんなさい(中丸・すみませんでした)。
これからも変わらずにチャンネルを応援(笑)してくれることをよろしくお願いしたいなと思っております」
謝罪途中で堪えきれずに吹き出しながらも頭を下げた2人。後日にあらためて山田も参加した上での誕生日会開催を約束しながらも、この日の生配信について「みなさんもバカじゃないから気づいていたと思います。“もう、今日来ないんだろうな”って思ってたと思いますけども」「事務所とかよりもGoogleに怒られるんじゃないかと」二宮節で終えたのだった。
テレビ電話がなかったら詐欺だった
生配信終了後のネット上では《楽しかった》《最初からわかってた》と理解していた視聴者が多く見受けられた一方で、《本当に来ると思ってたのに》《最初に正直に言ってくれたらよかった》と、やはり山田の登場を心待ちにしてガッカリしたファンも多数いた模様。
加えて《騙された》《視聴者稼ぎ》《来る来る詐欺》と、最終的にチャンネル登録者数を8000人増やした“煽り手口”を批判する声も相まって炎上状態に。これをマズイと思ったのか、5月11日に【生配信後】として、9日の配信終了後にあらためて山田に電話をかけていた様子を投稿した『ジャにの』。
《ヤマは何も悪くない…暴走したのはオレだ 汗》とのテロップを流して後輩をフォローし続ける二宮。その後の反省会でも、「(生配信で)山田くんのテレビ電話すらなかったらば、もう、それはもう詐欺でしたよね」と危機感を募らせた中丸に対し、「でも、ちゃんといたし、山田は。ね!」と何とか正当性を主張する二宮。それでも、
「(視聴者増やすのに)人で釣るってなかなかないじゃん。俺も結構マジ、結構見てるけどYouTube。ここまでヒドイ(生配信は)見たことがない。なんか忘れちゃったんだよ、生配信の。どうやってやるべきだったんだろう」
反省の弁を述べながらも、すっかりYouTubeの“沼”にハマってしまった様子の二宮だった。数字を増やすことに執着しすぎて、視聴者数のひとりひとりが応援してくれる大切なファンであることを忘れないでほしい。