ジャニーズ事務所退所会見での手越祐也

 5月16日、手越祐也(34)が経営する美容サロンが全店閉店することが各誌で報じられた。

全店閉店する手越の美容サロン、そのワケ

「5月末日をもって、事業譲渡する形で全店が閉店となるようです。契約中の客は譲渡先企業が運営するサロンにて施術が受けられる形となります」(スポーツ紙記者)

《僕は、脱毛したことで、肌の美しさや美のオーラ、モテの結果含めて、トクしかなかった!だからこそ、 みんなにも自分の美意識を上げて、少し頑張ってみて欲しいな!と思う。(中略)昨日の私より、 なんかちょっと笑顔になれるな、楽しいなと思ってもらえたら…、 僕にとってこんなにHAPPYなことはありません!僕と一緒に“本物のキレイ”を目指そう!!》

 サロンのホームページでそう力強く語っていた手越。オープンは昨年10月のこと。“僕と一緒に”は、2年ともたなかった。

「手越さんは退所会見時に“美に関わる仕事をしたい”と語っており、その言葉どおりにサロンはいきなり新宿・池袋・大阪・埼玉と多店舗展開でスタートしています。

 退所後はYouTubeに参入し、ある程度の登録者数、再生数を稼いでいましたが、現在は尻すぼみ気味。サブチャンネルの数字ではありますが、そちらは登録者数が9000人に満たない。

 動画自体の再生数も伸び悩み、ジャニーズ時代にあれだけの人気を誇った手越さんとは思えない数字です。思うように事業が伸び悩んでいる状態ですので、サロン全店閉店は事業の方向性の転換なのだと思います」(芸能プロ関係者)

 手越の美容サロンは脱毛サロンだ。メンズも含め脱毛は流行しているが、同じようにサロンを経営している人物がいる。元歌舞伎町ナンバーワンホストで実業家のROLAND(ローランド・29)だ。彼はホスト現役時代から整形を公言し、美に対する意識は人一倍強い。

ROLAND​さんのサロンはメンズ脱毛で『ROLAND Beauty Lounge』。手越さんと違い、北は北海道、南は沖縄と全国展開しており、現在26店舗と拡大の一途です」(前出・芸能プロ関係者、以下同)

 両者を比較したのは、業種が同じだということだけではない。

手越さんもROLAND​さんも、サロン開業をバックアップしたのは同じ企業です。双方が使う脱毛器を開発し、その機械を導入したサロンを全国各地に展開する会社で、“元が同じ”なんです。

 事業スタート時の手越さんの一部店舗は、新しく作るのではなく、この会社運営のサロンを引き継ぐ形でのオープンでした

手越とROLANDの差

 何が両者でここまでの差を生んだのか。

'16年4月、手越祐也が六本木合コンから帰宅する瞬間を激写

まず第一は当たり前すぎますが事業への熱量の差。ROLAND​さんはメディアに出演する際は必ずと言っていいほど自分の店をアピールしていましたし、自身のYouTubeやSNSでの宣伝や告知もひんぱんに投稿しています。

 サッカー日本代表の三笘選手がワールドカップに導くゴールを決めたときなんて、“三笘くん最高です!マジで今回のお祝いに無料でいいから脱毛させてあげたい!”とインスタグラムに投稿していました。

 こんなもの冗談半分の投稿になりますが、大事なのはワールドカップ決定という注目が普段より集まるタイミングで自分の店をアピールしていること。手越さんには、このような“いちばんの営業マン”であるべき経営者としての活動はいっさい見られなかったと言っていい。

 また、ROLANDさんは店が出来る前には当然視察でオープン地を訪れ、開店後もひんぱんに支店を視察している。熱量、宣伝量、行動量、アフターフォロー……すべてが違ったと言える。

 ホストという個人事業主として10代から“自分で自分を売ってきた”、商売をし続けてきた差でしょう。手越さんも10代から活躍し、自身で稼いできたわけですが、それはジャニーズ事務所などのスタッフの支えが当然ながら大きい。

 今は自分で判断し、行動しなければいけない。その面の能力の無さがサロンやYouTubeの結果に現れているのではないでしょうか」(美容関係者)

 手越が“自分の経営者”として能力が開花するのはいつになるか――。