人気ジャニーズJr.ユニット『美 少年』のメンバー・佐藤龍我の“プライベート動画”がネット上に流出し、ファンの間に衝撃が走っている。佐藤はまだ19歳のため、脇が甘いのも致し方ないかもしれないが、ジャニーズの先輩たちには、「若い頃から高いプロ意識を持ち、活動を続けている人もいる」(芸能ライター)というだけに、“若気の至り”では言い逃れできない状況だろう。
今回、ネット上に流出したプライベート動画は、佐藤が東京ディズニーランドのシンデレラ城に向かって、「ディズニーの……見てください。この城。夢がかなっちゃうんですよ。お願いしていきたいと思います!」と宣言し、「彼女ほしいー!!」と叫ぶという内容。現役ジャニーズJr.のプライベート動画が流出しただけでも大ごとだが、「まさかの『彼女がほしい』との告白付きとあって、ファンには大変ショッキングなものだった」(同・前)という。
「彩、気をつけてよ」
「佐藤は、高校生だった2020年12月、ニュースサイト『文春オンライン』に、女優・鶴嶋乃愛との“お泊まり愛”をスクープされ、ジャニーズ事務所から『学生並びにタレントとしての自覚と責任が欠如している』として、謹慎処分を下されました。
当時、『美 少年』の他メンバーが、ジャニーズ公式有料携帯サイト『Johnny's web』内のグループ連載『美Days』で謝罪文を出す事態にも発展し、佐藤は事務所やメンバーに多大なる迷惑をかけたわけです。ファンは、一度痛い目を見ているにもかかわらず、動画流出というトラブルを起こした佐藤に怒り心頭。確かに、自らデビューを遠ざけるような行動だけに、ファンにとっては許しがたいことなのでしょう」(同・前)
とはいえ、佐藤は現在19歳。今回の動画のような“悪ふざけ”をしたい年頃なのかもしれないが、ジャニーズに詳しい芸能記者は、「諸先輩たちの中には、10代の頃から自らを律し、長年第一線で活躍している人もいる。『若いから』というのは、ファンにとって言い訳にならない」と指摘する。
「中でも有名なのは、『NEWS』の増田貴久。2016年に、元“同僚”の手越祐也、『AKB48』の元メンバー・大島優子、北原里英、宮澤佐江との5ショット写真が、ニコニコ生放送の『文春砲Live』で公開されたことはあったものの、1998年の入所以降、大々的な女性スキャンダルを一度も起こしていない優等生です」(同・芸能記者)
増田には、ジャニーズファンの間で語り草になっている“画像流出”にまつわるエピソードが存在する。
「2021年、女優の上戸彩が『土曜スタジオパーク』(NHK総合)に出演した際、同じ中学校の1年後輩だった増田との2ショット写真を公開したんです。この写真は、上戸の卒業式で記念に撮影したそうなのですが、その際、増田から『気をつけてね』『あの写真流出しないように、俺、ジャニーズだしまずいから、彩、気をつけてよ』と“忠告”されたと話していました。
増田は中学2年生の時点で、すでにジャニーズアイドルとしての自覚を持ち、プライベート写真の流出に警戒していたわけです。増田の人気の秘訣は、こうしたプロ意識の高さにあるといえるでしょう」(テレビ局関係者)
「クッソマジメだったと思うよ」
増田は現在もなお、プライベートでトラブルを起こさないよう細心の注意を払っている様子。2020年8月放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、プライベートで酒を飲む際は、お店選びやメンバーに気をつけているとし、「自分の席から周りを見て、どんな人がいるのかチェックしている。店員も全員把握している」と告白していた。
「2018年には、『NEWS』小山慶一郎と加藤シゲアキが、未成年との飲酒同席問題により、事務所から処分を下されましたが、自分はそんな2人とは“違う”と主張したかったのかもしれません。増田はその真面目な性格によって根強いファンを獲得し、2020年から毎年主演連続ドラマが放送され、また今年7月期には、TBS日曜劇場の話題作『オールドルーキー』にも出演予定と、同年代のジャニーズアイドルと比較しても、抜きんでた活躍を見せています」(同・前)
また、『KinKi Kids』の堂本光一も、優等生として名高いジャニーズアイドルだ。これまで表立った女性スキャンダルを起こしたことはなく、あるインタビューで10代の自分について、真面目だったと振り返っていたことがある。
「2017年6月発売の『月刊ザテレビジョン』(KADOKAWA)で、『(デビューしたての頃は、)ぶっちゃけ、今の連中に比べたらクッソマジメだったと思うよ。女の子と遊びに行ってSNS上げて…みたいな甘い生活は一切送ってなかった』と話していたんです。
当時の光一は、ラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送、2020年7月放送)で明かしたところによると、『記憶をなくすくらい』忙しかったそうなので、そもそも女の子と遊ぶ暇がなかったのでしょうが、それでもやはり、10代の頃は、脇目もふらず、アイドル業に邁進していたことは間違いないでしょう」(アイドル誌ライター)
光一は、現在に至るまでその姿勢を崩さず、現在ではジャニーズの“重鎮”といっても過言ではない地位を確立。自身が主演・脚本・演出・音楽を務める舞台『SHOCK』シリーズは、チケットが入手困難といわれるほどの人気を博し、ジャニーズを代表する作品の一つとなっている。
「こうした“ノースキャンダル”の偉大な先輩たちの背中を見て、佐藤も気を引き締めてほしいところです。ただ、謹慎処分を受けたにもかかわらず、流出騒動まで起こしたとあって、本人の気持ちが腐ってしまい、デビューというモチベーションが保てなくなる可能性もある。ファンにとっては、それが一番怖いことなのではないでしょうか」(同・前)
『美 少年』のデビューを心待ちにしているファンのためにも、佐藤の“改心”に期待したい。