先月31日、自称「少年革命家」で不登校YouTuberのゆたぼん(13)が、2023年1月に新宿FACEで開催される格闘イベント『HEARTS』に参加することを自身のTwitterで表明した。
そのツイートでは、約150人の子どもが観戦に来ること、対戦相手は同世代の予定であることを明かし、イベント主催者の星野真生氏が始めたクラウドファンディングの支援とシェアへの協力を呼び掛けた。
星野氏のクラウドファンディングは「『ボク・わたしもきっとできる!』負け続けた僕の背中で子どもたちの未来に光を与えたい」と銘打たれている。
期限まで54日の時点で、目標金額300万円に対し、支援総額は15万7000円で達成度は5%となかなか厳しい状況だ。それだけに、知名度のあるゆたぼんの宣伝は心強いものになっただろう。
日本一周延期のまま新たなクラファンの宣伝?
一方で、そんなゆたぼんに疑問の声があがっているという。
「昨年末、『ゆたぼんスタディ号で日本一周して日本中の人に元気と勇気を届けたい!』との企画名でクラウドファンディングの支援を募り、目標金額380万円に対し487万円の支援を集めました。
日本全国の不登校の施設やフリースクールを周るなどし、元気と勇気を与えることを掲げ、今年4月頃東京から出発し、車で3~4か月をかけて日本一周する予定でした。
しかし、そのクラウドファンディングで『スポンサー枠100万円』を支援してくれたWEBマーケティング会社経営の赤汁王子氏に誘われた5月7日開催の格闘技イベント『HATASHIAI』に参加するため、3月末のYouTube動画で、日本一周計画は6月に延期すると発表していました」
たしかに日本一周計画の企画ページには、《※情勢により延期となる可能性があります》との但し書きはあったものの、格闘技イベントへの参加は情勢とは言い難いようにも……。
日本一周を延期すると発表して以降、計画の進捗状況について説明がないまま6月に突入し、延期中の自身のクラウドファンディング計画とは別の星野氏のクラウドファンディングを宣伝。そのため、「日本一周する気あるの?」「また延期するのか?」と、支援者や視聴者から批判的な声があがった。
一部の支援者にはメールが届くも
しかし、公式に発表していないだけで、一部の支援者には日本一周計画についての連絡が届いているそうだ。
「クラウドファンディングの2万円の支援枠『ゆたぼんがご自宅にお邪魔して、一緒にお話をしながらご飯をごちそうになります。あなたの街へ行きます。』の支援者に対して、6月末の出発と、会いに行った際にはYouTube動画を撮影することを伝えるメールが一斉送信で送られたそうです。
支援者がYouTube出演や顔出しがNGでも、日本一周の記録としてとにかく動画の撮影はする、とやや一方的で後出しじゃんけんのような通達に疑問を抱く人も出てきています。また、他の枠での支援者にはそうした連絡がないようで、平等さに欠けるとの指摘も」(Webライター)
5月30日のゆたぼんのツイートでは「クラファンで支援してくれた人が群馬から沖縄に会いに来てくれました!ご飯なう!!」という一文とともに、食卓を囲む画像が投稿された。これについても、「日本一周して会いに行くはずが、来てもらっちゃってるじゃん」とのツッコミの声があがっている。
さらには8月6日に開催予定の素人格闘技イベント「訳あり」にも参加予定のゆたぼん。6月末までにスタディ号で出発し、約1か月後に格闘技イベント。日本一周をどのようなスケジュールで達成していくのだろうか。