『今回の私の行動に対し、愚かな振る舞いをしたことで、様々な方にご迷惑やご心配をお掛けしましたことを強く後悔しております」
18日、自身のSNSに直筆の謝罪文を載せたのは、元プロゲーマーの『iSeNN(アイセン)』。かつては人気ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』のトップゲーマーとして、今はeスポーツ専門家として活躍していた彼に一体何があったのか。
事件当時、『週刊女性』はこのカリスマの素顔を追っていた。
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6月3日、15歳女子高生にわいせつな行為をしたとして児童福祉法違反の疑いで逮捕された小川敬士(たかひと)容疑者。彼は元警察官で現在は『iSeNN(アイセン)』の名でeスポーツ専門家として活動するという、異色の経歴を持つ。
15歳少女にホテルでわいせつ行為
「容疑者は複数の高校で講師としてeスポーツの授業を行っていた。そんななか、都内高校の教え子だった女子生徒(当時15)に去年10月、ホテルでわいせつな行為をした。今年2月になって女子生徒が警察に被害届を提出して、捜査した結果、逮捕に至ったわけです」(大手メディア記者)
警察の取り調べに対して小川容疑者は、
「間違いありません」
と容疑を認めているという。どうして、こんなことになったのかーー。まずは当該高校に問い合わせるも、
「被害者がどの学校の生徒であるか特定するような行為は、被害者への配慮として適切ではないと思われ、当校としては、お問い合わせいただいた件について回答すべきではないと判断しました」
と取材拒否。しかし、教育関係者は次のように話す。
「容疑者は去年の4月からこの学校で講師をやっていました。週に1回程度、ゲームに関する技術面の指導をしていた。特に悪い評判はなかったようです」
だが小川容疑者は突然、去年12月でこの学校の講師を辞めている。
「学校側から辞めさせられたわけではなく、本人の希望だったそうです。その後、被害者の女子生徒が、高校を通じてではなく、みずから原宿署に相談して事件に発展しました」(同・関係者)
容疑者の半生を追った。
愛知県岡崎市出身の小川容疑者は地元の高校を卒業すると、愛知県警の警察官として勤務。4年半勤めたあと、一念発起してeスポーツのプロに転身する。eスポーツとは、ビデオゲームなどを使って対戦するスポーツ競技のこと。世界じゅうでさまざまな大会が開かれ、年収10億円を超える選手もいるほどだ。
容疑者の幼少期を知る実家の近隣住民はこう話す。
「可愛らしくて、明るいし活発だから友だちも多い子でね。お母さまも素晴らしい方で、地元のボランティア活動を一生懸命やっていらっしゃった」
カッコよくて、頭がよくて、スポーツマン
冒頭の同級生も、
「カッコよくて、頭がよくて、スポーツマン。だから、いつもクラスの中心的な存在で目立っていましたね。生徒会でも役員をやっていたと思います。
それほど長身でもないですが、小学校から中学校まではバスケットボールをやっていた。あと、学校の駅伝大会にも出場していたし、とにかく活躍していましたね」
別の同級生は、容疑者の性格の良さをほめていた。
「みんな、タカヒトのことが大好きでした。嫌いなやつなんて、聞いたことがないですよ」
容疑者が15歳の少女にわいせつな行為をしたことについては、
「完璧な男ですから、女子にも当然モテていました。だから、少女に手を出すなんて……わけがわからないですよ」(同・同級生)
これほど評判のいい容疑者というのも稀だ。しかし、当人も容疑を認めているわけで、事件は事実と言えるだろう。容疑者は被害者女性に対して真摯に謝罪し、心の傷を少しでも癒やしていくしかないだろう。
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『応援してくださっている皆様、深くお詫び致します。誠に申し訳ございませんでした。』
この言葉で謝罪文を締めくくったiSeNN(アイセン)。人生は、ゲームのようにリセットできない。