2021年夏に放送されたドラマ『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(TBS系)が、2023年公開で映画化される。主演はドラマ版と同じ鈴木亮平だ。
「事故や災害現場に駆けつける救命救急チーム『MER』の活躍を大スケールで描きました。患者を第一に考えるドクターの喜多見幸太を鈴木さんが熱演。チームの存在を認めない政治家や官僚らの敵対勢力による妨害とも闘います。最終回の視聴率は19・5%を記録しました」(テレビ誌ライター)
ドラマの成功を受けて、現在は劇場版を絶賛撮影中。6月某日“MER”の面々が横浜に集まっていた。
「この日、撮影したのは“横浜ランドマークタワーで大規模な災害が起きた”というシーンです。ロケ車だけでなく、横浜市消防局の消防車なども出動。煙が立ち込める中、数百人のエキストラがケガを負いながら逃げ惑うような場面でした。そんな中、鈴木さんが演じる喜多見医師はドラマと同様に患者の救命をするべく奔走します」(製作会社関係者)
現場には鈴木のほか、中条あやみ、フォンチー、小手伸也、佐野勇斗などドラマ版の『MER』でもおなじみの面々がそろう。
たった一つしかない命の大切さ
鈴木は映画化が発表された際、公式ホームページで次のようにコメントしていた。
《『TOKYO MER』が描いてきたのは、たった一つしかない命の大切さ。そしてそれを支える医療従事者をはじめ、消防隊、警察など、誰かのために頑張っている人たちの勇気ある心です》
命の大切さは“平和”の根源といえる。命をなくしては平和もないだろう。
鈴木は『MER』で命を助ける“救命のプロ”を演じたことで世界平和の意識が芽生えたようだ。
『世界難民の日』である6月20日には、
《皆様の時間を9分だけくださいませ》
とツイッターに投稿。
意識が向いた世界の事実
「鈴木さんは9分間の、1本のYouTube動画を紹介していました。国連の難民支援機関『UNHCR』が企画した動画で、戦火にあるウクライナを含め、難民の問題へ意識を向けようと訴えるものでした」(芸能プロ関係者)
難民は明日の生活も危うい状態に陥り、結果として命を落としてしまうこともある。鈴木はツイッターで続けて、
《僕もMERの喜多見医師の設定と向き合って初めて意識が向いた世界の事実です》
と明かす。
意識の変わった鈴木は、劇場版でドラマ版以上に“本気”の凄みを増した演技を見せてくれるはず。