今年4月、NY州司法試験に落ちた小室圭さん。日本で勤務していた法律事務所の所長には「残念ながら落ちました。合格点に5点足りず、とても無念です」と伝えた。
あれから3か月。来たる7月26日と27日、圭さんは“3度目の試験”に挑む。
昨夏の再受験者の合格率は18%
「初めて受験したのは、ちょうど1年前の7月。フォーダム大学ロースクールを卒業してから間もないころでした。'18年の留学時に若干名しか選ばれない奨学金の待遇を受けており、現地の論文コンペでも表彰されていたので“合格は確実”と思われていました」(皇室担当記者)
昨年9月には約3年ぶりに帰国し、10月26日に秋篠宮家の長女・眞子さんと悲願の結婚。その2日後に不合格が判明─。
「初回受験者の合格率が78%にのぼる試験だったことや、すでに現地の法律事務所に法務助手として勤務していたのに、まさか……と、青天の霹靂でした。1年後も試験を受けることになるとは誰も想定していなかった」(同・前)
今回も前回と同じく、大きな会場で試験が行われる。
「試験の数週間前には、会場を選択するためのメールが送られてきます。会場は複数ありますが、人気のマンハッタンは“早い者勝ち”で、メール配信後わずか1分ほどで埋まってしまいます」(法曹関係者、以下同)
圭さんは前回、マンハッタン会場で受験したとみられる。
「選択できる会場が少なくなれば、マンハッタンから鉄道で3時間かかるオールバニや、飛行機でバッファローへ向かうことにもなります」
“会場争奪戦”を制覇してからが本番。'21年7月の試験では、再受験者の合格率は18%にとどまった。
「ロースクールの卒業から月日が経過して記憶が薄れるだけでなく、仕事との両立がうまくいかずに十分な勉強時間を確保できないまま臨む“浪人生”が多いからです」
“三度目の正直”となる試験を1か月後に控えた6月25日、NYの街を闊歩する夫妻の姿が英紙『デイリー・メール』にキャッチされた。
朝食が7000円、ランチは2万円
「平日の朝、圭さんの通勤に合わせて眞子さんが近所のスーパーへ買い物に行くところだと思われます。スーツにポニーテール姿の圭さんと、高級スーパーのエコバッグを持った眞子さんが指を絡ませた“恋人つなぎ”をしていました」(前出・皇室担当記者)
ふたりが手をつないで外出する姿は、これまでにもたびたび報じられている。
「おふたりの仲のよさだけでなく、“自立”をアピールしている印象です。護衛にあたるSPをつけず、庶民的なファッションで自由に暮らす─。世間からの逆風にさらされながらも自分たちがつかんだ“幸せ”を離すまいという感情が見受けられます」
そう指摘するのは、夫婦・家族問題コンサルタントの池内ひろ美さん。
「過去に報じられた写真を見ると、眞子さんは胸の前で腕を組み、小室さんは手を下におろしていることが多い。一般的には、腕組みをしているほうがイニシアチブをとっているといわれ、夫婦関係は眞子さんがリードしていると推測できます」(池内さん)
前述の記事では、満面の笑みを浮かべる圭さんについて《司法試験に2度失敗した一般人の夫》と紹介されている。
「2度目の試験を控えたころ、圭さんの姿がキャッチされることはなく、“缶詰め”になっているに違いないと猛勉強ぶりを期待する声も上がっていました。最近はコロナが落ち着いたからか外出が多そうで……。しっかり勉強しているのか気がかりです」
そう語る宮内庁OBが案じるのは、やはりお金の話。
「年収600万円ほどの法務助手に対し、弁護士はその3倍以上だといいます。“眞子さんのためにも、今回こそは受かってほしい”と願うのは当然でしょう」
昨今のNYは、一連のコロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻の影響で“超インフレ”に見舞われている。現地で暮らすタレントの渡辺直美は、その物価の高さについて“朝食が7000円、ランチは2万円”とテレビ番組で明かしていた。
「婚約内定当初、圭さんが弁護士になれるかどうかについては、秋篠宮さまにとっての“結婚条件”ではありませんでした。あくまでも“身の丈に合った暮らしをすればよい”とのご意向だったといいます」(秋篠宮家関係者)
しかし、状況は変わった。愛娘が遠く離れた地で慎ましい生活を強いられているのだ。
「いつか合格すればいい」という考え
「NYで年収600万円のままでは元皇族が“身の丈に合った暮らしができる”とは言い難い。秋篠宮ご夫妻としても、再々受験は“背水の陣”の覚悟で臨んでほしいというお気持ちに違いありません」(同・前)
では、圭さんが合格する見込みはいかほどか。前出の法曹関係者は「2度目の試験より合格の可能性は高い」とし、こう続ける。
「夫婦で渡米してから8か月ほどたち、家庭も仕事も軌道に乗っていると思います。落ち着いて勉強できる土壌は整っているということ。裏を返せば、慌ただしい環境下で臨んだ前回とは違って、言い訳は許されません」
NY州の弁護士資格を持つ清原博弁護士は、
「圭さんの論文を読む限り、“語学の壁”はありません。惜しくも落ちた前回試験での苦手分野をつぶし、最後まで油断せずに臨めば、おのずと結果はついてくるでしょう」
そう応援しつつも、再受験者特有のリスクを指摘する。
「複数回受験しているうちに“そのうち受かるだろう”と楽観的に捉えてしまうケースは少なくありません。再受験者の合格率が著しく低いのは、真剣に勉強せずに回数だけを重ねる人が一定数いるからです」(清原弁護士、以下同)
3度目も不合格だった場合、勤務先からの解雇や強制帰国もあると囁かれたが、
「つい先日も圭さんの勤務風景が報じられており、事務所から就労ビザのサポートを受けていると思われます。これは、法務助手としての働きぶりが評価され、仮に弁護士になれなくても雇用し続けるという意思と信頼の表れではないでしょうか」
滞米資格が保証され、切羽詰まった状況とは言い難い圭さん。
「彼の人生を振り返ると、経済的に追い込まれた場面では、周囲に助けられて乗り越えてきました。なにしろ座右の銘は“Letitbe”。クビや帰国が回避できる以上、弁護士デビューは喫緊の課題とはいえず“いつか合格すればいい”という考えが生まれることは想像に難くないですよね」(前出・記者)
腹の奥底には、こうした“勝算”を潜ませているのか─。
池内ひろ美 夫婦・家族問題コンサルタント。『家族メンター協会』や一般社団法人『ガールパワー』で代表理事を務める
清原博 国際弁護士。アメリカの法律事務所で勤務後、帰国して『むさし国際法律事務所』を開業。多数のメディアに出演する