(左から)霜降り明星、EXIT

「霜降り明星、というか粗品さん(29)ですが、EXITの2人との共演をNGにしていると聞こえてきていますね……」

 そう話すのは制作会社関係者。

霜降り明星・粗品とEXITの関係性は?

 霜降りとEXITといえば、ブームを巻き起こした「お笑い第七世代」でも、特に活躍が目覚ましい2大巨頭とも言える存在で、3月14日に終了したものの『霜降りミキXIT』(TBS系)でも共演していた。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

「粗品さんはギャンブルで税金の支払いにも困るなど、昔の芸人を地でいくような生き方をしている。霜降りもゴリゴリにお笑いを追求しているコンビです。一方のEXITはお笑いの枠にとらわれないエンターテインメント路線ですからね。

『霜降りミキXIT』で共演したことで、両者の方向性の違いがあらためて顕在化し、以降は特に“笑いを追求する番組”で共演はしたくないとなっているといいます」(前同)

 実は、現在放送中の霜降り、チョコレートプラネット、ハナコが出演している『新しいカギ』(フジテレビ系)に、EXITをレギュラーとして起用するという話もあったという。

「りんたろー。さん(36)と兼近大樹さん(31)の2人には人気に加えて話題性と花がありますからね。フジテレビサイドは出演を希望したようです。ただ、出演者からNGが出た、と。どうやら粗品さんの意向でナシになったと言われています。

 せいやさん(29)は先輩後輩、他事務所の芸人とも仲がいいことで知られますが、粗品さんは先輩芸人にもダメ出ししますし、自分が出るわけでもない『新しいカギ』のコントの台本も“これちゃいますね”とボツにさせたこともあるといいますからね。

 それは純粋に面白いものを作っていきたいという熱い思いからでしょうが、その部分でEXITとは合わない、と感じるところがあるんでしょう。にぎやかで楽しいバラエティ番組では共演することもあるのでしょうが、特に『新しいカギ』のような作り込んだコント番組やお笑い番組での共演を避けたいようです」(同)

 霜降りとの共演がNGだと噂が上がるEXITだが、第七世代ブームが終わった今も快進撃を続けている。

快進撃のEXIT、一方の霜降り明星は?

 レギュラー番組の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)のほか、『THE突破ファイル』(日本テレビ系)や『ラヴィット!』(TBS系)にも準レギュラーとして出演。こちらも準レギュラーの『めざまし8』(フジテレビ系)での兼近のコメントが、ネットニュースとして取り上げられることも少なくない。

「8月26日と27日に放送される『24時間テレビ』(日本テレビ系)では、兼近さんがチャリティーランナーを務めることも大いに話題を呼んでいます。意見はさまざま出ますが、『24時間テレビ』は多数の人が見る国民的番組。放送後には、さらに好感度も爆上がりするでしょうし、新たなオファーもどんどん舞い込むのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)

 一方の霜降りは、この春に『霜降りミキXIT』のほか、『オトラクション』(TBS系)、『ラストアイドル〜ラスアイ、よろしく!〜』(テレビ朝日系)、『乃木坂46のザ・ドリームバイト!』(フジテレビ系)と4本のレギュラー番組が終了している。また、この9月には『クイズ!THE違和感』(TBS系)が終了するとも報じられている。

「今年だけで5本のレギュラー番組が消滅することになります。ここ1~2年の霜降りが勢いを失っているのは明確。加えて、『新しいカギ』もパッとしませんからね」(制作会社ディレクター)

『新しいカギ』は、2021年4月より金曜20時台の枠でレギュラー化。同10月からは『オレたちひょうきん族』や『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』、『めちゃ×2イケてるッ!(めちゃイケ)』と、伝説的な大人気お笑い番組が放送されていた土曜20時台のフジテレビの看板「土8」枠に移動するなど、同局が最も注力しているお笑い番組の1つだ。

 しかし、スタート時から数字は振るっておらず、土曜夜に移動して以降も世帯視聴率は4~5%ほどを推移していた。

「今春の時点で、今後、致命的に悪い数字が出たら番組の打ち切りが決まる、という話が出ていましたが、7月2日の2時間SPの数字も非常にマズかったんです」(前同)

 7月2日の放送は「VSお笑いパイセン大集結!新コント連発」と題し、カンニング竹山(51)、シソンヌの長谷川忍(43)、マヂカルラブリーの野田クリスタル(35)、指原莉乃(29)などが出演した。

「ここ最近は、なにわ男子などの人気ジャニーズタレントが出演していましたが、基本に立ち返ってさまざまな世代の芸人が集結し、コント中心の放送となりました。ただ、世帯視聴率は2.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は1.8%と、土曜ゴールデンの番組としては惨憺たる結果だったんです。

 たしかに、この日は裏で音楽特番『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)がありましたから、不利であったことはたしか。ただ、そもそも土曜の夜には強い番組が並ぶ枠ですからね。『めちゃイケ』もそこで長年、看板を張ってきたわけです。

 ただ、『新しいカギ』はこのような数字がずっと続いていますから、いよいよ猶予はないと言われていて、このままいけば来春の打ち切りも濃厚視されているんです。そうなると、霜降りはさらなる窮地に立たされることになるのではないでしょうか……」(前出の制作会社ディレクター)

 第七世代ブームを一緒にけん引してきたものの、現在は交わることがないとされる霜降りとEXIT――両者の未来はこれからどうなっていくのだろうか!?