7月も半分が過ぎ、学生にとっては待ちに待った夏休みシーズンがやってくる。受験生たちは夏期講習に通うなどして勉強に打ち込む時期だが、あのタレントも同じ状況のようだ。
「小倉優子さんが今年2月からTBS系のバラエティー番組『100%アピールちゃん』の企画で早稲田大学教育学部への合格を目指し、受験勉強中です。早朝の喫茶店で参考書を広げて勉強している様子が報じられています」(芸能プロ関係者)
インテリ芸人は「受かると思う」
'01年のデビュー当初は“こりん星”出身という不思議ちゃんキャラで売り出していた彼女だが、今や3人の子を持つママタレとして活躍している。
「'11年にカリスマ美容師と結婚し2人の男の子を出産しましたが、夫の不倫が原因で'17年に離婚。'18年末に歯科医の院長を務める男性と再婚したものの、'19年末から別居しています。タレント業とワンオペ育児に加えての大学受験ですから、そうとう大変だと思いますよ」(スポーツ紙記者)
かつては法政大学に通っていたとも言われている小倉。現在は英単語や漢字、古文単語などの“暗記モノ”を中心に勉強しているようで、7月11日の放送回では、昨年の高3全国統一模試の英語に挑戦したのだが……。
「結果は100点満点中の20点でE判定。同じテストを受けた受験生の平均点は51点だったので厳しい結果となってしまいました」(同・スポーツ紙記者)
同番組に出演したインテリ芸人『ロザン』の宇治原史規は、この結果に苦言を呈するのかと思いきや、
「単語の暗記を中心に勉強している小倉さんに感心しながら“(来年の)2月の段階でA判定が出てれば問題なし。受かると思う”と前向きなコメントをしていました。しかし、早稲田大学教育学部といえば、偏差値は65から70ほど。教育評論家の尾木直樹さんや政治家の辻元清美さんら知的なイメージの方たちを輩出している難関です。本番までは半年以上ありますが、本当に問題なしと言える状況なのかどうか……」(同・スポーツ紙記者)
受験のプロからすると、彼女の現状はどのように映るのか。『早稲田慶應大学受験専門塾 HIRO ACADEMIA』の代表を務め、多くの受験生を指導してきた小野和久氏に話を聞いた。
「正直、悪くないと思います。大学受験で一番の壁は単語の暗記ですからね。テレビの放送を見ている限り、最低限の基礎は抑えているように思えます」
小倉にとってのプラス要素とは
宇治原と同様に前向きな見解を示す。小倉の強みについて聞くと、
「彼女は国語が得意のようですが、英語や歴史といった課題も日本語で問題が出される以上、国語能力の高さが重要になります。塾側としても国語は生徒の個人の能力に寄るものが大きく、一番教えにくい科目なんですよ。社会人経験があるだけでも日本語能力は高い傾向にありますので、小倉さんの場合、それだけでも十分なアドバンテージです」(小野氏、以下同)
逆に、懸念点はあるのだろうか。
「まだ着手しきれていないからだと思いますが、暗記した単語や知識同士が繋がっていないように思えますね。それが応用力不足に現れていると思います」
小倉の勉強時間は週20時間程度のようだが、この先もっと増やしていくべきかについては、
「うちの生徒には夏休みの期間は600時間、1日に最低でも12時間は勉強することを推奨しています。ただ、人生経験があるだけで応用力や分析力は身につきますので、彼女の場合はここまでの勉強時間は必要ないと思います。また、早稲田も近年は暗記より、応用力や発想力を重視している傾向ですからね。小倉さんにとってプラスになると思いますよ」
とはいえ、倍率は5〜6倍。難関を勝ち抜くにはどのような心構えが必要なのだろう。
「一概には言えませんが、試験日当日まで諦めないことですね。メンタルの強さも大事な要素です」
E判定の逆境を覆して、世間に“100%アピール”なるか。