福原愛と、台湾観光局のゆるキャラ・オーベア(2019年)

 7月24日、『東スポWeb』が【福原愛さん台湾で“家族連れ失踪”騒動 元夫の江が激怒「電話にも出ない、メッセージも返さない」】なるニュースを配信。またもや騒動を起こした模様で……。

 記事によると、福原は子どもの夏休み期間に面会するために台湾入りするも、“家族を迎えた”後に元夫・江宏傑氏と連絡が取れない状態になったようだ。すると江氏は、7月24日に自身のインスタグラムを更新して、

《これはどんな親善引き継ぎなのかまったく理解できない。昨日の夜から今まで、電話にも出ない、メッセージも返さない、これが家族への優しさと言うのか》

 元妻への怒りを滲ませる文面を投稿。この告発によって騒動が大きくなると、双方のマネジメント会社は台湾メディアを通じて経緯を説明し、【一人の家族と福原さんが一緒にいるという。現在、2人は関係者を通じて連絡を取っている】と現状を伝えた。

 福原は依然として、江氏と直接連絡を取っていない様子ではあるものの、現在は“家族”と一緒であることは確認できているようだ。

 しかし、万が一にも元夫への返答がないまま、福原がそのまま子を連れて台湾を離れていたとしたら、「それこそ“連れ去り”とも見做される、事件になっていた可能性もあります」とは、全国紙社会部記者ーー。

元夫が実子の“連れ去り”で逮捕された

 2009年9月、日本人女性A子さんと国際離婚をしたアメリカ人男性Bさんが福岡県内で逮捕される事件が起きたのだが、その容疑というのが実子の「未成年者誘拐罪」。国際結婚をして米国で生活を送っていた2人だが、子が生まれるも間も無く離婚。

 A子さんは元夫と離婚後、子が住む自宅近くで別居をしていたのだが、夏休みの間に元夫に無断で子を連れて日本に帰国してしまう。すると追って来日したBさんは子を車に乗せて連れ去り、パスポート取得のために福岡県内の米国領事館に向かうも、A子さんの通報によって駆けつけた警察に逮捕されたのだ。

 片やBさんの住まいがある州裁判所では“親権はBさんにある”と認めていて、逆に現地警察はA子さんが子を連れ去ったとして逮捕状を取り、元妻と子の行方を追っていたのだという。

 米国大使館は当時、この逮捕劇を国際結婚における親権への意識の差から生じたものとして、《離婚と子供の養育に関する認識には違いがある。親が子供を連れ去ることは、日本では犯罪とみなされない”としています》との見解を示した。

 事の結末としては、Bさんの主張は認められずに“子どもを連れずに日本を去る”との条件で釈放されて帰国。日本の裁判所はのちに法廷を通した上で、Bさんに“子の親権を訴求できる”との旨を伝えたのだった。

場合によっては「誘拐罪」に問われる

「当時の日本では1983年に発効した、世界100か国が加盟・参加する親権協定、いわゆる“ハーグ条約”に未加盟で、A子さんが海外からわが子を連れ帰ったことは問題とされなかったのです」

 とは前出の社会部記者。ところが近年、国際結婚が多くなり、親権問題などの世界常識から取り残された日本は、2013年に国会で締結して翌年にハーグ条約を発効。海外に倣い、いわゆる片側の親による“連れ去り”行為を規制することを取り決めたのだ。

 主に子が16歳未満の場合、もとより居住していた国、福原と江氏のケースで言えば台湾にあたるのだが、たとえ実の母親であろうとも連れて国外に出れば“連れ去り”行為とみなされる。よって元夫側による子へのDV行為の有無などの例外を除き、元妻は子を台湾に返還しなければ違反になるということ。

「福原さんは離婚時に“共同親権”を得ているだけに、江さん側が面会交流を拒否する権利はありません。しかし、アメリカやカナダでは共同親権であっても、元夫に無断で連れ去ったとしたら“誘拐罪”に問われる場合もある大問題になりかねません」(同・社会部記者)

 もちろん、それは可能性であって、福原が子を“連れ去る”ことなどあるはずもない。それでは何故ゆえに、江氏からの連絡を無視してしまったのか。中国エンタメ事情に詳しい芸能ライターは、

「実は愛ちゃんの訪台前、一部の台湾メディアが彼女の“極秘訪問”情報をキャッチしたのですが、それを明かしたのが江さんだったというのです。彼の真意の程は測りかねますが、台湾でも大スターだった愛ちゃんが“帰ってきた”となれば、当然、メディアに追われる毎日になっていたでしょう。

 それこそ江さんサイドから面会場所や内容が漏れるかもしれないと疑心暗鬼になり、愛ちゃんは連絡を拒否した可能性もありそう。単に久々の子どもとの面会に夢中になりすぎて気づかなかった、ということも考えられますが(苦笑)」

子煩悩っぷりを発信する江氏

 江氏との別居・離婚騒動において、特に批判されたのが福原による不倫疑惑だった。以後、台湾国内での彼女のイメージは失墜し、一方でインスタやメディアで発信する、元夫の子煩悩ぶりがクローズアップされている。

「1996年の民法改正によって共同親権を選べるようになった台湾ですが、元夫婦が仲よく養育というわけにはいかず、結局は裁判に持ち込まれるケースも少なくはないんです。

 正直なところ、彼らも離婚後の関係はうまくいっているようには見えません。もしかしたら江さんは単独親権を勝ちとるためにも、元妻の不誠実さを暴露したようにも思えますね」(同・芸能ライター)

 子どもの母親でありつづけるならば、行動に細心の注意を払うべきなのかもしれない。

 
福原の元義姉、ジャン・リガさん(@liga0601)

 

 

福原の元義姉、ジャン・リガさん(@liga0601)

 

 

福原と元夫の江選手、元義姉のジャン・リガさん(@liga0601)

 

 

福原の義姉、ジャン・リガさん(@liga0601)

 

 

福原の元義姉、ジャン・リガさん(@liga0601)