芸能界でも近年入れ替わりの激しいのがバラエティー界。中でも女子は、ベテランや第7世代と呼ばれる若手お笑い芸人のみならず、モデルやグラビア界、アイドル出身や女優組など群雄割拠。ジャンルが入り乱れて生き残りをかけたバトルを繰り広げている。いまバラエティー界ではどんな女子が支持をされ、逆に敬遠されているのか? 一般女性900人へのアンケートから、好き&嫌いなバラエティー女子トップ10をランキングで紹介!
「実は頭がいい人」なのは?
好きなバラエティー女子で見事1位に輝いたのは、「嫌味がない」「自然体なのがいい」と幅広い世代から多くの支持を得た、いとうあさこ。「芸人になりたくて家出をしたという気持ちの真っ直ぐさが好きです」(57歳・大阪)、「気取ってないしギラギラしていないのがいい。同世代なので、一緒に飲みに行ったら楽しそう」(49歳・三重)。『イッテQ!』のコーナーに出てくる芸人の中でいちばん面白いし、楽しそうにロケをしている感じが伝わってくる」(53歳・宮崎)
お嬢様学校の雙葉高等学校を卒業するなど、育ちのよさからなのか、下品なことをやっても品を感じるという意見もあり、派手さはないが高い好感度につながった。
2位にはモデルとしても活躍し、7月4日に一般男性との結婚を発表した滝沢カレン。「以前、共演者に四文字熟語であだ名をつけていたけど、そのワードセンスが見事すぎて爆笑した」(48歳・東京)、「素直で嫌味のない感じがするし、どこか人間離れしている感性が面白いと思う」(63歳・秋田)、「最初は単なるお不思議ちゃんキャラなのかと思っていたけど、言い回しが独特なだけで、実は頭がいい人だと思った」(21歳・大阪)。
いとうには2倍近く票を離されたが、どこか憎めない天然キャラは根強い人気に。
トップに輝いたいとうの飲み仲間でもある大久保佳代子が3位。「どこまでその人をいじっていいか、その境界線をわかってトークしている。面白い話を引き出すのが上手」(47歳・神奈川)、「下ネタにもどこかインテリジェンスを感じる」(48歳・福島)、「歯に衣着せぬ言動で女を捨てている部分もあるが、それが妙に色っぽく感じる時がある」(51歳・長野)。ハードな温泉旅など身体を張ったロケをいまでも数多くこなし、いまや各局の番組に引っ張りだこだ。
4位にはギャル枠から“みちょぱ”こと池田美憂がランクイン。「初めは単なるいまどきのギャルタレントかと思っていましたが、きちんとした考えを持っているのを見て好感度が上がった」(54歳・東京)、「美人で媚びないところが好き」(39歳・奈良)、「朝の情報番組とかでちゃんと自分の意見が言えてて、実は頭いいんだろうなと感心した」(38歳・鹿児島)
モデルにタレントだけではなく、最近では情報番組のコメンテーターまでこなす意外な(?)マルチっぷりを発揮しているのも好感度につながっているかもしれない。
歯に衣着せぬ発言が心地いい! サバサバ女子も票集める
5位には日本を飛び出しニューヨークへ移住。インフルエンサーとして世界に発信を続ける渡辺直美、6位にはテレビで見ない日はないほど、レギュラー番組を多く抱える指原莉乃とWバラエティー女王が。7位にはティーンのみならず、30代以上からも多くの支持を得た“めるる”こと生見愛瑠とフレッシュな顔がランクインする中、8位に若槻千夏、9位に小池栄子とベテランサバサバ系女子の名前が。
'06年ころに一時期芸能活動を休止。その後、本格復帰し、いまでは母親となった若槻には「ズバッと言うけど、嫌味に聞こえないからそこがいい」(44歳・愛知)、「嫌いなタイプの女性の話をしているときのイキイキした表情が好き」(27歳・栃木)。
『鎌倉殿の13人』で北条政子を演じるなどすっかり女優の顔が定着したが、かつてはバラエティーの司会などに引っ張りだこだった小池には「演技もうまいし、バラエティーでも頭の回転が良く面白いから好き」(47歳・埼玉)、「大河の現場とかでも大泉洋とかにいい感じでツッコんでそう」(35歳・東京)など、歯に衣着せぬ発言が心地いいとの意見が相次いだ。
10位は、同票で朝日奈央と佐藤栞里という、モデル出身だけど気取らない自然体な姿勢が支持を集めランクイン。10位以下では、ベテラン勢からは久本雅美(16票)、友近(10票)、若手ではフワちゃんや王林(ともに15票)、藤田ニコル(10票)、ファーストサマーウイカ(9票)といった顔ぶれが名を連ねた。
好きなバラエティー女子TOP10
1位 いとうあさこ(52) 82票
2位 滝沢カレン(30) 44票
3位 大久保佳代子(51) 39票
4位 池田美憂(23) 34票
5位 渡辺直美(34) 29票
6位 指原莉乃(29) 23票
7位 生見愛瑠(20) 20票
8位 若槻千夏(38) 19票
9位 小池栄子(41) 18票
10位 朝日奈央(28) 16票
佐藤栞里(31)
明るくフレンドリーなキャラクターが逆に苦手
ここからは、できれば選ばれたくない嫌いなバラエティー女子たち。ワースト1位となってしまったのは、連日テレビやイベントなどに引っ張りだこのフワちゃん。「本当は礼儀正しいかもしれないけど、テレビのときの無礼さは受け入れ難い域」(63歳・埼玉)、「そういうキャラかもしれないけど、目上の人に度が過ぎた態度があるから」(44歳・埼玉)、「うるさくて、誰にもタメ口なのは慣れない」(47歳・北海道)、「テンションが苦手で、VTR中もワイプで喋りすぎ」(24歳・宮城)
明るくフレンドリーなキャラクターが逆に苦手という意見が相次ぎ、多くの票が集まってしまった。
好きなバラエティー女子6位と好感度が高かった指原。嫌いな部門ではなんと2位に。「自分が面白いと思って発言している感じがイヤ」(52歳・大阪)、「計算高くて、ものすごく見下されている感じが苦手」(20歳・神奈川)、「テレビに出過ぎていて、見ていて飽きました」(30歳・東京)、「あざとい発言が多すぎる」(28歳・福岡)などなど手厳しいコメントが続く。あざとかわいい女子は、いつの時代も女性の敵となってしまう?
3位は好きなバラエティー女子でも3位に入った大久保。残念ながらこちらも上位に。「いつも不満そうな顔つきでなんか好きになれない」(53歳・千葉)、「発言が下品で癖が強いのが見ていて不快」(59歳・埼玉)、「ときどきエロさをアピールするのがキモい」(38歳・大阪)と散々な声が。大久保の芸風に親しみを抱く人も多い反面、不快に思う人も多い結果になった。
4位と5位には久本雅美と和田アキ子の大御所2人の名前が。かつでは好きなタレントの常連だった久本には「芸達者だけど、下ネタとか下品なお笑いは品がなくて好きになれない」(35歳・沖縄)」(35歳・富山)、「自虐ネタが多すぎて、いまの時代に合ってない」(51歳・東京)。和田にも「『アッコにおまかせ!』での発言があってあまり好きではない」(34歳・茨城)、「番組でニュースを見てキレているポイントがずれている」(27歳・東京)と、どこか時代とずれた発言などに苦手意識を持つ声が相次いだ。
続けて好きなランキング4位に入ったみちょぱが嫌いなランキングで6位、“こじるり”の愛称で一時期は多くのレギュラー番組を抱えていた小島瑠璃子が7位、おバカタレントとしてブレイクした鈴木奈々が8位と、モデルもグラビアもバラエティもこなす女子たちがランクイン。
そして9位には、45キロのダイエットに成功後、ドラマの役作りのために30キロ増量したことが話題のゆりやんが。キワどすぎる水着を着たりと、独特すぎるネタの数々に理解に苦しむ人も多いようで「下品すぎて何がおもしろいかわからない」(61歳・北海道)、「自分だけがおもしろいと思っているのか、場の雰囲気をよく乱すのが嫌」(41歳・兵庫)と否定的な意見が相次いだ。
10位は「きれいだけど何か勘違いしてそう」(51歳・東京)、「男に媚びてる感じが嫌い」(55歳・大阪)との声が多数を占めた、あざとかわいい界の女王・田中みな実。
10位以下では、好きなバラエティー女子2位になった滝沢カレン(10票)やベッキー(9票)、藤田ニコル(7票)などの若手から、泉ピン子(11票)やアンミカ(8票)に票が集まったアンケート結果に。
ランキングに名前があがるということは、良くも悪くも芸能界で注目されている証。そんなバラエティー女子たちの活躍に今後も期待したい。
嫌いなバラエティー女子TOP10
1位 フワちゃん 65票
2位 指原莉乃(29) 29票
3位 大久保佳代子(51) 26票
4位 久本雅美(64) 24票
5位 和田アキ子(72) 22票
6位 池田美憂(23) 21票
7位 小島瑠璃子(28) 18票
8位 鈴木奈々(34) 17票
9位 ゆりやんレトリィバァ(31) 16票
10位 田中みな実(35) 15票