《やるからには120%で憲二(主人公)を生きようと思って撮影に臨みました》
7月26日、役柄と同じくワイルドなヒゲ姿で、主演映画『とべない風船』の舞台挨拶に登壇した東出昌大。
「'18年に発生した西日本豪雨による土砂災害をテーマに、オール広島ロケで製作された意欲作です。東出さんは災害で家族を失ったことで心を閉ざす漁師役を演じています。世界の賞レースを総ナメにした映画『ドライブ・マイ・カー』での好演も光った、三浦透子さん演じる人生に迷った元教師との心の交流を描いたヒューマンドラマです」(スポーツ紙記者)
演者さんを色眼鏡で観てしまい……
災害の風化に警鐘を鳴らすことがテーマということもあり、ロケが行われた広島のメディアでは早くも大々的に取り上げられているが、違う意味でも注目を集めている。
「昨年10月、コロナ禍にもかかわらずロケ先の広島県呉市のホテルに恋人を呼び寄せていたことが『週刊文春』で報じられたことで、東出さんは以前所属していた事務所を解雇されました。解雇の原因となった“ロケ同伴愛”が行われたのが、この映画なんですよ」(芸能プロ関係者)
独立後初の主演映画となるだけに、東出は監督とともに西日本豪雨の被災地を巡って復興の歩みについて学ぶなど、PR活動に熱心に取り組んでいるが……。
「唐田えりかさんとの不倫報道に懲りず、仕事先に恋人を連れ込んでいた東出さんに嫌悪感を示す人が多いようで、ネット上でも厳しい声が相次いでいます」(ネットニュース編集者)
舞台挨拶を取り上げた記事のコメント欄には、
《演者さんを色眼鏡で観てしまい、肝心の内容が薄れないか心配です》
といった意見が目立っていた。東出の好感度の低さから同映画の、あるプロジェクトも苦戦を強いられている。
豪華キャストにもかかわらず、支援者は60人
「映画の宣伝費を集める目的で『Makuake』というサイトでクラウドファンディングが行われています。豪華キャストが顔をそろえたにもかかわらず、支援者は60人ほど。金額は150万円程度と伸び悩んでいます。いしだ壱成さん主演の低予算映画『100日後に退職する47歳』のクラファンには196人が支援したことを考えると、東出さんの報道が原因で苦戦しているとしか思えません」(前出・ネットニュース編集者)
宣伝費をクラウドファンディングで集めるというのは異例な気もするが、映画の製作会社に現状を問い合わせると、
「現在はMakuakeのみでの実施ですが、地元・広島向けのクラファンも実施します。リターンのイベント日程が決定しないと申し込みができないというお問い合わせも多数いただいており、決定後に増えていく見込みです」
とのことだった。
「地方発の映画でもメジャー作品に決して負けないクオリティーを追求するという監督の意気込みに感銘を受け、小林薫さんや浅田美代子さんといった一流俳優たちがギャラは二の次で参加した話題作だけに、東出さんが足を引っぱらないか心配です」(映画配給会社関係者)
作品に罪はないだけに、話題になって映画がヒットするといいのだけど……。