(左から)大下容子アナ、弘中綾香アナ、水卜麻美アナ、山﨑夕貴アナ

 ニュースから情報・バラエティーまで、テレビ番組においてアナウンサーは欠かせない存在だ。特に女性アナウンサーは、芸能人顔負けの人気を集めるケースも少なくない。

好きな女子アナランキングを発表!

『週刊女性PRIME』では、先日「2000人が選ぶ『好きな男性 局アナ』ランキング!」を発表したが、今回は「『好きな女性 局アナ』ランキング」を紹介!

 情報バラエティー番組での活躍も話題になることが多い民放4局、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビに所属するアナウンサーを対象にアンケートを実施。10代〜90代の男女2000人に回答してもらった。さっそく1位から、発表していく。

◇     ◇     ◇

第1位:水卜麻美(日本テレビ)/469票

・1987年4月10日(35歳) 2010年入社

 2000人の回答のうち469票という圧倒的な得票で1位に輝いたのは日本テレビの水卜麻美アナウンサー(35)だ。

水卜麻美アナウンサー(日本テレビアナウンサールームより)

 '10年に入社した彼女は、'11年より『ヒルナンデス!』のアシスタントに就任。同番組の食レポで「大食い」を披露するなど、飾らないキャラクターが受けて人気が急上昇した。今回のアンケートでも、彼女の人柄に言及するコメントが広い世代から集まった。

「愛嬌があり、ご飯を美味しそうに食べるため」(10代・女性)
「飾りっ気のない自然なイメージで親しみがもてるから」(20代・女性)
「食べっぷりがよく、繊細な部分もあり、よく笑い幸せな気持ちにさせてくれる。仕事もきちんとできる人」(60代・女性)
「いつでも明るくて誰に対しても元気を与えてくれそうな気がする」(70代・女性)

 '17年には朝の情報番組『スッキリ』のサブ司会、さらに'21年4月からは『ZIP!』の総合司会に就任するなど、まさに“日本テレビの看板アナ”となった水卜アナ。彼女のMC力に触れる人も多かった。

「親近感があり、番組を上手にまとめていると思うので」(40代・女性)
「進行上手だから」(10代・女性)
「報道でもバラエティーでも安心して見ていられるから。他の出演者との距離感をよく分かっている気がするから」(10代・女性)

第2位:西山喜久恵(フジテレビ)/125票

・1969年6月22日(53歳) 1992年入社

 第2位となったのは、フジテレビのベテランアナウンサー・西山喜久恵(53)だ。

西山喜久恵アナウンサー(フジテレビ公式HPアナウンサー一覧より)

 '92年に同局に入社した彼女は、同年から長きにわたって『森田一義アワー 笑っていいとも!』に出演するなど、数多くのバラエティー番組で知名度を高めた。画面越しに伝わる、親しみやすさについての声が多数寄せられた。

「男女ともに好かれていて、好印象」(40代・女性)
「明るく健康的。元気をもらえる」(60代・男性)
「庶民的で好感が持てる」(60代・女性)
「ニュースもバラエティーもできるから」(40代・女性)

 ちなみに西山アナは広島出身で、カープ女子としても有名。広島カープのファンや広島出身者からも多くの票が集まった。

「カープファンだから」(50代・女性)
「広島の人だから」(60代・女性)

第3位:永島優美(フジテレビ)/95票

・1991年11月23日(30歳) 2014年入社

 第3位には、'14年にフジテレビに入社した永島優美(30)がランクイン。

永島優美アナウンサー(フジテレビ公式HPアナウンサー一覧より)

 彼女は、'16年に『めざましテレビ』の第7代女性総合司会、'21年からは『めざまし8』の総合司会を俳優の谷原章介と共に担当するなど、長きにわたってフジテレビの“朝の顔”として活躍中。朝の番組にぴったりな、明るく爽やかな雰囲気に惹かれる人が多いようだ。

「気取らない雰囲気と人柄の良さ」(10代・女性)
「きれいで聡明であり明るく人柄が良い」(40代・女性)
「朝の番組でとても観やすい」(50代・女性)

 永島アナは、「誠実そう」「真面目そう」という声も多いのが特徴だ。

「性格をつくってなく、自然なところ」(10代・女性)
「かわいいけど誠実な感じ。真面目そう」(40代・女性)
「凛として、清楚」(60代・男性)

第4位:弘中綾香(テレビ朝日)/78票

・1991年2月12日(31歳) 2013年入社

「真面目そう」という声が多数集まった第3位の永島優美に続く第4位に入ったのは、「あざと可愛い」キャラクターでブレイクしたテレビ朝日の弘中綾香(31)だ。

弘中綾香アナウンサー(テレビ朝日アナウンサーズより)

 '13年に入社した彼女は、入社試験の時点で「フリートーク力がずば抜けて高かった」という。そんな能力を買われて、入社してすぐに『ミュージックステーション』のサブ司会に大抜てきされ、その後も、『激レアさんを連れてきた。』『あざとくて何が悪いの?』など数多くのバラエティー系レギュラー番組を抱えている。

「バラエティーでの立ち回りがうまい」(10代・男性)
「背伸びもしない、こびないところ。天然が残ってるっぽいところ」(10代・女性)
「可愛いし、あざとさも勉強になる(笑) 肌も白くてふわふわで憧れる」(20代・女性)
「激レアさんのプレゼンは、弘中アナウンサーにしかできないと思って視聴しています。自分のキャラクターをしっかり持って、視聴者に情報をわかりやすく届けてくれていると思います」(30代・女性)
「天真爛漫で裏表がなさそうな印象に好感が持てる」(40代・男性)

第5位:山﨑夕貴(フジテレビ)/61票

・1987年8月4日(35歳) 2010年入社

 第5位に入ったのは、フジテレビの山﨑夕貴(35)。2位の西山アナ、3位の永島アナ、そして山﨑アナと、TOP5のうち3人をフジテレビのアナウンサーが占める結果となった。

山﨑夕貴アナウンサー(フジテレビ公式HPアナウンサー一覧より)

 山﨑アナは、フジテレビに入社した'10年から『めざましテレビ』のエンタメコーナー担当、'12年から『ノンストップ!』の司会、今年4月からは『ポップUP!』のMCを務めるなど、情報・バラエティー番組を中心に活躍。「明るい人柄」に加えて、「進行役としての能力」好きなポイントに挙げる人が多かった。

「明るくて裏表のなさそうな人柄が良いから」(40代・女性)
「可愛さだけでなく面白さもあるので」(30代・女性)
「キレがあって的確に流れをつかんでスムーズに番組をこなしている」(60代・女性)
「美人なのに親しみがあるのにアナウンスが上手い」(20代・女性)

第6位:大下容子(テレビ朝日)/58票

・1970年5月16日(52歳) 1993年入社

 第6位には、テレビ朝日のベテランアナウンサー・大下容子(52)がランクイン。'93年に入社した彼女は、当初はスポーツキャスターとしての活動が中心だったが、90年代後半より情報・バラエティー番組への出演が増加。

大下容子アナウンサー(テレビ朝日アナウンサーズより)

 '98年より出演する『ワイド!スクランブル』は、'19年から自身の冠番組『大下容子 ワイド!スクランブル』としてリニューアルされるなど、テレビ朝日を代表する女性アナウンサーとなった。

 そんな彼女には、「知的」「安心感」といった声が多数集まった。

「知識の豊富さに裏打ちされた感性の良さ、切り口の多彩さが良い。安定感もある」(60代・女性)
「昼のニュース番組で、清楚で頭が良く感じが良いので」(70代・男性)
「適切なコメントと深い知識」(70代・女性)
「メインキャスターをしているけど、でしゃばらず、雰囲気がよい」(40代・女性)

第7位:斎藤ちはる(テレビ朝日)/57票

・1997年2月17日(25歳) 2019年入社

 ここまで30代以上のアナウンサーが名を連ねてきたが、TOP10では最年少となるテレビ朝日アナウンサーの斎藤ちはる(25)が第7位に入った。

斎藤ちはるアナウンサー(テレビ朝日アナウンサーズより)

 斎藤アナは、'11年に女性アイドルグループ・乃木坂46の第1期メンバーに選出され、'18年まで活動した経歴を持つことも話題に。

 テレビ朝日の入社日にあたる、'19年4月1日から『羽鳥慎一モーニングショー』第2代アシスタントに起用されるという大抜てきでアナウンサー人生がスタートし、'22年からは『グッド!モーニング』の総合司会を務めている。

 今回のアンケートでは、「アイドル時代からのファン」という声がある一方、アナウンサーとしての素質を評価する声も多かった。

「乃木坂時代から好き」(30代・女性)
「乃木坂が好きで、その時から応援しているから」(20代・男性)
「元アイドルなのに真摯な態度なので」(60代・女性)
「読みが上手い」(60代・男性)

第8位:江藤愛(TBS)/51票

・1985年11月14日(36歳) 2009年入社

 第8位には、TBSアナウンサーとしてはトップとなる江藤愛(36)がランクイン。

江藤愛アナウンサー(TBSアナウンサーズより)

 '22年8月時点で、月~水曜日は昼の情報番組『ひるおび!』アシスタント、木・金曜日は朝の情報番組『THE TIME,』の進行キャスターを務めるという大車輪の活躍を見せる彼女には、「安定感がある」とのコメントが多く寄せられた。

「ニュースもバラエティーも安心感があり、とても感じのよい方なので」(50代・女性)
「声やしゃべり方、振舞いも落ち着いているので、安心して見ていられる。どの番組でも出過ぎないので、番組の雰囲気を損ねない」(40代・女性)
「いつも笑顔で安定しているから」(30代・男性)
「落着きが増すつつ、かわいさがある、安定感もある」(40代・女性)

第9位:三田友梨佳(フジテレビ)/47票

・1987年5月23日(35歳) 2011年入社

 第9位に入ったのは、フジテレビの三田友梨佳アナウンサー(35)。

三田友梨佳アナウンサー(フジテレビ公式HPアナウンサー一覧より)

 入社からの数年はバラエティー番組での起用が目立ったものの、'15年から『直撃LIVE グッディ!』、'19年からは『FNN Live News α』メインキャスターと『Mr.サンデー』アシスタントキャスターを務めるなど、徐々に報道・情報番組へとシフト。

 ルックスへの声と共に、キャラクターとしての発信力やアナウンス力に対する意見も多く集まった。

「ニュースで自分の意見をはっきり言うから」(30代・女性)
「可愛いしコメントが的確」(30代・女性)
「アナウンス力があり、正統派の美人だから」(40代・男性)
「はきはきとした話し方が好き」(70代・女性)

第10位:生野陽子(フジテレビ)/44票

・1984年5月17日(38歳) 2007年入社

 TOP10の最後の座をつかんだのは、フジテレビアナウンサーの生野陽子(38)。'07年入社の彼女は、'10年には『めざましテレビ』5代目女性総合司会を務めるなど、バラエティー番組と情報番組にバランスよく出演してきた。

生野陽子アナウンサー(フジテレビ公式HPアナウンサー一覧より)

 '14年に同期入社アナウンサーの中村光宏と結婚し、'19年に第1子、'21年に第2子を出産。2児の母であるが、変わらぬ「かわいらしさ」に言及する人が多かった。

「『ショウパン』からのファン」(30代・男性)
「笑ってる顔が癒される」(30代・女性)
「かわいい、安定している。見ていて安心する」(40代・男性)
「『有吉くんの正直さんぽ』で好感がもてる」(50代・男性)

◇     ◇     ◇

 男性アナウンサー編では、TOP20のうち日本テレビ10人、フジテレビ6人、TBS3人、テレビ朝日1人という結果となり、日本テレビが存在感を発揮していた。

 一方、女性アナウンサー編では、TOP10はフジテレビから5人、テレビ朝日3人、日本テレビとTBSがそれぞれ1人がランクイン。TOP20に広げるとフジテレビが10人、TBSが4人、日本テレビとテレビ朝日がそれぞれ3人という結果で、フジテレビが強さを示した。

 年齢別では、男性アナウンサー編はTOP20のうち50代が7人、40代と30代が6人、20代が1人。一方、女性アナウンサーはTOP10では50代が2人、30代が7人、20代が1人、TOP20まで広げると50代が2人、40代が3人、30代が10人、20代が5人となる。

 男性アナウンサーは、長きにわたって出演するベテランが人気を集めたが、女性アナウンサーは30代が半数、それに20代が続くという傾向がみられた。

 女性アナウンサー編で強さを見せたフジテレビと言えば、80年代に有賀さつき、河野景子(現・花田景子)、八木亜希子という3人娘が大ブレイクして以来、高島彩、中野美奈子など人気女子アナを多数輩出。

 今回のアンケートにてTOP10に入ったフジテレビアナウンサーはいずれも30代以上だったが、第13位に27歳の井上清華アナ、第19位に28歳の堤礼実アナがつけており、層の厚さを感じさせる。

 また、男性アナウンサー編ではTOP20内に1人のみがランクインという結果だったテレビ朝日が、女性アナウンサー編ではTOP10に3人が入った。ベテランの大下アナ、個性的なキャラクターが受けている弘中アナ、そして若手の斎藤アナとバランス良くランクインしているのも印象的だ。

11位以下の得票結果

第11位:佐々木恭子(フジテレビ)/39票
 1972年12月17日(49歳) 1996年入社
第12位:岩田絵里奈(日本テレビ)/38票
 1995年8月30日(26歳) 2018年入社
第13位:井上清華(フジテレビ)/31票
 1995年4月23日(27歳) 2018年入社
第13位:田村真子(TBS)/31票
 1996年2月3日(26歳) 2018年入社
第15位:加藤シルビア(TBS)/23票
 1986年1月4日(36歳) 2008年入社
第15位:島田彩夏(フジテレビ)/23票
 1974年5月12日(48歳) 1998年入社
第15位:徳島えりか(日本テレビ)/23票
 1988年9月10日(33歳) 2011年入社
第18位:出水麻衣(TBS)/22票
 1984年2月11日(38歳) 2006年入社
第19位:堤礼実(フジテレビ)/21票
 1993年11月23日(28歳) 2016年入社
第20位:梅津弥英子(フジテレビ)/20票
 1978年1月30日(44歳) 2000年入社

【調査概要】
実施期間:2022/8/9〜2022/8/10
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象:15歳以上の男女から80・90代男女まで
     (男性970人、女性1030人、計2000人)
『週刊女性PRIME』調べ、セルフアンケートツール『QiQUMO』を使用。
実施機関:クロス・マーケティング(https://www.cross-m.co.jp/) 

(文/千歳康一)

 
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