「夏休みで思い出すのは高校時代のバスケットボール部の合宿です。汗だくになって重い荷物を持って移動して毎日、他校との練習試合や仲間と一緒に泊まってワイワイするのが楽しかったです。いまでもスマホの写真フォルダーを見返すくらい記憶に残っています」
平成最後の「ジュノンボーイ」松本大輝
こう語るのは松本大輝。初主演ドラマ『ウルトラマンデッカー』(テレビ東京系、毎週土曜朝9時~)の主人公・カナタ役で出演するイベント『ウルトラヒーローズEXPO2022サマーフェスティバル』(8月29日まで東京・池袋サンシャインシティ文化会館)で熱演。番組ファンの夏休みの思い出づくりにひと役買っている。
『第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で1万6293人の応募からグランプリを受賞した“平成最後のジュノンボーイ”。
芸能界入りして4年、放送開始から半世紀以上のウルトラマンシリーズの新ヒーローに抜擢された。映画『シン・ウルトラマン』がヒットするなど追い風も。
「ウルトラマンの勢いがあるなかで主演ができ、その波に乗せていただけてうれしいです」
ヒーローものは新人俳優の登竜門といわれ、プロフィールには明記され続けることも。
「イメージづけされることは今後の自分次第で変わっていくと思うので心配はしていません。これからも胸を張ってウルトラマンデッカーを演じたことを言っていきたいですし、僕をデッカーで覚えていただけるのはうれしいです」
大役を演じて変化した意識
撮影は昨年末から半年間行われ終了。大役を全うして意識が変わった。
「デビューしたころに出演した作品では自分のことばかり考えて演じていました。でもデッカーの撮影でいろんな方と出会い、いろんな経験を通して共演者やスタッフのみなさんと意思疎通を図らないと何も伝わらない。伝えることの大切さを実感しました。昔の自分に比べたらコミュニケーションをとれるようになったと思います。以前は現場で人に話しかけるのが怖かったです(笑)」
北海道出身。同郷の大泉洋や高校の先輩の金子大地との共演を夢見ているが、目指す俳優像とは?
「映画『いま、会いにゆきます』が大好きで毎年、必ず見返しています。とくに中村獅童さんの演技が好きで、僕がイメージしていた獅童さんとは違う内気な役柄に引き込まれました。そういうイメージを裏切るギャップをつくれる役者になりたいです。
デッカーを通して俳優として自信がつき、どこまで成長できるのか楽しみです。いまはとてもポジティブです」
正義のヒーローのまっすぐな眼差しと言霊で成し遂げる。
バラエティー大好き!
スポーツマンでアウトドア派のイメージだったが実はインドア派という。
「(コロナ禍で)自粛期間はゲームをしたりしましたが最近は撮りためたバラエティー番組を見ています。『家、ついて行ってイイですか?』『アメトーーク!』『しゃべくり007』『水曜日のダウンタウン』などほぼ全局のバラエティー番組をチェックしています。ドラマももちろん見ますが、肩の力を抜いて見ることができなくて……。
いつかバラエティー番組にも出演してみたいですが、おもしろいことができないので“見る専”でいいかもしれないです(笑)」