少年革命家のゆたぼんが、クラウドファンディング(以下クラファン)で487万円の資金調達をして、『ゆたぼんスタディ号』で日本一周の真っ最中だ。
「不登校の子やその保護者たちと直接会って話を聞きながら、多くの人たちに元気と勇気を与えたい」という目的で、6月30日に東京を出発。現在は北海道に渡っているが、当初の目的から逸脱している旅の内容に支援者などから、クレームが殺到している。
「クラファンには完全寄付型もありますが、ゆたぼんが行ったのはリターンがある購入型。支援者の住む県に出向き、自宅で一緒に食事をするなどいくつかの種類がありました。実はゆたぼんと直接会える1万円のリターンを購入した新潟県の支援者とトラブルに発展しているんです」(ネットニュース編集者)
7月25日、ゆたぼんから「新潟県に行くのは7月28日と29日ですが、7月29日のお昼以降で都合がいい時間とかありますか?」とメッセージが届くも、直前だったことから支援者はその日を過ぎてからメッセージに気づいたという。
8万円のリターンを購入した社長が実名で批判
「ゆたぼんサイドからは返金する旨のメッセージが届いたそうですが、支援者は銀行口座という個人情報を伝えるのに抵抗があり、別のリターンで対応できないかと提案。しかし“都合が合わずにリターンが実現しなかった場合は返金で対応しますと、日本一周前にメールをお送りしています”と事務的な対応で終わったのがショックだったとブログで明かしています。支援者へ送ったゆたぼんのメッセージのスクリーンショットも公開されていたのですが、その文面が喧嘩を売っているように見えると、ゆたぼんサイドへの批判が殺到する結果になりました」(同・ネットニュース編集者)
今回のクラファンで「あなたのお店や会社に実際に行って、YouTubeで紹介する」という8万円のリターンを購入し、YouTube上でゆたぼんの行動について物申してきた人物がいる。愛媛県内で金属リサイクル・家具家電リユース業の会社『リバーズエコ』を営む小川凌社長だ。なぜ批判の声を上げたのか、話を聞いてみると、
「ゆたぼん親子は世間からの批判を“顔も出さない匿名のアンチ”と見下し、小学校の卒業証書を破くなど問題行動を行ってきました。そこで私は、実名も顔も企業名も全て明かして批判しましたが、ゆたぼん親子からのアンサーはなく、Twitterもブロックされてしまいました。今回のクラウドファンディングは、直接意見をぶつける最大のチャンスだと判断し、支援することにしたんです」
しかし支援後もTwitterはブロックされたまま。日本一周も中盤に差し掛かっているにも関わらず、いまだ愛媛県に来る日程の連絡はないという。
ゆたぼんは親の都合のいいロボット
「私は、ゆたぼんが親の都合のいいロボットとして扱われているのが見るに耐えられないんです。彼らの洗脳から解くためには、直接意見をぶつける以外にないと思いました。彼ももう14歳で、自分で物事の善悪が判断できる年齢になりつつあります。世間の意見や批判を受け、“もしかして自分は間違った方向に向かっているのではないか?”と疑問を持ってほしいですね」(小川社長)
愛ある説教をYouTube上で行ってきた小川社長は、ゆたぼん親子が炎上を起こす理由をこう分析する。
「ゆたぼんの父親である中村幸也氏が学歴などでコンプレックスを感じていて、子どもを利用して自分の劣等感を払拭しようと必死な印象を受けます。その結果、美味しいものを食べている様子や、有名人とコラボしたことなどを自慢する行為に繋がっているのではないでしょうか。そんな承認欲求に基づく言動が、世間から反感を買い炎上するのだと思います」
そして炎上続きの日本一周旅行については、「とにかく私のところに来てほしい」と語った。
「これはゆたぼんにとって人生の分岐点だと思っています。私のところで“スタディ”をして人生を好転させるのか、目の前の壁から逃げてズルズルと転落の人生を歩むのか。今回、私のところに来るかどうかでゆたぼんの人生は大きく変わると思います。私は真剣に彼の将来を心配しているんです。直接会って、お金を稼ぐことの大変さ、努力することの大切さを教えたいですね」(小川社長)
革命ではなく、トラブルばかり起こしているゆたぼん。本気で将来のことを心配してくれている支援者の声が、彼に届くといいけれど……。