“全員主役”のキャッチコピーでEXILE AKIRA、岩田剛典ら100人を超えるキャストにより男たちの友情と闘いを描いてきた『HiGH&LOW』シリーズ。この大人気シリーズと不良マンガの金字塔『クローズ』『WORST』が奇跡のコラボを果たした'19年の映画『HiGH&LOW THE WORST』の続編が完成!
前作を超えるアクションと熱いストーリーでシリーズ史上最多&最強の高校による頂上決戦が展開される。最新作『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』でも鬼邪高の頭・花岡楓士雄を川村壱馬が、楓士雄の親友で右腕の高城司を吉野北人が演じる。
それぞれがこだわった役作り
前作の撮影から約4年。少し時間があいた今作の現場だが、「すんなりと作品の世界に入ることができた」と、ふたり。
吉野北人(以下、吉野)「個人的には、アクションシーンが増えたことがうれしかったです。前回の倍くらいありました。僕が演じる司は、シャツのボタンを深めに開けているので、シャツから見える胸筋を中心に鍛えて撮影に臨みました」
川村壱馬(以下、川村)「僕は、前作のときの自分の体形にしようと少し太りました。楓士雄は愛嬌のあるキャラクターなので、ちょっとぷくっとしているほうがいいと思って。しっかり食べてトレーニングしながら役作りをしました」
共に大人気グループTHE RAMPAGEのボーカルであるふたり。今作では、グループから新たに3人(陣、藤原樹、長谷川慎)が合流。
さらに、最凶最悪の敵として多国籍メンバーで構成された韓国発の男性ダンス&ボーカルグループ・NCT 127の中本悠太(YUTA)やボーイズグループ発掘オーディションから誕生したBE:FIRSTのメンバー・三山凌輝(RYOKI)らが参加と、夢の共演にも注目が集まっている。
川村「前作で作り上げることができた(出演者の)関係性の中に、新キャストのみなさんを迎え入れながら巻き込んでいき、作品全体を盛り上げていく。ふだんは積極的にコミュニケーションをとることが苦手なほうですが、そこだけは座長としての意識を持ってしっかり取り組もうと思っていました」
吉野「(川村が演じる)楓士雄という役にも言えますが、頼もしいです。どうしても演じた司として見てしまう部分があるのですが、“楓士雄がいれば大丈夫”という安心感がありました」
川村「劇中、まっすぐすぎる楓士雄が、彼らしくない悩み方をする場面があって。そんなときに司は、一歩引いて全体を見てくれている。頭脳派かと言われたら、わからないですが(苦笑)、幼なじみであり、相棒でもある司の存在を楓士雄も頼もしいと思っています」
「甘い感じの恋愛要素は…」
今作で色濃く描かれている“絆”を感じさせる話をしてくれたふたり。映画では見ることがなかった“恋愛”を披露してくれる作品にそろって出演するなら、どんな内容がいいか聞くと、
川村「バスケットものだけは避けたい。(吉野)北人がうますぎるから(笑)」
吉野「映画『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』で、(川村も)バスケやってたよね。ちゃんと絵になってたよ。あまり経験がないって聞いていたからびっくりしたもん。器用で」
川村「いやいや(苦笑)。例えば、ずっと幼なじみのヒロインに片思いをしている男がいて。でも、幼なじみのヒロインは、偶然出会ったクールな男性が気になっている。男同士は知り合いで三角関係になるんだけど、幼なじみの女の子が病気を患っていることがわかる」
吉野「それ、いま考えたの?」
川村「そう(笑)。クールな男はいいやつで、ヒロインの子に“幼なじみのアイツはお前のことを、ずっと思い続けている”と伝える。で、最終的には自分の本当の気持ちに気づいたヒロインと幼なじみの男がうまくいって、そのふたりをクールな男が祝福してあげるっていうのは?」
吉野「これでお願いします!(笑) 僕、どっちの役を演じてもいいので」
シリーズの次回作に採用されることもあるのでは?
吉野「『HiGH&LOW』は、女性に騙されるくらいの話がちょうどいいと思います」
川村「そう、そう(笑)」
吉野「前作では、清史(うえきやサトシ)が女の子にナイフで刺されていましたし」
川村「甘い感じの恋愛要素は、『HiGH&LOW』に合わないかもしれないですね(笑)」
【超人気グループの最強アーティストたちの共演秘話】
「NCT 127の悠太さんは、映画初出演で、演技も初めてと聞いていましたが、そんなふうに思えなかったです。すごかった」
(吉野)
「僕は、悠太さんとただのアクションじゃない、魂と魂のぶつかり合い、気持ちの交換みたいな感じで撮ったシーンがあって。激アツなものができたと思っています」
(川村)
『HiGH&LOW THE WORST X (クロス)』
9月9日全国ロードショー
(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」
製作委員会 (C)高橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
ヘアメイク/oya(KIND)【川村】、大木利保(CONTINUE)【吉野】