「映像化するなら、絶対にやりたいと思っていました」
ドラマ『少年のアビス』で主人公の黒瀬令児を演じる荒木飛羽(あらき・とわ、16)。原作は累計100万部を突破した『週刊ヤングジャンプ』連載中の人気コミック。荒木は以前から原作のファンだったという。
荒木飛羽、連ドラ初主演は漫画原作
「表紙にひかれて読み始めたんですが、どんどん引き込まれていきました。大好きな作品です」
令児は母、ひきこもりの兄、認知症の祖母と田舎町で暮らす17歳の高校2年生。生まれ育った環境に嫌気が差し、絶望の淵にいたが、ある日、憧れのアイドル・青江ナギ(北野日奈子)に出会い、心中しようと川へ誘われる……。
複雑で闇が深い令児。この役をやりたいとは思っていたが、プレッシャーも大きかったという。
「ふだんはあまりないんですが、今回はすごく感じました。でも、それが逆に令児に合うんじゃないかと考えて。プレッシャーをうまく活かそうと演じています」
令児同様、高校2年生の荒木。学生生活はどんな感じだろう?
「僕は撮影で行けないんですけど、友達は花火やバーベキューをしているらしいです。友達と遊んだりしゃべったりするのって楽しいし、これが青春なのかな。でも勉強はしんどいです(笑)」
中でも大変な科目は、
「英語。でも将来絶対に役に立つと思うので、頑張ります!」
今作では川が重要なモチーフとして出てくるが、荒木も地元の川に思い出があるという。
「近所なので、登下校のときに毎日見ていました。友達と土手でサッカーや釣りをしたり、ひとりでただボーッとながめたり、僕にとってすごく身近な存在です」
令児を演じている間は日焼けをしたくないとのことで、現在、オフはもっぱらインドア派。
「サッカーやスケボー、釣りも好きなんですけど。最近は家でゲームをしたり映画を見ることが多いです。あとはギター。
Saucy Dogさんの『シンデレラボーイ』やMONGOL800さんの『小さな恋のうた』を練習してます。時間がなくてなかなか上達しないんですけど、楽しいです」
今作が連続ドラマ初主演。繊細な演技にも注目だ。
「ちょっとした手の震えや目元の表情、息遣いなどをていねいに演出していただいているので、細かいところまで見ていただけるとうれしいです。お楽しみに!」
9月28日で17歳、誕生日の楽しみといえば?
「毎年、家族でお祝いしているので、今年も楽しみです。いつもお母さんがケーキを買ってきてくれるんですよ。僕はモンブランが好きなんですけど、わりとアイスケーキとかが多いかな。お母さんのセンスで選んでくれるので、今年はどんなケーキかも楽しみですね」