「いつか反省してくれると信じていたけど、もう我慢できません……」
悔しさと悲しみに声を震わせる20代後半の1人の女性。一般女性のAさんは、ある男の度重なる卑劣な行為によって悲愴な思いを抱くこととなった─。
遡ること約2年。2020年10月、『文春オンライン』で驚きのニュースが報じられた。
「当時、ジャニーズJr.内のユニット『宇宙Six』に所属していた山本亮太さんが、風営法に基づく許可を得ていない“闇スロット”の店舗に通っていることが報じられました。記事では、複数の女性とホテルに入るなど遊び歩く彼の様子も取り上げられています。報道を受け、ジャニーズ事務所は山本さんとの専属契約を解除。事実上のクビですね」(スポーツ紙記者)
処分を受け一度は表舞台を去った山本だったが、翌月には新事務所での活動を開始。今年8月4日にはファッションイベント『KANSAI COLLECTION 2022』でパフォーマンスを披露し、現在は全国ダンスツアーの最中だ。心機一転、復帰を遂げているようだが、この山本こそがAさんを傷つけた張本人だった。
2人が出会ったのは、2017年の年末。きっかけは、友人に誘われて参加した“ホテル飲み会”だった。
「私と友人女性、山本と友人男性の男女2対2で飲みました。会う前に、山本は私の友人に私の顔写真を要求したと聞いています。私はもともとファンだったわけじゃないけれど、会話を重ねて仲よくなり、彼と関係を持つようになりました」(Aさん、以下同)
当初、山本に対して悪い感情は抱いていなかったという。
「都合の良い関係」と理解していた
「アイドルの仕事に関しては、ふつうに応援していました。邪魔をする気もいっさいなかったし、頑張ってほしいなと」
2018年に入ると、2人の距離はさらに縮まっていく。
「月に1回くらいのペースで、身体の関係を重ねていました。場所はラブホテルや私の家が多かったけど、カラオケボックスや漫画喫茶でことをすませる日も。彼の家に入れてもらったことは、一度もありません。彼が出演するライブや舞台、イベントなどに招待してくれることもあったけど、“都合のいい関係なんだ”って自分の中で理解はしていました。2018年の12月、彼が先輩の嵐さんの、地方でのコンサートにバックダンサーとして同行した際も、《違う部屋とれるなら》とホテルに来るよう誘われ、関係を持ちました」
ジャニーズ在籍時代から、なんとも奔放な山本。Aさんに対して、卑猥なメッセージを送ることもあったという。
「《ヤりてー》とか、ライブでの遠征中には《なんかエロい写メ送って笑》と猥褻な写真を求めるメッセージが届くことも。当時は私もまんざらでもなくて、応じてしまうこともありました」
関係を続ける中、2020年10月にあの“事件”が起きる。しかし、Aさんはその予兆を感じ取っていた。
「文春の報道を知ったときは、驚きました。でも、それ以前から、だんだんと彼の金遣いや女性関係のだらしなさを感じていたんです。その年の8月27日、彼と会うために連絡を取っていたら、《3Pすんならこい》《きたいなら2人の抜くしかない》って送られてきて……。彼の後輩と3人ですることを求められましたが、さすがに受け入れられず、その日は会いませんでした。でも、それ以降は頻繁に“3P”をせがまれるようになりました」
信じがたい要求だが、Aさんが山本に不信感を抱いた原因はこれだけではなかった。
Aさんが貸した数十万円はどこに
「過去、彼に頼まれて数十万円を貸したこともありました。最終的にそのお金は返してくれたけど、何に使っているのか詳しくは知らなかったので……」
“違法賭博”という、越えてはならない一線を越えてしまった山本。報道後、わずか1か月半で新活動を発表した際には、応援していたファンから《なめてんの?》《早すぎ》《まず謝って欲しかった》などの厳しい声が寄せられた。当時の彼の様子について、Aさんはこう語る。
「正直、関係を切ることも少し考えました。でも、割り切っていたとはいえ彼のことが好きな気持ちもあったし、あの報道でジャニーズをクビになったことで、“これまでの行いを悔い改めてくれるんじゃないか”って思ったんです。でも、それは甘い考えでした。報道後も、彼は反省している様子なんてまったくなくて……。違法なお店には行かなくなったようだけど、パチンコ店には頻繁に通い続けていました」
期待もむなしく、山本の生活ぶりは変わらなかった。Aさんはしばらく山本と距離を置いたが、やはり関係を断ち切ることはできず、昨年の7月から再び会うように。このころから、山本はまたもや周囲の大人たちを裏切る行動に出たのだった。
「以前はホテルなどで関係を持っていましたが、彼が新しい事務所で活動し始めてからは、スタッフのいない間を狙って事務所に呼び出され、そこで性行為を行うようになりました。彼からしたら、ラブホ代わりなんだと思います……」
ジャニーズ解雇後の活動を懸命に支えるスタッフに隠れて、新しい事務所を“根城”に。許しがたい行為だが、山本の暴走は止まらず……。
「性行為中、頻繁に首や肩、腕、太もも、おしりに噛みついてきて……。いろんなところに、何度もあざをつけられました。ほかにも、頭を思いっきり叩かれたり、首を強く絞められたり……。さすがに、恐怖を感じるようになりました。行為の最中、彼が自分のスマホで動画を撮ることもよくありました」
薬か金か、“4択”を迫ってきた山本
ステージ上でファンに向ける笑顔からは想像できない、常軌を逸した行動の数々。Aさんが関係に悩む中、山本は彼女にさらなる要求をぶつけたのだった。
「今年の4月、“お願いがある”と言って事務所に呼び出されました。不安な気持ちを抱きつつ向かうと、“俺のお願い、なんだと思う?”って。わからないと答えると、“じゃあヒントで、4択にしてあげる。A:おしっこを飲んでほしい B:お金を貸してほしい C:仮に俺がヤバい薬をやってるとして、一緒にやってほしい D:3Pしてほしい どれだと思う?”って聞いてきたんです。私が“3Pでしょ”って言ったら、“違う”と。最終的に、“50万円貸してほしい”って……。でも、そんなお金はなかったので断りました」
どうにか要求を逃れたAさん。以降、山本からの扱いはさらに雑になっていったという。
「その後も事務所に呼び出されることはあったけど、口での行為ですますように言われることが多くなりました。もちろん、曖昧な気持ちでずるずると関係を続けてしまった私も悪いと思います。でも、“もうまともな考えに改まることはないんだな”って、悲しい気持ちとともに、彼のことが怖くなりました……」
時折、声を詰まらせながら、悲痛な胸の内を明かしたAさん。にわかには信じがたいエピソードの数々だが、週刊女性編集部は、彼女の言葉を裏付ける音声や写真、動画、山本とのLINEの内容を詳細に確認している。
周りのスタッフは、山本の暴走をどこまで把握しているのか。8月下旬、所属事務所に問い合わせると、代表を務める男性が取材に応じた。
Aさんとは「合意のもと」
─山本さんが、事務所内でAさんという女性と性行為に及んだと聞いています。
「弊社としては認識をしておりませんが、プライベートは本人にお任せしております」
事務所内での性行為も、あくまで“プライベート”として認識し、本人に任せているという。
─ジャニーズ事務所に在籍していたころも、ホテルの別の階に部屋を取らせるなどして関係を持っていたそうですが。
「ジャニーズ事務所在籍時につきましては、お答えができかねます」
─性行為中に、痕がつくほど噛みつく、頭を叩く、首を強く絞めるなどの暴力行為を働いていたそうですが、これらの行為は合意のもとで行われたとの認識でしょうか?
「Aさんの発言が事実であれば、合意のもとでのことだと思います」
─《3Pすんならこい》《エロい写メ送って》などといったメッセージを送っていたことも確認しています。
「プライベートは本人にお任せしております」
─過去には、数十万円の金銭を借りていた時期もあったようですが。
「現状、Aさんとの金銭の貸し借りはございません」
最後までAさんへの謝罪はなく
─今年4月、「50万円を貸してくれないか」と相談し、その際に“おしっこを飲んでほしい”“仮にヤバい薬をやってるとして、一緒にやってほしい”“3Pしてほしい”などといった選択肢を交えながら話をしたとも。
「そのような内容を実際に行った事実はございません」
4択で選択肢に挙げた内容を実行に移した事実はないとしながらも、山本の発言自体は否定しなかった。
所属事務所を通じ、一部明言を避けつつ、最後まで山本はAさんに対する謝罪の言葉を寄せることはなかった。
Aさんは回答内容を聞き、落胆した様子を隠さずこう話す。
「正直、呆れました。結局、逃げているだけに見えます……。でも、ある意味彼らしいというか、“まあ、こう言うんだろうな”とは思ってました。スタッフのいない事務所に女性を連れ込んで、性行為を持つのが、単なる“プライベート”というのは、理解できませんけど……」
山本は『文春オンライン』の報道後、活動を再開してからのインタビューで《自業自得だった》《ファンの皆さんの期待を裏切ってしまった》と反省を述べたうえで、
《ある意味“縛り”がなくなったので、やれることをもっと自由にやりたいです。ファンのみんなにも頑張ってついてきてほしいです》
と語った。山本の考える“自由”に、はたしてファンはついてくるのか……。