かつて、名古屋・錦で「日本一のカリスマキャバ嬢」として人気を博した実業家のエンリケ。8月24日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に、経営するシャンパンサロンで男性の死亡事故が起こっていたと大々的に報じられ、9月8日には、同誌により、出資法違反の疑いと返金トラブルという新たな問題も浮上した。
エンリケは現在、SNSの更新をストップさせ、沈黙を続けているが、ここにきて、“ガーシー”こと暴露系YouTuberで参議院議員の東谷義和氏が、エンリケに“ガーシー砲”を炸裂させ、ネット上で波紋を呼んでいる。
出資法違反の疑惑
2019年11月にキャバ嬢を引退したエンリケは、現在、「エンリケ空間」の代表として、脱毛サロン、シャンパンサロン、高級寿司店、セルフエステサロン、買取サービスなど、さまざまなビジネスを展開している。
「一方プライベートでは、2020年元日に結婚を電撃発表。そのお相手は、もともと店の客だったという経営者の通称『ブタさん』です。エンリケは、顔は非公開ながらブタさんを自身のYouTubeチャンネルに登場させ、一方のブタさんもインスタグラムで『エンリケ空間』の事業に関する情報を積極的に発信。2人は夫婦であるとともに、ビジネスパートナーという印象でした」(芸能ライター)
エンリケ経営のシャンパンサロンで、6月に男性の死亡事故が起こっていたと「文春」に報じられた際は、エンリケがYouTubeに謝罪動画をアップする一方、ブタさんはインスタグラムのストーリーズで、報道内容に苦言を呈し、当日の詳細を明かしていた。
「『文春』によると、シャンパンサロンに“飲み要員”として初めて訪れた男性・Yさんが、午後11時頃に泥酔。スタッフがYさんをエアコンのない更衣室に運び入れ、閉店後の午前3時頃に様子をうかがうと、そこには変わり果てたYさんがいたそうです。警察はYさんの遺族に、『保護責任者遺棄容疑を視野に捜査を進める』とも説明したとか。エンリケは、自身の店で死亡者を出したこと、またこの事故の直後に海外旅行へ出かけていたことで大炎上を巻き起こしました。
エンリケはこうした世間の反応を受け、謝罪しましたが、ブタさんはストーリーズで『誹謗中傷は犯罪です 侮辱罪が厳罰化されました 誹謗中傷は全てスクショ済み 然るべき処置をどんなに金がかかっても必ずとります 誹謗中傷してたやつは覚悟しとけ!!』と息を巻き、当日の様子を振り返りながら、スタッフの対応は適切だったとアピール。また、警察に口止めされた内容を『文春』に漏らした関係者がいると、怒りをあらわにしていたんです」(同・前)
ブタさんは、エンリケの謝罪動画を勝手に削除するなど、一貫して自身らに非がないことを主張していたが、そんな中、「文春」が、出資法違反の疑いと返金トラブルという新たな問題をスクープした。
「文春」によると、ブタさんが「エンリケ空間」で行っている、“買取パートナー”という事業に出資法違反の疑惑があるとのこと。これは、契約者のお金で購入したブランド品を「エンリケ空間」が買い取る事業で、指定の口座に現金を振り込みさえすれば、半年後に12%の利益を上乗せして返金されるという夢のような仕組みだそうだ。
「同誌に登場した契約者Yさんによると、今年2月に10万円を振り込み、8月には11万2,000円が返金されるはずだったものの、契約は果たされないままだとか。エンリケサイドは、返金トラブルが発生していることは認めつつ、出資法違反には当たらないとしています。
しかし、エンリケは報道後、SNSの更新をせず沈黙したまま。ブタさんは、9月12日に何らかの発表を行うと告知しましたが、延期されたようです。なお、2人はいつの間にかインスタの相互フォローを解除。というか、ブタさんはすべての人のフォローを外してしまいました」(ウェブメディア編集者)
そんな中、ガーシーがエンリケ夫妻をめぐる騒動に“参戦”したというから驚きだ。9月13日、インスタライブ内で、2人が近々離婚する予定だと暴露したのである。
「ガーシーいわく、ブタさんは買取パートナーで、『ポンジ・スキーム』という手法を用いた詐欺を働いていたそう。一般社団法人金融リテラシー協会の公式サイトによると、ポンジ・スキームとは、≪「出資を募り、運用益を配当金として支払う」と言って資金を集め、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法≫で、≪投資詐欺のほとんどが、「ポンジ・スキーム」と呼ばれる手法で被害に遭っています≫と説明されています。
エンリケは、『ポンジ・スキーム』によって、契約者から金銭を巻き上げているブタさんにブチギレているといい、≪(2人は)完全に決裂するそうです。まぁ離婚するってことですね。もう今一緒に住んでないんじゃないかって(情報提供者が)言ってました≫とか。なお、被害総額は10億円近くになるんじゃないかという話もあるようです」(同・前)
夫には過去、詐欺での逮捕歴が
この話を裏付ける確固たる証拠は提示されなかったが、もし事実の場合、エンリケもブタさんに騙されていた可能性がある。
しかしガーシーは、エンリケがブタさんに責任転嫁をするため、離婚に踏み切ろうとしているのではないかとにらんでいるそうで、≪(買取パートナーは)エンリケの名前も使ってるから。夫婦であった以上、知らぬ存ぜぬは通らない≫とぴしゃり。
シャンパンサロンでの死亡事故直後に海外旅行へ行ったことも踏まえ、≪彼女も叩かれるべきだ≫と意見した。
「ガーシーによると、ブタさんには過去、詐欺での逮捕歴があるといいます。2019年11月発売の『実話ナックルズ』(大洋図書)は、エンリケとブタさんと見られる男性のツーショット写真を掲載し、公表はしていないものの2人は結婚しており、男性は過去に詐欺及び詐欺未遂で逮捕されたと報道。発売当時である現在も、別のエステ詐欺事件への関与が疑われているとも伝えていました。
ガーシーいわく、エンリケはブタさんの逮捕歴を知ったうえで結婚したそう。自身の事業で詐欺行為を働くリスクを放置したという責任があると感じたのか、エンリケは被害総額とされる10億円の半分を背負うべきと、持論を展開しました」(同・前)
ガーシーは、エンリケ夫婦をめぐるトラブルに、当初参戦するつもりはなかったというが、配信で話しをするうちにヒートアップしたようで、エンリケに、ブランド品を大黒屋で売って金を工面しろとまで助言していた。
「ガーシーの話がすべて事実であれば、エンリケはいまだかつてない窮地に立たされているといえます。彼女の売りは、なんといってもSNSやYouTubeを通して披露する“豪勢な暮らしぶり”で、そこに憧れるキャバ嬢や女性がファン層だった。
多額の借金を背負って、今の暮らしを維持できなくなり、カリスマのメッキがはげると、ファンは一斉に離れていくでしょう。そもそも、死亡事故後の対応や出資法違反疑惑が出た時点で、すでにファンを辞めたという人も多そうですが……」(ウェブライター)
ガーシーは、エンリケ夫婦が泥沼になるとも予想していたが、いまは延期されているブタさんからの“発表”を待ちたい。