新しい地図を立ち上げて9月22日に5周年を迎える草なぎ剛。主演映画にギターライブ、勝負飯から愛犬クルミちゃんことまで、近況をじっくりインタビュー!
――映画『サバカン SABAKAN』が好評です。映画を見た感想はいかがですか?
「子どもたちの純粋無垢な演技が心を打つというか、内容自体は悲劇的な出来事もあるんですけど、子どものリアルな日常が描かれていて見終わった後、心が洗われるようなすてきな映画でした」
――語り手の草なぎさんの声にも癒されました。
「ありがとうございます。『ブラタモリ』もやってるのでよろしくお願いします(笑)。でも、見てくださった方たちから本当によかったって言っていただくので、まだという方もぜひ見てほしいです」
ギターを通して出会いがあって人生が豊かになった
――8月31日、9月1日には『はっぴょう会2』が開催されました。
「今回は3年ぶりで、もう少し早くやりたかったという思いもあるんですけど、2回目ができたことが本当にうれしくて。
素人に毛が生えたような初心者の僕が、名だたる有名ミュージシャンの方たちと同じステージで演奏できるなんてすごいことですよね。本当にギターを好きになってよかった。ギターを通していろんな人に出会って、僕の人生が豊かになりました」
――10月1日からは三谷幸喜さん演出・脚本の『burst!〜危険なふたり〜』で、香取さんと二人芝居も。7年ぶりの上演ですね?
「慎吾とふたりの芝居で、また再演できるというのは特別な思いがありますね。あれから7年もたってるし、ふたりの空気感がどうなっているのか楽しみです」
――息の合わないふたりがストーリーの軸になっていますが、逆に香取さんと“気が合うな”と思うのはどんなところですか?
「ないかな(笑)。ないというか、何を考えてるかっていうのはだいたいわかるんだけど、好みがまったく違うふたりだから。それが逆にいいというか、好みが違うから刺激があるし、その違うところをお互い楽しめてるんですよね。……ってことは、すごく気が合ってるのかもしれない(笑)」
僕の勝負飯!
「気合入れるときに食べる勝負飯? 僕、スープが好きなんです。身体があたたまるし。だから、自分でスープを作って持っていったりしてます。キャンプに持っていくようなスープジャーにショウガとか、ちょっとニンニクを入れたりして。食べると元気になるんですよね。それにおにぎりがあればもう満足(笑)。それが僕の勝負飯です」
1本のギターでいろんな音色が奏でられる
「ギターは弾いていて楽しいですね。コードを鳴らすだけで誰でも曲が作れちゃうんですよ。1弦から6弦まであって、フレットが20いくつあって、それだけで無限にいろんな曲が弾けるっていう。
弾き方だってピックを使ってもいいし、アルペジオでもいいし、ストロークでもいい。ジャンルもブルースやカントリー、ファンクもあって、1本のギターなのにすごくないですか? だから興味が尽きないんです」
レオンは来年で3歳!
「レオンが生まれたのが‘20年3月だから、来年で3歳になります。月日が経つのは早いなあ。レオンが生まれたときコロナ禍だったんですけど、レオンの子育てをして過ごしたおかげで、苦しい時期を乗り越えられたと思っています。新しい地図が5周年を迎えるんですけど、奇しくもクルミちゃんも5歳。新しい地図が始まったときからずっと一緒にいてくれてるからもう感謝感謝です」
インスタ投稿が増えました
「最近、マキナ67というカメラを買ったんですけど、それでインスタ投稿が増えました(笑)。味があって撮る人によって全然違うんです。スマホとはまた違う、シャッターの重みみたいなものを感じられてすごく楽しいですよ。フィルムカメラだから、失敗もあるけど、出来上がりを待つのも楽しみのひとつ。ゴロさんは暗室を作ったけど、僕は撮る専門です(笑)」
撮影/廣瀬靖士 取材・文/花村扶美 ヘアメイク/荒川英亮 スタイリスト/黒澤彰乃 撮影協力/プラチノ桜新町店