9月13日に放送された、Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい1時間SP』(TBS系)のダンス対決企画で、ドラマの収録などで忙しく練習に参加できなかった、目黒蓮(25)へのメンバーの気づかいが多くの視聴者の胸を打ったようだ。
『それスノ』ゴールデン進出
今回の放送は、グループ初となるプライム帯での特番で、“9人ダンス日本決定戦”と題し、世界的ダンサー兼振付師のTAKAHIRO(41)率いるダンス最強芸能人チーム、今年の全国高等学校ダンス部選手権で優勝した山村国際高等学校ダンス部と、Snow Manのメンバーがダンスバトルを繰り広げるというもの。
対決チームの発表から決戦の日まで、練習期間は3週間あったが、Snow Manが練習を開始したのは本番の10日前。さらに、それぞれの仕事の関係上、メンバーが全員で集合できるのは、本番までに2回しかないという大きなハンデが。目黒は「1回1回をけっこう大事にやらないと。本気出してがんばります」と気合を入れていた。
しかし、本番が翌日に迫った2回目の全体練習を目黒は欠席。仕事が忙しく参加できなかったため、当日の朝、他のメンバーより2時間早く学校に入り、振り付けを確認。スタッフに「今100点中何点?」と問われると「20点」と答え、「これメンバーとやると、めっちゃ景色変わる」と、メンバーと練習ができなかった不安を吐露した。
そして、目黒が「いったん休憩しますか」と、ひと息ついたとき、集合1時間前にメンバーがサプライズ合流。佐久間大介(30)が「おまえだけ練習させるわけねぇだろ!」と声を掛けると、目黒はカメラに向かって、「今から休憩しようとしてたこと言わない方がいいよね?」と照れ笑いを浮かべていた。
また、スタジオでVTRを見ていた目黒は「来てくれたんだ」と、涙ぐんで当時を思い出している様子。喜びを噛みしめているような表情でモニターを見つめていた。そんなリアクションに、阿部亮平(28)は「スゴい気にかけてたんだ」と、目黒の気づかいをあらためて知り、メンバーたちは目を合わせて笑顔を浮かべていた。
初めて9人が揃って通しのリハーサルをしたのが、本番の2時間前という、圧倒的に不利な状況のSnow Manだったが、本番ではジャニーズ最強ダンスグループとして、息の合ったパーフェクトなダンスを披露。審査員長のSAM(60)が「想像を遥かに超える見せ方」と絶賛し、見事優勝を掴み取った。
視聴者のツイッター上での反響は、「目黒君のパフォーマンス、忙しい中であそこまで仕上げたのはスゴいと思った。結果が発表されたときに目が潤んでいたのは、足を引っ張ってはいけないとのプレッシャーの上で、きちんと出来たからだったのかなと思う」などと、ピンチを乗り越えた目黒の努力に称賛の声を寄せていた。
目黒は少ない練習時間の中で、メンバーのセンターに立って役割を果たした。感動の内容でゴールデン進出に弾みをつけたが、気になったのはメンバーのスケジュール調整。
俳優業が順調で多忙な目黒
ゴールデンになれば尺は長くなり、バラエティや舞台、ドラマの仕事などで欠席するメンバーが出るのは避けられないだろう。
特に目黒は俳優業が好調で、10月3日にスタートする、福原遥(24)主演のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で、航空大学校生・柏木弘明役で出演することが決まっている。
朝ドラは約9か月と撮影期間が長いうえ、ロケ場所が北海道の帯広なので、現地に入ってしまうと拘束時間も長そうだ。
さらに、10月6日にスタートする川口春奈(27)主演の秋ドラマ『silent』(フジテレビ系)では、主人公の元恋人・佐倉想役で出演。若年発症型両側性感音難聴を患い、聴力をほとんど失っているという難しい役柄に挑戦する。
目黒が全体練習に参加できなかったのは、2つのドラマを掛け持ちしていたせいだろう。
今回の特番の反響は大きく、単発とはいえ、大手スポンサー企業が多数付いていた。『それスノ』のプライム・ゴールデン枠への進出は、早ければ来年の春だろうが、目黒だけでなく、ほかのメンバーも引っ張りだこになっているだろう。そのときのスケジュール調整が気になるところだ。