8月22日、ハリウッドスターであるブラッド・ピット(58)の姿が都内の寺院にあった。コバルトブルーの瞳が、じっと燃え盛る炎を見つめる。
映画のPRで来日、『EDWIN』じゃないデニム購入
「伊坂幸太郎さんの小説が原作のアメリカ映画『ブレット・トレイン』で主演を務めたブラピが、PRのため来日していました。ブラピが演じるのは、世界一運の悪い殺し屋。自身も“前厄”ということで、護摩祈とうによる厄除けを体験しました」(スポーツ紙記者)
日本が舞台の同作は、東京発の高速列車の中で、10人の殺し屋たちが死闘を繰り広げる“弾丸”ミステリーアクション。9月1日に公開されて、18日までの動員数は72万人、興行収入10億円を突破した。
「トム・クルーズが主演の映画『トップガン マーヴェリック』は、5月に公開されてから9月18日までに790万人を動員し、興行収入は126億円を記録しています。
その勢いには届きませんが、洋画で興行収入が10億円を超えた作品は、ここ数年そう多くありません。健闘しているといえますよ」(映画ライター)
ブラピはこれまで数多くの世界的大ヒット映画に出演。
「“謎のカリスマ”を演じた『ファイト・クラブ』での男らしい姿に、誰もが憧れたはず。
正統派イケメンとして注目され、セックスシンボルのように扱われたりもしましたが、圧倒的な演技力で一時代を築いたハリウッド俳優です。
映画祭では『ブリオーニ』などの高級スーツ姿が印象的ですが、日本ではアメカジのイメージも強いでしょう。ジーンズのCMに出演していましたからね」(同・映画ライター)
岡山発のアパレルブランド
'97年に発売された日本のデニムメーカー『エドウイン』の定番ジーンズ『503』のCMに出演していたブラピ。ギターを弾きながら、
「ゴーマリサン~」
と歌う姿を覚えている人も多いのでは。
「ブラピが歌うCMを見て、私もまねしていました(笑)。でも、プライベートではニューヨークやロサンゼルスのデニムブランドなんかを愛用しています。今回の来日中も、デニムを買っていったそうですが……」(スタイリスト)
やっぱり『エドウイン』のジーンズを買ったの?
「いやいや(笑)。『キャピタル』という岡山発のアパレルブランドだと聞いています。東京の恵比寿にある店舗を訪れたそうです」(同・前)
岡山といえば、たしかに国産デニムの生産地として知られているけど、
「“岡山デニム”を代表するブランドのひとつが『キャピタル』です。デニムを中心としたカジュアルウエアを展開しており、国内だけでなく、海外の著名人も愛用する人気ブランド。デニムは縫製もシッカリした上質な作りです」(ファッション誌編集者)
気になるのは、ブラピが何を買ったのか。居合わせたという客に聞くと、
「3万5000円の着物風デニムシャツや5万円するパッチワークシャツ、2000円のソックスなんかを選んでいました。デニムは『キャピタル』でも定番のストレートジーンズを買っていましたね。
滞在時間は30分ほどで、計70万円ぐらいだったようです。次々と選んで買っていく姿はまさに“セレブ買い”のひと言。圧巻でした」
スターは買い物も“弾丸”のように済ませるのだ!