Hey!Say!JUMP

 CDデビュー15周年を迎えるHey! Say! JUMPのライブツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2022 FILMUSIC!』東京公演、観客を魅了したライブの様子をレポート。

「俺たちと遊ぼうか!」

 山田涼介の第一声に大きな拍手で応える客席。CDデビュー15周年を迎えるHey! Say! JUMPが、9月18日に『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2022 FILMUSIC!』東京公演を開催した。

 会場は今年8月に開業したばかりの有明アリーナ。ジャニーズで初めてこのステージに立った彼らは、ボリューム&ラブたっぷりのライブで観客を魅了した。

“音楽×映画”をコンセプトにした最新アルバム『FILMUSIC!』をひっさげての今ツアー。スクリーンには、日本人アーティスト初となる“バーチャルセットシステム”を使用したまったく新しいエンターテインメントの世界が広がる。

 最新の3D技術や高性能なコンピューターによって、リアルタイムのパフォーマンスが映画のようなドラマチックさで映し出されていくのだ。

 もちろん、とびっきり笑わせてくれるコーナーも健在。知念侑李が振り付けを担当した『業務☆スーパーマン』では、黄色いエプロンを着けた7人がコミカルにノリノリダンス。キュート全開!

Hey!Say!JUMP

 が、このとき大事件が起きていたことが、MCコーナーで発覚。

「山田、カンチョーしたな!」

 と、有岡大貴が衝撃発言を!

15年たってカンチョーの話で盛り上がるとは……

 遠い目で無反応の山田に、中島裕翔が

「有岡さんから、おまえカンチョーしただろうと……」

 と伝言ゲーム。すると山田も

「だって、俺の前に大ちゃんがいるわけよ。“カンチョーしてください”って言ってますよね」

 V字形に整列してお辞儀するフリなので、前の人のお尻が目の前にくるのだ。振り付けの知念が

「有明からカンチョーありにしましょう!」

 と承認し、全員でフリを再現することに。そして全員が前の人にカンチョー。先頭の伊野尾慧は「俺、やられてるだけじゃん」とプンプンしつつ、「やってもらえなくてかわいそう」と最後尾の高木を思いやる(?)。高木雄也も爆笑しつつ、「やってもらいたいなあ」と羨望の眼差し!?

「15年たってカンチョーの話で盛り上がるとはねえ」

 と、感慨にふける最年長・薮宏太であった……。

Hey!Say!JUMP

 クール&ワイルドなダンスや伸びやかな歌声、胸キュンキラーワードが光る楽曲を集めた15周年記念メドレーまで。15年間の集大成を見せつけた圧巻のステージ。夕景の街を映し出すスクリーンをバックに7人が整列する姿は、神々しいほどの存在感だった。

 アンコールではツアーTシャツ&デニムで登場。伊野尾の肩を抱いて歌う中島。束ねた髪がセクシーな高木や、前髪上げスタイルが凛々しい山田。知念はタオルを全力で振り回し、薮は汗だくで熱唱。有岡の笑顔がはちきれそうだ。

「最高の景色をありがとう!」

 と声の限り叫ぶ中島に、“こちらこそ!”と、会場全体が心の中で返事をしていたに違いない。