週刊女性でもおなじみの骨格矯正士・清水ろっかんさんが、これまでの「ろっかん式」メソッドの集大成ともいえる『7つの長生き整体』（主婦と生活社）を出版した。
あらゆる不調の改善が期待できるセルフ整体方法！
頭、目、耳、口、お腹、腰、ひざと7つの部位別のセルフ矯正を紹介し、あらゆる不調の改善が期待できると評判だ。
「痛みや不調、たるみなどを改善するために、表面的にアプローチするだけでは、根本的な解決にはなりません。『長生き整体』では骨格や筋肉にアプローチすることで、ゆがみを整え、緊張がほぐれ、血流がよくなって、不調が解消していくのです」（ろっかんさん）
もともとは小顔やスタイル改善など美容整体をメインに行い、俳優やモデルから支持されていたろっかんさん。しかし、施術後に「頭痛がなくなった」「腰痛が消えた」といった声が多く、「美容と健康は直結している」と確信したという。
「逆に身体のゆがみを直すことで、顔のたるみが改善したり、目が大きくなったり、ヒップアップしたり、ウエストが細くなるといった効果も期待できます」
今回、本で紹介しているセルフ矯正は、どれも1分でできる簡単なものばかり。どれか1つでもいいので、毎日続けることが“長生き”につながるという。
「現代人はストレスにさらされていて、身体がこわばり、血流が悪くなって、それがゆがみや痛みにもつながっています。『長生き整体』のセルフ矯正を行うことで、身体がほぐれ、副交感神経が優位になると、リラックスできてメンタルも安定します。最近は心を静めるために瞑想を行っている人もいますが、1日1分『長生き整体』を実践すれば、精神が安定するでしょう」
実際に『長生き整体』を続けている人からは、「ポジティブ思考になった」「やる気が出てきた」「明るくなった」といった声も多く届いているそう。
セルフ矯正でメンタルも整える！
腰痛や肩こり、ひざ痛が改善するだけでなく、メンタルの調整もしてくれるので、ネガティブになりやすい人にもおすすめだ。
また、40歳を過ぎると増える「頻尿」にも『長生き整体』が役立つ。
「頻尿の原因は加齢によって膀胱の容量が小さくなることです。お腹をほぐして、骨盤底筋群を鍛えれば、膀胱のスペースが広がって、夜中にトイレに起きることもなくなるでしょう」
漫画家が実践して効果を実感！
週刊女性で『アラフィフヴィジュアル系』を好評連載中の漫画家・かなつ久美先生も「ろっかん式」長生き整体を実践。
「職業病の首こりと腰痛に悩まされてきたけれど……驚くほどラクになってびっくり！」
と、効果を実感した。
「漫画を描くときは長時間同じ姿勢で集中しているので、首こりと腰痛に悩まされてきました。でも毎日「長生き整体」をしてみると、驚くほどラクになってビックリ！ 特に腰を伸ばす動きが気持ちよくて、ほぐれているのを実感しています。
ひざゆるめは座ったままできるので、仕事の合間に実践しています。『長生き整体』を続けていると、これから先も元気に漫画が描けそうです！」
今回は、『長生き整体』の中から、ひざ痛、腰痛、頻尿改善が期待できるセルフ矯正を紹介。1日1分の実践でその効果を感じてみよう！
やってみよう！長生き整体〈１〉お腹ほぐし
骨盤底筋群を鍛える。頻尿を改善し、夜中にトイレで目覚めることが少なくなる。
〈1〉あおむけになって、両足を肩幅の広さに広げ、ひざを立てる。
〈2〉お尻をぐっと上げ、腰を持ち上げる。
〈3〉両方のひざ頭同士を強く押しつけ、その状態を30秒ほど保つ。
やってみよう！長生き整体〈２〉ひざゆるめ
太ももとひざのお皿をゆるめる。筋肉をゆるめることでこわばりが取れ、ラクに。
〈1〉ベッドに座り、片側の足をベッドに乗せ、ひざを曲げ、手で押さえながら倒していく。足首に痛みを感じる場合は下にタオルを置いてもいい。
〈2〉片手でひざを、もうー方の手で足首を押さえ、ひざをベッドに押しつけるようにして太ももを伸ばす。そのまま30秒ほどキープ。逆側の足も同様に。
やってみよう！長生き整体〈３〉腰伸ばし
同じ姿勢でつらくなった腰が一瞬で気持ちよくなる、腰ラクストレッチ！
〈1〉両足をそろえるか、こぶし1つほど開いて立ち、両手を腰に当てる。
〈2〉立って腰に手を当てたまま、腰を前に突き出すようにする。
〈3〉腰を前に突き出したまま、手で腰を押し下げながら、上半身を右に倒す。そのまま20秒ほどキープ。次に左に倒して20秒キープ。
教えてくれたのは……
しみず・ろっかん○骨格矯正士。体幹整体サロン『ろっかん塾』主宰。30年以上にわたり、他に類を見ない独特の骨格矯正による美容メニューを次々に開発。その高い技術力が芸能関係者に口コミで広まり、多くのメディアに取り上げられる。著書は『眼圧リセット』（飛鳥新社）、『坐骨に敷くどこでも腰楽パッド』（主婦と生活社）ほか多数。
取材・文／紀和 静 モデル／堀井香那 撮影／山田智絵